モモのお宅の王子さま(14話)

◆簡単なあらすじ◆

「お前が好きだ」とMARSから言われたモモ。「なんでこんな時に言うのよ。こんな時に言わなくても」と思いながらチアセンの元へモモは向かいます。

モモがチアセンの部屋に入ると、チアセンは頭に包帯を巻いて床に座っていました。いつものようにモモが来ても笑顔は見せません。モモは自分の顔も見ないチアセンの肩にそっと手を置いて「会いに来たわ」と言います。チアセンが涙を流しながら見ていたものは、モモと自分の子供の頃の写真でした。

IVY(シーチア)と契約したいTONYはBENとのコラボをさせたいと思っていました。でも、IVYは、アジアでのマネージメントをお願いする条件として、相手は自分で決めたいと言います。そして、シーチアが望んでいる相手はMARSでした。

MARSはモモの帰りをずっと待っていました。夜遅く帰ってきたモモにMARSはチアセンの様子を聞きます。モモは「大丈夫」とだけ言って行こうとしますが、好きだと言ったのは本気だ、とMARSは言うのでした。お前が好きなんだ、と。MARSもモモが自分の事を好きだと思っていました。でも…モモからの答えは「分からない」というものでした。

モモが部屋に入ってしまっても、はっきりした答えを聞きたいMARSはドアの前で「俺が好きなのか?逃げずに言えよ」と言います。モモは部屋から出てくると「私とあんたは、ただの家主と住人の関係よ」と答えました。でも、MARSが聞きたいのはそんな答えではなく、少しでも好きだったか、という事でした。MARSはよく考えて、後で教えるように言います。

朝、チュチュが買い物に付き合ってくれるようにモモに言うと、モモはMARSを気にしながらも、今日もチアセンのところへ行く話をします。MARSはチアセンの名前を聞いて席を立ってしまいました。

モモはチアセンに薬を飲ませようとしますが、チアセンはイヤがります。クラクラして吐くから、それに眠くなる、と…。飲まないと良くならないと話すモモは、また水泳大会に出て、絶対勝つんでしょ?と優しく話します。「絶対勝つ」とチアセンは笑顔で答えます。
チアセンは「よくなったら、もうケンカはしないで」と言いました。モモは微笑むと「約束する」と返事をします…。飲み終わったら、これあげるね、とモモが見せたのは、チアセンが大好きな棒つきのキャンディでした。チアセンは嬉しそうな顔になります。

チアセンのパパはママに「モモがいればチアセンもよくなる。心配いらないよ」と話します。ママもその言葉に頷きました。

TONYはシーチアの条件を考えていました。今、MARSが復活するのは難しい、でもシーチアは人気があります。シーチアがMARSのために契約すれば、事務所にとっては千載一遇の機会だとTONYは思いました。
MARSを復活させるため、布陣としてイーチーをつけることにします。

MARSはTONYと会います。中国語アルバム発売のため帰国したシーチアのコラボの相手がお前だと言われたMARSは、顔が曇ります。再ブレークはこれ次第だぞ、と嬉しそうにイーチーは話しますが、MARSは断りました。人気に便乗する気はないと。イーチーが説得しようとしますが、MARSは応じようとしません。

夜、ベッドに入ったMARSはシーチアとの思い出がよみがえってきます。シーチアはアメリカへ1人で行く事になった時、本当は行きたくない、私の夢はあなたといること、と言いました。そんなシーチアに、「いつか一緒に同じ舞台で、世界に向けて歌おう」とMARSは送り出していたのです。切ない気持ちになったMARSは涙がこぼれました。
そこに電話がかかってきます。シーチアでした。

カフェでシーチアと会ったMARSは「"同じ舞台で世界に向けて歌おう"あの言葉は忘れたの?」と言われます。MARSは首を横にふり「忘れてない」と答えました。シーチアは今まで連絡ができなかったことを謝ります。そして「私の夢を覚えてる?」と聞かれたMARS。「2人で一緒に世界へ向けて歌いましょ」とシーチアは言いますが「ごめん、用事がある」と言ってMARSは行こうとします。それを呼び止めたシーチアは「分からない?あなたを想うとつらいの」と言います。

シーチアと夜中に会っていた事が新聞の記事になってしまいます。TONYはそれを利用しようと、記者会見を計画。MARSが承諾していないのに、IVY(シーチア)とのコラボを正式に発表するつもりです。

イーチーはMARSを説得します。でも、自分の力で再ブレークしたいと、MARSは聞きません。「チャンスはつかむものだ。俺はBENといてもいい。社長の言葉も気にするな。でも、母親は期待してるんだ。このままでいいのか?」と言うとイーチーは帰っていきます。

食事を運んできた母親に「ママ、モモはなぜ僕が嫌いなの?なぜ僕はバカなの」とチアセンは聞きます。母親はつらい気持ちを押さえ、笑顔で「バカじゃないわ。あんないい子が好きなんだもの。モモは気づいてないだけ、あなたのいい面を。もっと頑張って、モモはあなたが好き」と言います。

モモはMARSに「再ブレークしたいんでしょ?なぜコラボを断ったの?」と聞きます。MARSは「お前のせいだ」と答えました。驚いた顔になったモモに「だから断った」とMARSは言います。ここにいたい、と。でもすぐにMARSは笑うと「冗談だ。真に受けるな」とごまかします。

遊び疲れたチアセンが眠ると、チアセンの母親はモモに「チアセンのそばにいてくれて、本当にありがとう」と言ってきます。母親はイギリスへチアセンを留学させようと思っていました。でも、チアセンは行きたがりません。母親はモモと一緒に留学させたいと言います。「チアセンの将来に関わる事だから、心に留めておいてほしいの」と。

BENは新聞の記事になったのもコラボを成功させるため、MARSとチーシアが結託してやったと思っていました。MARSの事を女の犬に成り下がったと言い出すBEN。それを聞いたイーチーは、取り消すように言い、BENに殴られてしまいます。それでもイーチーは取り消せと何度も言うのでした…。

もう一度考えてみて、とシーチアは言いますが、MARSは「俺には無理だ」と答えます。
チーシアは、あの時の言葉は約束であり、夢なの、関係は変わっても、夢は変わらないわ、と言いました。そして、もう一度「夢をかなえるために、2人で一緒に世界へ向けて歌いましょ」と言います。
MARSとシーチアが見つめ合っていると、MARSにイーチーがケガをしたと連絡が…。







【出演者】

MARS役/ジロー(飛輪海)
モモ役/レイニー・ヤン
イーチー役/キング・チン
チアセン役/ジョージ・フー
チュチュ役/LINDA
BEN役/スタンレー・ワン







～感想～

MARSのコラボは難しいなぁ…
プライドも大事だと思うし
それよりもチャンスをつかむ方が
大事のような気もするし…

それにしても…
このチアセンの母親、なんなのー!?
すごくイライラするぅぅぅぅ
モモはチアセンのいい面を知らないわけじゃないし
嫌っているわけでもないのに
チアセンになぜこれ以上
"がんばれ"なんて言うんだろう…
そんなのチアセンが可哀想
かえってチアセンが傷ついちゃうよぉ
"好き"にもいろんな"好き"があるって
教えてあげたらいいのに…
それに留学って!
自分たち(両親)の手におえないからって
モモにまかせようとするなんてひどい
しかも
「学費と生活費は
うちで出してあげる」
ってなぜ上から目線!?
なんだそりゃ
あー、すごくイラッとした




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