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中国ドラマ「秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~」第43話 あらすじ

2017年03月23日 14時22分37秒 | 秀麗伝(中)

「増幅する妬み」


麗華に暴言を吐いた臙脂に怒る劉秀。劉秀は臙脂を処罰しようと思うが、麗華は「許してやって、私は彼女をつらい目に遭わせた。恨まれて当然よ。臙脂に子供を返すわ。それで私も埋め合わせができる」と頼む。陰興は臙脂が羽林軍に阻まれず西宮に入れたのは妙、事前に仕組まれたのかと、と話す。
身重の麗華を宮中に置いておけないと思った劉秀は、危険を避けるため、墓参りを兼ねて麗華と南陽へ行くことに。


「皇帝が皇后ではなく貴人を連れて帰郷とは。過家を馬鹿にしている」と言う過主。過珊彤は「すべて母上の悪巧みのせいです。陛下と彼女の仲も裂けず、お腹の子も無事。むしろ私が“狭量で腹黒い”そんな印象を与えてしまった」と言う。「母上を責めるのは間違っている。夫の心は自分でつかむべきだ」と言う過康。過珊彤は「兄上に何が分かるの?陛下と陰麗華は幼なじみだけど、私と陛下にも長年連れ添った情はある。陛下が冷たいのは母上と兄上の策が裏目に出て、そのしわ寄せが私に。もう放っておいて」と言い返す。

過主は「お黙り」と一喝する。陰麗華をのさばらせたのはお前、過家の後ろ盾もなく皇后になれた?私たちと手を切れば皇后の座を失うわよ、と。過康も「悔しいのは分かる。母上が焦るのは、お前を思ってのことだ。陰麗華を抑え込まねば皇后の座は守れないのだぞ」と言う。


故郷に戻った劉秀は親族たちから歓迎される。劉縯の話になり「家族は永遠に離れない。縁兄上や元姉上はずっと心の中にいる」と言う劉秀。
一族は数年来の蔡陽に対する劉秀の恩情に感謝していた。


劉秀は麗華の脚を洗う。「皇宮を離れているけど、あなたは漢の皇帝よ。人の脚を洗ってると世に知れたら、威厳を損ねるわ」と言う麗華。劉秀は「構わぬ。天子も人間だ。子供の父親でもある」と言う。さらに「よく想像していた。君と2人、この小さな家で慎ましく暮らすことを。夫婦で助け合い生きていく。だが夢は往々にしてかなわぬものだ。今はただ君と時を共有できれば満足だ」と言う劉秀。

麗華は「お腹の子は男と女、どっちだと思う?」と聞く。劉秀は「たぶん男だ。大きくなったら君を守ってくれるだろう」と答える。
お腹の子が動き「息子よ、父上だぞ」と劉秀が言う。さらに動き、父親の声が聞こえたようだと劉秀は喜ぶ。「無邪気ね、もう3人も子がいるくせに」と笑いながら言う麗華。劉秀は「君との子は初めてだ」と言う。


劉秀は出征する時も麗華を帯同する。
建武4年、麗華は軍幕の中で初めての子・劉陽を産む。「君との子供はたくさん欲しいな」と麗華に言う劉秀。


2年に及ぶ血戦で、劉秀は中原の強敵を次々に撃破する。
「隴西王の依頼を受けて、陛下と結盟に参りました」と言う馬援。麗華が「馬殿にご挨拶を」と言うと、馬援が「私をご存知で?」と聞く。麗華は「お噂はかねがね。お会いできて光栄です」と答える。


使節との会食に、皇后の自分ではなく麗華を同伴させたことが許せない過珊彤。過主は「お前は国母でしょう。我慢せねば対面を保てなくなるわ」となだめる。それでも過珊彤は「私はひたすら耐え続けてきたのに、陛下は皇后の対面すら顧みません。常に陰麗華をそばに置く。あの女を増長させてなるものですか」と怒りが収まらない。過主は「お前は皇太子の世話を。陰麗華は私が何とかする」と言う。


