「取り引き条件」
【出演】
尹夏沫(イン・シャーモー)役…バービィー・スー
洛煕(ルオ・シー)役…ホァン・シャオミン
歐辰(オウ・チェン)役…ピーター・ホー
尹澄(イン・チェン)役…クリス・シェン
「同じです」と答えて行ってしまったルオ・シーを見ながら、シェン・チアンはうっすらと笑みを浮かべました。
"シャーモーと決別宣言"という記事が新聞に。病室から窓の外を見つめるシャーモーに「ルオ・シー兄さんとうまくいってる?」と弟のチェンが聞いてきます。どうして?とシャーモーが聞くと「本当は僕、すごく怖い」とチェンは答えました。シャーモーはチェンの手をとり「大丈夫よ。病気は必ず治る」と言いますが、チェンはその手を払うと「そうじゃない。姉さん怒ってるよね。僕が病気のことをずっと隠してたから、姉さんも本当のことを話してくれないんだ」と言いました。
涙を流しながらシャーモーは「そんな言い方あんまりよ。回復していると思ったのに実は逆だったなんて。どうすればいい?心配かけまいとして隠してたことを感謝しろというの?」と返します。シャーモーの頬につたう涙を手で拭ったチェンは、自分が幼い頃から迷惑ばかりかけ、シャーモーが心から笑う事も出来なかったと謝りました。シャーモーは「バカね。一緒にいるだけで幸せよ」と言います。
シャーモーもかけがえのない弟がいたから孤独にならなくてすんだんだものね。チェンは絶対に裏切らないし。
シャーモーは芸能界に入った事でチェンを苦しめ、耳のことも全部私のせいだと言います。チェンは、そんなことないと、シャーモーの声は脳裏に焼き付け絶対良くなるよ、と返しました。そして姉さんの肖像画をたくさん描いたと話すチェンは、将来個展を開きたいと。シャーモーはぎゅっとチェンを抱きしめ「必ずドナーを見つけるから、元気になってそばにいてね」と言いました。
チェンは自分の携帯をシャーモーに手渡し「ルオ・シー兄さんに電話して。話くらい聞こうよ」と言います。
ルオ・シーの家でギターを引くパン・ナン。すぐそばでルオ・シーは暗い顔で携帯電話を気にしながら座っていました。ギターを置いたパン・ナンは「向こうだって、あなたの電話を待ってるかも」と言います。
シャーモーが携帯でルオ・シーにかけようとした時、診察の時間を知らせにナースが来てしまいます。
ルオ・シーが電話をかけた時には、チェンと一緒にシャーモーが病室から出て行った後でした。
シャーモーは医師から適合するドナーが見つかったと言われます。一瞬笑顔になったシャーモーでしたが、医師は「でも本人の承諾がまだとれてないの」と…。
自分から頼んでみると相手の連絡先を聞いたシャーモー。医師が告げた名前はオウ・チェンの名でした。
シャーモーはオウ・チェンに会いに行きます。
「腎臓を提供してくれたら何でもする」と話すシャーモー。しかし「君に腎臓を差し出すほどの価値があると思うか」とオウ・チェンは冷たく言い返してきます。自惚れすぎじゃないか、と。それでもシャーモーは「何でも言う通りにするわ。"黄金の舞"に出たっていい」と条件を出すように言いました。
オウ・チェンは「弟のためなら、ルオ・シーのライバルになろうと平気なんだな」と言います。シャーモーが「彼は気にしない」と返すと「もし、ルオ・シーが気にするような条件を出したら?」と言ってきました。そして「たとえば…」と言ってシャーモーの顔に自分の顔を近づけてくるオウ・チェン。シャーモーは手をギュッにぎり耐えようとしましたが、ギリギリのところで顔をそむけてしまいます。
オウ・チェンは「こんなこともできずに何が条件だ」と言い背を向けます。そんなオウ・チェンに「これだけでいいの?」と聞くシャーモー。「かもな」とオウ・チェンが答えると「いいわ」と言ったシャーモーはオウ・チェンの前まで歩いて行き、自らキスをしようとしました。その寸前のところで、シャーモーの携帯が鳴ります。
電話はルオ・シーからでした。シャーモーは電話には出ず。オウ・チェンに「キスしたところで、チェンに腎臓をくれないんでしょ」と言います。「そうだ」と言うオウ・チェン。シャーモーはどうすればいいのか聞きました。"何をしようが絶対に応じない"と言っても信じないと言うシャーモー。シャーモーにはオウ・チェンの名前が今頃出たのは、チェンの病気を知ってから適合検査を受けたからだと分かっていました。そして検査結果を見た自分が来るのをオウ・チェンは待っていたはずだと。
