ブラック&ホワイト(21話)

「2人の絆」

【出演者】

チェン・ザイティエン役…ヴィック・チョウ
ウー・インション役…マーク・チャオ
ラン・シーイン役…チャン・チュンニン
チェン・リン役…アイビー・チェン
マー・シャオミン(シャオマー)…シュウ・ジエカイ
ガオ・イー役…ワン・チュアンイー



◆あらすじ◆

「生け捕りにしろ」と命令するザイティエン。サンリエン会の者が警察を食い止め、懸命に逃げたインションは車に乗り込む。

仕事中のハオカーにシーインから電話が。「30分後、隣の店に来て。内密にね」とシーインは言う。

品物を見ているフリをしているシーインに近づき、同じように品物を見るフリをしながらハオカーは「僕に何の用ですか?」と聞く。「それよりチップの解読は?」とシーインが言うと「まだです。あのチップ……フォーマットが変で。今友達に頼んでます」と近くにくる客を気にしながらハオカーは答える。"友達"と聞き、その人が信頼できる人かシーインが聞くと、僕の仲間だから大丈夫、とハオカーは答える。

シーインがそのチップに機密が入ってる、私も殺されそうに…と話すとハオカーは驚く。そして、誘拐されそうになった時、署に救出を頼むと、救出ではなく捕まえられそうになったことも話すシーインは、電話に出たのはシャオリューだったと言う。それを聞いたハオカーは「電話は休暇願いだったと…」とビックリする。シーインはハオカーにも警戒した方がいいと言い、他にも内通者がいるかも、必ず秘密にしてね、と念を押す。

逃げたインションは酒ばかり飲んでいた。トイレに行ったインションにどこからか携帯の鳴る音が聞こえて来る。気になったインジョンが出てみると「元気?私の英雄(ヒーロー)」と言うムーシャの声が。怒り出したインションに、ムーシャは「昔話はあとよ。言う通りにして」と言う。そして、自分の携帯をタンクの上に置き、イヤホンをつけて今つかっている携帯をポケットに入れるように言われるインション。ムーシャは従わなければ、母親の命はないと言って来る。
風和路26番地に仲間を撒いて今から来るように言われたインションは、言われた通り抜け出す。

ハオカーは仲間の力をかりてチップを開く事が出来る。その直後、ハオカーにインションから電話が。インションは、チップを渡すように言って来る。ハオカーが「シーインさんが?」と聞くと「ああ」と嘘をつくインション。しかし、シーインはチップの事を誰にも言うなと言っていたため、ハオカーは疑問に思う。そんなハオカーに、インションは「とにかく会って話そう」と言う。

夜。誰も来ないような高い建物の上で、ハオカーはチップを持ちインションと会う。
母親を人質として捕われているインションは、チップを寄越すようにハオカーに言う。事情を知らないハオカーは、戸惑いながらもチップを渡すと、インションにムーシャから「カレを突き落として」という命令が。一度は命令に従おうとしたインションだったが、やはりできない。すると、どこからか銃声が聞こえ、ハオカーは撃たれてしまう。

インションが下に目を向けると、母親を人質にしたムーシャの姿が。ムーシャはチップを投げるように言って来る。インションが仕方なくチップを投げると、母親を突き飛ばしムーシャは走り去って行く。母親に通報を頼み、インションはムーシャを追いかける。

ザイティエンの家で、チェン・リンはどうしたらいいのか分からないでいた。そんなリンに「あいつのせいだ」とぽつりと言うザイティエン。すべては君の父親のせいだと。ホームレスの時でさえこんな屈辱はなかった、玩具のように使い捨てされる、その気持ちが分かるか?と話すザイティエンにリンは何も言えない。

インションを渡さないと会長を告発する、と言い出すザイティエン。「俺を勝手にさらっておいて、今度は勝手に切り捨てた。告発して何が悪い」と言うと「今は待って」とリンは言う。どっちが本当の兄なのか、私も戸惑っていると話すリンは「でも決めたの。たとえどんな関係であれ、私たちは仲間だって」と言うが、もう兄妹じゃないよな、と言うザイティエンはリンを押さえ込み始める。「俺が好きなんだろ。証明してみせろよ」と。

ムーシャを追いかけながら、シャオマーに電話するインション。俺の居場所を通報してくれ、と言い、チップが奪われたことを話す。

「今の俺が好きだって?よく見ろよ。目の前にいるのが本当の俺だ。兄妹じゃない。何をしようと勝手だ。嫌いになった?」と言うザイティエンに、両手を掴まれたままリンはキスをする。ザイティエンが手を放しても、リンはキスをやめない。驚くザイティエンに「どちらが兄でも、あなたが好き。あなたのすべてを愛してる」と言う。そしてザイティエンと同じようにインションも大事で、あなたもそう思ってるはず、と。
「心配しないで。大丈夫。大丈夫よ」と言うリンに、ザイティエンは涙を流す。