麗華のいる西宮に過珊彤が訪ねてくる。「お姉様が床に伏せていると聞き、皇子の様子を見に来たの」と言う過珊彤。過珊彤は皇子が見当たらず「第四皇子の劉陽は?」と聞く。麗華は「義姉・湖陽公主の家へ陛下と行きました」と答える。過珊彤が「陛下は劉陽を溺愛しているわね。お姉様のお加減はどう?古傷は傷まない?」と言う。「平気です、お気遣いに感謝を」と言う麗華。

過珊彤は溜め息をつくと「陛下も身勝手ね。遠征や外臣の接待にまでお姉様を連れ出すとは。体調を崩すのも無理ないわ」と言う。なのに臣下たちはお姉様の苦労も知らず陛下に不満を募らせている、戦や政に女子を関与させていると、と。麗華は「存じませんでした。教えていただき感謝します。侍医によると、また身ごもったようなので、当分はおとなしくしています」と言う。顔を引きつらせながら「それは…おめでとう」と言う過珊彤。


建武5年。干ばつと蝗害に見舞われる。

陰興が「隗囂が竇融を引き込もうと、河西に使者を遣わした」と麗華に伝えに来る。「民の救済で忙しいのに、また賊徒の蠢動?やっぱり隗囂は曲者ね。漢との結盟は単なる一時しのぎで、服従する気はないのよ」と言う麗華。長安で始末しておけばよかったと。陰興は「竇融は漢に傾いているが、河西と洛陽は天水に阻まれ連携が取りにくい。隗囂が叛旗を翻せば厄介なことに」と話す。

漢と蜀が戦になれば河西の竇融が勝敗を握ることになるため、陰興は「竇融の懐柔を提言しては?」と言う。「陛下だって分かっているわ。問題は竇融が漢に降るか背くかよ」と言う麗華。


劉秀は竇融に詔書を送ることにする。それを読んだ鄧晨は「すばらしい詔書です。竇融は必ず陛下に帰順します」と言う。


劉秀は麗華に「よい知らせがある。鄧禹が延岑の反乱軍を撃破した」と話す。鄧禹が立ち直ったことを麗華は喜ぶ。
麗華は「太学を再建する件だけど、大臣の奏上を読んで気付いた点が。あの奏上には…」と言う。


雲台殿への出入りが許可制になる。過主は「陰麗華は雲台殿で守られているけど、他の者はどう?全員は守れないわ」と過珊彤と過康に言う。南陽や潁川の諸将を陥れてその勢力をそげば、陰麗華を守ろうにも劉秀は打つ手がなくなると。


劉秀による奇策と用兵術の下、呉漢や耿弇、馬武を始め王覇や蓋延などの将領も本領を発揮する。
東南北に割拠する勢力を前後して撃破すると、中原の統一は目前となった。


朝廷。「地方の官吏より奏上がありました。長安の馮将軍が“威陽王”と称して威権を張り、専制を行なって民を帰心させ、謀反を企てているとか」と劉秀に伝えられる。


馮異の件は麗華の耳にも届く。関中を平定できたのは馮異のおかげ、言いがかりだと怒る麗華。「彼は陛下の長年の戦友よ。3年前は2万で強敵を討ち、半年足らずで関中を平定したのよ。こんな英雄を中傷するなんて」と。
麗華から劉秀に会いに行こうとしたところに劉秀が来る。

劉秀は麗華を落ち着かせ「河北での苦労を覚えているか?」と聞く。「思い出話で河北の諸将をなだめるの?」と言う麗華。劉秀は「数日後、任光が凱旋する時がいい機会だ」と話す。


劉秀は諸将たちに「今日は任光の労をねぎらう宴だが、兄弟たちにも集まってもらった。皆、河北で共に戦った仲間ばかりだ。礼儀は気にせず、楽しんでくれ」と言う。
王覇が「陛下、陰貴人は来ないのですか?」と聞く。そこに麗華が陰戟として現れる。「みんな、河北で苦労を共にした兄弟たちよ。だから貴人としてではなく、陰戟として列席するわ」と言う麗華。任光は「その姿を見ると、当時を思い出します」と言う。