君に何が出来る?と聞くオウ・チェン。「俺と寝るか。同棲するか。それとも俺の女になるか。そんな条件を出してものんでくれるのか」と聞いてきました。黙ってうつむいたシャーモーに「できないなら大口をたたくな」とオウ・チェンは言います。そう言われたシャーモーは「寝たらチェンに腎臓をくれるの?」と聞きました。オウ・チェンのグラスを持っていた手が震えます。
「そういう条件なら文句はないわ」と言うシャーモー。オウ・チェンはグラスに入っていたお酒を一口で飲み干すと「待ってたのはこれを言うためだ。"君が何をしようと腎臓はやらない"。ただその一言を聞かせてやりたかった」と言います。シャーモーが理由を聞くと、君が憎いからだと…。
桜の木の下で冷酷に突き放された時の話しをするオウ・チェン。頼んでもシャーモーは振り向きませんでした。何してもダメだ、と言うオウ・チェンにシャーモーは「同じ屈辱を受ければ良い?」と聞きます。そしてシャーモーは跪きました。そんなことで俺の傷が言えると思うか、とオウ・チェンが言うと、シャーモーは「自分の罪は自分で償うわ。それとも私が死ねば願いを聞いてくれるの?」と言います。
「脅す気か?」とシャーモーを立たせて言うオウ・チェン。しばらく2人で見つめ合った後、オウ・チェンは「結婚しよう。結婚してくれたら腎臓を提供する」と言いました。
家へ帰る途中、オウ・チェンから言われた言葉がシャーモーの頭をめぐります。そして家に帰ってくると、家の前にはルオ・シーがうつむいて座っていました。
驚いているシャーモーに「もしかして会いたくなかった?」とルオ・シーは聞きます。シャーモーは「入って」と右手を差し出しました。
電話にも出ないでどこに行ってたか聞くルオ・シー。しかし、ルオ・シーはシャーモーが返事をする前に「怒っていたのか?だから無視した?」と言ってきます。シェン・チアンのウワサのことだと思い「あれは全部ウソでしょ?」と言うシャーモー。シャーモーは「疲れているの。ここ数日…」と真実を話そうとしますが、それをさえぎるようにルオ・シーは「俺は何なんだ?」と言いました。そして「安心してるのか。君以外の女に惚れるはずないと。それとも俺の事なんかどうでもいいか?」と…。
連絡もせず携帯の電源を切っていたシャーモーに「まさかオウ・チェンと一緒だったんじゃないよな」と言うルオ・シー。答えられないシャーモーを見て「やっぱりヤツと一緒か」と言いました。誤解しないようにシャーモーが言っても「君は最初からオウ・チェンが好きだったんだろ」とルオ・シーは信じてくれません。
シャーモーはチェンが入院し、ここ数日付き添っていたことを話します。チェンの容体を心配しながらも「こんな大事な事をなぜ早く言わない。俺も一緒に看病したのに今頃言うなんて」と言うルオ・シー。オウ・チェンには相談したと思ったルオ・シーにシャーモーは他の用事で会ったと言いますが、会った本当の理由は話せませんでした。
「彼とは何の関係もないわ」と言うシャーモー。「あなたが好きなの」とシャーモーが言うと、悲しそうな顔でルオ・シーは「別れよう」と言いました。驚いたシャーモーは「今なんて?」と聞き返すと「いつも俺が捨てられてた。だから今回は俺から捨てる」とルオ・シーは言います。
「でも、好きなのよ」とルオ・シーの背中から抱きつくシャーモー。しかし「もう信じられない。君しか愛せないとでも?」とルオ・シーは言うと、シャーモーの手を自分から離してしまいました。そして家から出て行ってしまいます。
シャーモーはその場に座り込み、泣き崩れてしまいました。
オウ・チェンを気にするあまり、シャーモーを信じられなくなってしまったルオ・シー。シャーモーがこんなにもルオ・シーを好きだったなんて…。お互いに好きなのに。(泣)
オウ・チェンは病室のチェンをこっそり見た後、"シャーモー、君は俺のものだ。弟のためなら断れないはず"と想いながら帰っていきました。
テレビではルオ・シーとシェン・チアンの熱愛が発覚と報道され、新聞にも"結婚間近か"と記事が載ります。
シャーモーはルオ・シーのプロダクション社長のシャーと連絡を取ろうと思いますが、とれずにいました。RBSテレビの祝賀パーティーにシャー社長が出席すると知り、パン・ナンと一緒にパーティーへ行くことにします。
RBSテレビ局も歐グループでした。
