台湾ドラマ「ショコラ」第5話 あらすじ

「まずいケーキ」


「俺は行くぜ」と言う秦是吾の頬を殴る麦松奇。それでも狂犬の元へ行こうとする是吾を抱きおさえ「阿栗の気持ちが分からんのか。仮釈放中のお前の身代わりに。黙ってワシの言うことを聞け」と松奇は止める。ワシと家族を思うなら言う通りにしろと。ひざまずいた是吾は、抑え切れない感情で叫び、つらい松奇が抱き締める。


病院に運ばれた阿栗は、左上腕と肋骨が3本折れていたが、脳に損傷はなかった。全治1か月だと診断される阿栗。


雨が激しく降る中、是吾はずっと同じ場所にひざまずいていた。泣いている是吾を放っておけず、傘をさし続ける千恵。必死で是吾を止めながら「ワシはもう組長でも極道でもない」と言った松奇の言葉を思い出し、是吾は叫び声を上げる。


翌朝。修造と阿門が厨房へ行くと、松奇にケーキ作りを教えてもらう是吾の姿が。驚く修造。
千恵は自分の部屋で是吾のことばかり考えてしまい、自分がおかしくなったと感じる。

ケースから取り出したチェロを弾き始める千恵。その音色が厨房まで聞こえてくる。是吾はチェロを弾くある女性が頭をよぎる。
みかじめ料の代わりに約束のケーキを作った松奇は、稲重会へと持って行く。


病院の廊下。是吾は阿栗を乗せた車椅子を押していた。そんな是吾に院内を見ながら「ここ、覚えてます?」と聞く阿栗。この病院は松奇が稲重会に撃たれた時、運ばれた病院だった。
是吾は当時のことを思い返す。涙を流しながら危険な状態の松奇の手をにぎっていた瑪亜。是吾は病室を出ると、1人で稲重会に殴り込みを。

目を覚ました松奇が、復讐に行くと分かっていた是吾の安否を、真っ先に確認したと話す阿栗。是吾は狂犬に傷つけられた阿栗に「俺のマネなんかするな」と言うが、阿栗は悲しそうに笑いながら「マネしたくたって、とても無理ですよ」と返す。


稲重会に来た河合社長は、松奇の作ったケーキが乗っている皿を持ちながら「奴も落ちぶれたもんですね」と言う。会長はケーキを一口食べると、松奇が組を結成した頃、中部を牛耳っていた青海組と激しく衝突、極道会は大騒ぎになったが、松奇がたった1人で青海組へ行き、月餅を会長に手渡して抗争を回避させたと話す。「麦という男は、まさに大物だ。今はケーキ店の店長などやっているが、極道の心意気は失っていないはず」だと。「ケーキの味からも、奴の特異さが分かります」と言う謝沢。「ああいう男が、実は一番怖いんだ」と会長が言い、河合社長もケーキを食べてみる。あまりのまずさに顔をしかめる河合社長。会長は高笑いし「いいぞ、面白くなってきた」と言う。


ケーキが売れず、松奇は"スマイル"を作って客をもてなす練習を是吾たちにさせる。店の経営の善し悪しは、店員の接客態度で決まるわけじゃないと是吾は言い返すが、ハッキリと松奇に理由を言えない。そこに帰ってきた千恵が「お客が来ないのはケーキがまずいから。それだけよ」とズバリと言う。「そうだったのか」と言い、行ってしまう松奇。是吾は「よく言ってくれた」と千恵の肩を叩く。


翌日。千恵は松奇と是吾と一緒に、転入試験を受けに行く。
千恵がチェロの試験を受けている間、校長の話を聞く松奇と是吾。辰巳グループの破産はニュースでも騒がれ、校長は金銭的な心配をしていた。「学費は私が責任を持ちます」と言う松奇。しかし松奇たちがケーキ店の前にしていたことを調べていた校長から、通常、学生の家庭環境についても審査をさせていただいている、健全なお仕事なら何の問題もないが、お宅の事情を調べさせていただき、万が一、保護者から反対があれば何の対処もしないというわけにはいかないと言われてしまう。

外に出た松奇は自分のはめていた腕時計を外し、質に入れてきてくれと是吾に頼む。瑪亜からのプレゼントだと知っている是吾は、そこまでする必要はないと言うが、松奇は瑪亜の大事な娘を大学にも行かせてやれないなんて情けないだろ、瑪亜との思い出の品を千恵のために使えば母親からの贈り物になると話す。腕時計を渋々受け取る是吾。


是吾や千恵たちが帰ってくると、千恵宛に封筒が届いていた。中には米ドルで8000ドルと、千恵の父親の字で書かれた"千恵へ"というメモが。娘を心配する手紙も入れない父に怒り、オーブンでカネを燃やそうとする千恵。是吾は阿栗にオーブンからカネを出させ、阿門に千恵を連れて行かせる。


"あんたたちに同情なんかされたくない。みんな良心の呵責に苦しみたくないだけの偽善者なのよ。お父さんだって同じ。お金さえ与えていればいいと思ってんのよ。いらないわよ"と言い、家を飛び出した千恵。


夜になっても千恵が帰らず、松奇は是吾たちに千恵を捜しに行かせる。しかし街中を捜しても千恵はどこにもいなかった。是吾が松奇に報告していると河合社長が来る。

「千恵さんを預かってる」と言う河合社長。怒った松奇は、河合社長の首をつかみ持ち上げる。しかし河合社長は千恵の方から勝手に押しかけて来たと言う。千恵から「麦松奇のところへ行って。私を誘拐するのよ」と言われたと。


松奇と是吾が向かうと、千恵はウドと一緒にゲームをしていた。是吾が無理やり連れ出そうと千恵の腕をつかむが、千恵は嫌がり「パパをおびき出すんだから、ほっといてよ」と言う。ワシが何とかするから時間をくれと言う松奇。千恵は「だったらママを返してよ。私の家庭を返して」と言い返す。松奇はそれ以上何も言わず出て行き、是吾も後に続く。

停めていた車の中で、千恵は俺が連れ戻す、先に帰ってくれと松奇に言う是吾。松奇は何も返さない。

千恵は自分でも何がしたいのか分からなくなっていた。ただ「もう、どうなってもかまわない」と投げやりな気持ちになる千恵。


頭を抱えた河合社長は、酒を飲みながら千恵のことを狂犬に話す。手を出せないこともない、と言う狂犬。狂犬が千恵を利用しようと考えると悟り、松奇や是吾が怖い河合社長は「追い出す方法だけを考えてくれ」と言う。


ーつづくー


是吾がなぜ稲重会へ殴り込んだのかが分かりました。
松奇の復讐のためだったんですね(；△；)

阿栗も思ったよりも早く、退院できてよかったです。
是吾も阿栗も思いやりがあるよね。

是吾たちの"スマイル接客"が可笑しくて可笑しくて、大爆笑o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o
たしかにスマイルや接客がよくても、ケーキが美味しくなかったら…。
お店に客がいるのも見たことがないですねヾ(・ω・`;)ノ

松奇のケーキ。見た目はそこまでマズそうには見えないのに…。
まずいケーキを作る松奇から教わったら、是吾のケーキも美味しくなさそうな…(￣▼￣|||)
阿門が作ったら美味しいかも!とちょっと思ってしまいました。
看板娘に千恵がなるといいけど、チェロの勉強をしながらでは無理かなぁ?

そしてそして、河合社長が飛んだ!!
さらにコロコロまでさせられて(≧∇≦)ノ彡
ここでもまた大笑い。

最後。狂犬が何か企んでいそう…。
何をする気だろう?




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