「河北で戦っていた頃は、食事も満足にできなかった」と言う王覇。麗華は「そうね、王郎の追っ手を逃れて信都に着くまで、苦しい道のりだった」と言う。劉秀は「あの頃の朕は、今までで一番憔悴していた。仲間の助けがなければ生きておらぬ」と話す。
皆と酒を飲んだあと「思えば無謀だったな。兵馬も食糧も持たず…馮異の豆粥がなければ朕は今頃、あの世にいる」と言う劉秀。麗華は笑いながら「無蔞亭の豆粥をご記憶で?では滹沱河の麦飯は?」と聞く。

うなずいた劉秀は「覚えている。馮異のおかげで何度、命拾いをしたことか。あの頃に受けた恩は決して忘れぬだろう」と答える。王覇は「馮異は大した者です。食糧の調達だけでも大変だったでしょうに」と言う。「食糧なくして行軍は進めない。軍を指揮しつつ、耕作してまで食糧を補ったのは馮異が初めてです」と言う麗華。劉秀は「そればかりではない。馮異なしでは信都を奪還できなかった」と話す。そして「馮異はあれほど忠誠なのに、朝廷には彼を中傷する者がいる。朕は心苦しい」と言う劉秀。

馬武は「陛下や国のために減私奉公している者を陥れるなんて言語道断ですよ」と言う。「馮異が都にいないのをいいことに、手柄を妬んで陰口をたたくのでしょう」と言う王覇。麗華は「天は欺けないわ。もし妬む相手が厳格な呉漢大司馬だったら、怖がって噂など流せないのに。大司馬、諸将の長としてどう思います?」と聞く。呉漢は「馮異とは長い付き合いです。彼は逆心を抱いたりしません」と答える。
劉秀が「そちたちは長年、朕と生死を共にしてきた股肱の臣だ。全幅の信頼を寄せている。官の民と朕を裏切らなぬと信じておるぞ」と告げ、呉漢が「また命を懸けて戦功を立てます」と言う。


馮異の件で勢力をそぐつもりが、逆に河北の諸将を懐柔させてしまった過珊彤たち。麗華は公然と政に干渉しているが、河北の諸将も馮異を敬っている今、過珊彤は麗華を処罰することができない。過主は「慌てなくていいわ。まだ盛り返せる」と言う。


劉秀から文を受け取った馮異は、都に戻って潔白を証し、人心をなだめようと考える。残務があるため、丁柔を呂氏と先に帰京させることにする馮異。


丁柔は呂氏と馮異の息子と一緒に馬車で帰京中、大勢の賊に襲われる。御者も殺され、自ら馬を御することにする丁柔。しかし車輪が石に乗り上げ馬車が倒れてしまう。
賊に追いつかれるが、そんな中、陰興が現れ、丁柔たちは助けられる。陰興は数名の賊を捕縛しようとするが、全員、自害して亡くなる。


陰興に送ってもらい、後宮に着いた丁柔たち。
2人が歩いていると、過珊彤たちと会う。挨拶をする呂夫人に「馮夫人は襲撃されたと陛下から聞いたわ。あと何日か休んだらいかが?」と言う過珊彤。呂氏は「もう大丈夫です」と答える。
心配をかけるのでこの件を馮異に知らせていないと呂氏が話すと「そうよね、馮将軍は長安令を斬って秩序を正し、民を帰心させた上“威陽王”と号している。余計な心配をかけて前途を妨げたくないでしょう」と過珊彤が言う。

呂氏が何も言えず「皇后様、夫は陛下の忠臣です。揺らいだことはありません。私心を捨て国のために動いているのです。どうか、ご理解ください」と言う丁柔。過珊彤が「あなたは?」と尋ねる。丁柔は「私は陽夏侯・馮異の妾、丁柔でございます」と言う。「妾?横から出しゃばるとは無礼ね。正妻は眼中にないの?」と言う過珊彤。呂氏はすぐに「お静まりを。丁氏に悪気はありません」と謝る。