シャオマーがリンに電話をかける。チップを奪われインションから電話があったとを話し、場所を言うから急行するようにシャオマーは言う。
慌てて車に乗り込むリンに、混乱して車に乗る事を躊躇するザイティエン。「自分を信じるの。友達を見捨てるの?」とリンが言うと、じっとリンの顔を見ていたザイティエンは、急いで車に乗り込む。

インションがいる場所は地下鉄のターミナルだった。南署も出動する。
ドアロック制御システムを壊され、インションは閉じ込められてしまう。ドアを開けようとするが開かない。シャオマーに電話をしたインションは、閉じ込められたことを伝える。

"炭酸ガス消火装置手動スイッチ"に手をかけるムーシャ。そこに「始末しろ」という電話が。

シャオマーに導かれ、ザイティエンとリンはインションのいる部屋を目指す。
シャオマーからザイティエンとリンが向かっていると聞き、変わってしまったザイティエンを目にしたインションは顔色を変える。

ムーシャがスイッチに手をかけると、けたたましくサイレンが鳴り出す。
ガスが充満してきた頃、ようやくザイティエンはインションが閉じ込められた空調制御室にたどり着いたが、扉を開けるスイッチの配線が切断されていてドアを開ける事が出来ない。

インションの反応が消え、時間がない事を悟ったザイティエンは、通電したらすぐ扉を開けるようにリンに言うと、切断された線を手に持ち、自らの体を使って通電させる。リンがドアを開けると、床に倒れているインションが。そしてザイティエンも飛ばされ、息がない。

リンが人工呼吸をすると、意識を取り戻したザイティエンはインションの心配を。リンが急いで見に行くと、動かなかったインションも息を吹き返す。

インションとザイティエンを残し、出口をリンは探しに行く。
隣に座ったインションが「お前が来るとはな」と言うと、自分でも驚いてる、とザイティエンは答える。

「会長に絶縁された瞬間に気づいたんだ、自分の無力さに。相棒。俺の気持ち分かるか?」と話すザイティエンは、会長と話したあと昔の寝ぐらに戻り"二度とあんな生き方はしない"と誓ったと言う。"俺の物は誰にも渡さない"と。だからインションと立場が入れ替わり、本当は怖かったと話す。

すまない、とザイティエンがインションに言うと「ずっと聞きたかった。俺たちの母親はどんな人だ?」とインションが聞いてくる。ザイティエンが「母さんは、すごい美人だ」と答えてザイティエンが笑い出すと、インションも一緒に笑い出す。

いつだって優しい声で家事をしながら鼻歌を、人に声を荒げるのも聞いたことがない、と言うザイティエンの話しに頷くインション。最後まで優しい人だった、命の恩人だ、と聞いたインションの目からは涙が。そしてインションは「それだけ思い出があれば、十分幸せだよ」とザイティエンの目を見て言う。ザイティエンも「そうだ」と答える。

病院に運ばれたザイティエンの点滴が終わらないうちに、病院を後にするインション。インションはリンに「幸福は守り抜くものだ」とザイティエンに伝えてくれと頼む。ハオカーのことも頼むと言うインションは「チップは必ず取り戻す」と。

点滴が終わり、病院から車で送ってきたリンはザイティエンが車から降りると「今のあなたなら、私は心から愛せる」と言う。ザイティエンは笑顔でリンの車を見送る。

家に入ろうとしてザイティエンに電話がかかって来る。相手は地検の検察官ウー・ヤンという者だった。大至急会いたいと言うウー検察官は、南署の取調室で待ってる、と言ってくる。そして、調査中のことはほとんど知ってると…。

シーインに電話をかけたインションは、チップが奪われたことを謝る。ハオカーも撃たれ入院中だということも。重体で助かるかも分からない、という話しにシーインは驚く。
インションはシーインに君の力を借りたい、と言う。

ザイティエンが取調室に来ると、ウー検察官が待っていた。ウー検察官は、ここなら誰もいないし、監視カメラもなく安心だと言う。

ーアジア空港ー
飛行機に乗ろうとしていたムーシャに走りよったインションは銃を突きつける。




ーつづくー

今回の回、見応えあったし面白かったー

ザイティエンとリンとの関係も進展かなぁ?
リンがちょっと大人っぽかったかも?

ムーシャもインションに対して
思いがあるというのも見えた…かな?
あのままだと裏切られたインションが可哀想だったから
少しは救われた気分

ちょっと突っ込みたい所もあったけど
ハオカーが撃たれちゃった
いいキャラだから助かってほしい

そして、やっぱりザイティエンとインション
2人の絆に感動
ザイティエン、格好良かったー!!
カッコいいヴィックが見れただけで
嬉しかったな




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