過珊彤は「馮夫人、正妻の威厳はきちんと示すべきだわ。妾をのさばらせては駄目よ。私が代わりに罰しましょう」と言うと、瑛絡に丁柔の頬を叩かせる。丁柔を迎えに来ていた麗華が、それを見て急いで駆けつける。
「ちょうど今、身の程知らずな妾に説教を」と言う過珊彤。一緒にいた過主も「妾ごときが正妻を見下し、皇后にまで盾つくとはね。礼に反するゆえ処罰せねば」と言う。

過珊彤が丁柔を50回打ち据えてと命じ、麗華は「馮将軍は家族を送り、忠心を示しました。その家族を厳罰に処せば、朝廷や陛下の立場はどうなると?」と言う。しかし「ただの妾に大げさだわ。皇后に逆らえば厳罰は当然よ」と言う過主。それでも麗華は「丁氏の婚儀を見届けたのは陛下です。万一の時、陛下にどう弁解を?」と言う。「関係ないわ、宮中にも掟がある。罪を犯せば罰を受けるべきよ。さもないと天下の民に示しがつかないわ」と言う過珊彤。その時「陛下が西宮で陽夏侯のご家族をお待ちです」と代卯が呼びに来る。


西宮。劉秀は馮夫人を偏殿で休ませることに。
「過氏は敵意をむき出しにし、丁さんを杖刑に問うなんてひどすぎる」と麗華は劉秀に訴える。「麗華、私はだから気にしてないわ」と言う丁柔。劉秀は「安心せよ。丁柔に惨めな思いはさせぬ」と麗華に言うと「陰興によると帰京の途上で刺客に遭ったとか。詳しく聞かせてくれ」と丁柔に聞く。丁柔は「理由は分かりませんが、突然50人ほどの賊が襲撃してきたのです。従者を次々に殺したので金目当てではありません」と話す。

「馮異への陰謀の一貫では?襲撃を陛下のせいにして馮異の帰京を妨げ、都で家族を殺せば君臣を離間できると…極悪非道だわ」と言う麗華。劉秀は「また過氏の仕業だろう。残念だが証拠がない限り罪には問えぬ」と言う。
丁柔は馮異が無事に帰京できるか心配する。「案ずるな。馮異の安全は朕が守る」と言う劉秀。


過主は「馬鹿な子ね。馮異は昔から劉秀の右腕だった。劉秀が長安の噂を座視できるはずがないわ。馮異のことすら疑い始めれば、他の臣下はどう思うかしら。馮異の家族をかばうのは君臣の不和を避けるためよ。今、お前が動けば劉秀の不満は募り、陰麗華に機会を与えるわ」と過珊彤に言う。当分、息子たちの世話に専念なさい、過家のことは私と過康で何とかするからと。


ーつづくー


麗華が無事に子供を産めて良かったー。
産まれたら産まれたで、命が狙われないか心配ではあるけど…。
今のところ劉秀が守っているから大丈夫かな!?

丁柔たちも帰京できて良かった(o´д`o)=3
杖刑のほうも劉秀のおかげで助かったし。
ふぅぅ。

過珊彤がさらに怖くなってる( ̄▼ ̄|||)
妾というだけで麗華への怒りを丁柔にぶつけていた感じ。
過主が何か企んでいるみたいだけど、何だろうヾ(・ω・`;)ノ
早くこの一家を何とかしてほしい!!



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1 コメント

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仲間との団結 (time)
2017-03-29 01:04:36
劉秀と麗華の子どもが無事に生まれて本当によかったです!
二人目も身ごもっていますし。
久々の帰郷時のあの和んだ人々との語らい、
二人の睦あい、宮中の暗躍から離れられて
いいリフレッシュになりましたよね。

珊彤のはじめのうちは劉秀の言葉が聞いていたのに、
母と兄に一蹴されて、かわいそうでした。
過家の暗躍は二人の画策ですよね。
そろそろどうにかしてほしいというのは
姐姐だけでなく、私も一緒ですよ!

馮異のことも丁柔のことも今回はどうにかなりましたが、
過主ママたちには任せたくないです(汗)
おかしなことが起こりませんように。。。
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