招待状もないのに来たホイニーは、もめながらもパーティー会場に入ってきます。そしてシャーモーに絡んで来るホイニー。シャーモーは芸能界に戻りたくてここに来たのなら、芸能関係者に自分を売り込むように言います。悔しいホイニーは、よろけたフリをし、シャーモーのドレスにお酒をかけて行ってしまいました。そこにさっと現れたオウ・チェン。オウ・チェンはシャーモーの手をとり、連れて行ってしまいます。
シャーモーの新しいドレスを用意させている間、弟の看病もせずパーティーに来たシャーモーに「看病しないなら"黄金の舞"に出るんだ。明後日から復帰しろ」と言って行こうとしたオウ・チェンにシャーモーは「チェンを救うために来たの」と言います。振り返ったオウ・チェンは「俺以外に誰が弟を救えるというんだ」と聞きました。
「あなたを拒むなんてひどい姉よね」とシャーモーは言います。そして誰を探しているのか聞くオウ・チェンに「チェンの父親よ」とシャーモーは答えました。
オウ・チェンと一緒に会場に戻ってきたシャーモー。シャー社長を見つけ行こうとしたシャーモーの腕をつかんで止めたオウ・チェンは「俺が紹介した方が早い」と言います。しかし「なぜあなたが?あの人が承諾すればあなたとは…」とシャーモーが言うと、オウ・チェンはその手を離しました。シャーモーは少し悩んだ後、オウ・チェンの腕に自分の手を絡ませます。
そんな2人を見て、パーティーに来ていたルオ・シーは衝撃を受けます。
シャーにシャーモーを紹介するオウ・チェン。挨拶をしながら「今お話しても?」とシャーモーが聞くと、横からシェン・チアンが「ダメよ。欲張りな人ね。ボスが横にいるのに他社の社長に取り入るの?」と言ってきます。その後ろにはルオ・シーもいました。シャーモーはもう一度シャーに「いいですか?」と聞きますが、またも「お断りよ」とシェン・チアンが返してきます。
「社長に聞いてるの」と言うシャーモー。シャーはシェン・チアンを止めると何度も電話をかけてきていたのがシャーモーか聞いてきました。シャーモーは「はい。お願いがあるんです」と返事を。
場所を変えて話そうとしていたシャーモーでしたが、シャーが静養中だとオウ・チェンは知っていました。シャーの体調を気遣ったあと「腎炎は深刻な病ではありません」と言うオウ・チェン。驚いたシャーモーは「腎炎なんですか?」とシャーに聞きます。シャーは軽度の腎炎だと答えました。
自分から別れようと行ったルオ・シー。だけどシャーモーにつっかかるシェン・チアンを連れて行ってくれたり、何を話してるのかは聞こえていないけど、シャーモーの顔がつらそうな表情に変わったのに気づいて心配になったと思う。
シャーに「お邪魔しました」と言うと、ぼんやりするシャーモーの腕を取り歩き出したオウ・チェン。そこにチェンエンからシャーモーに、チェンが倒れ、今集中治療室だという電話が。急いで向かうシャーモーをオウ・チェンが追いかけました。シャーモーの様子を見ていたルオ・シーもシェン・チアンが止めるのも聞かずに走り出します。しかし、ルオ・シーが会場の外に出てきた時には、すでに2人の姿はありませんでした。
オウ・チェンの車に乗ったシャーモーは、不安で涙が止まりません。
そんなシャーモーに「言ってたよな。"弟のためなら命も惜しくない"と。俺との結婚は死ぬよりつらいか?」とオウ・チェンは聞きます。
病院に着くとチェンの容体は安定していました。
まだ目を覚ましていないチェンの手をにぎり「帰って来たわ」と言うシャーモー。チェンの手を自分の頬に持っていき「ここにいるよ」と涙を流します。
弟を思うシャーモーをうしろから見ていたオウ・チェン。オウ・チェンは実はいい人だと思っていたけど、この取り引きはどうだろう…。
ーつづくー
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尹夏沫(イン・シャーモー)役…バービィー・スー
洛煕(ルオ・シー)役…ホァン・シャオミン
歐辰(オウ・チェン)役…ピーター・ホー
尹澄(イン・チェン)役…クリス・シェン
「同じです」と答えて行ってしまったルオ・シーを見ながら、シェン・チアンはうっすらと笑みを浮かべました。
"シャーモーと決別宣言"という記事が新聞に。病室から窓の外を見つめるシャーモーに「ルオ・シー兄さんとうまくいってる?」と弟のチェンが聞いてきます。どうして?とシャーモーが聞くと「本当は僕、すごく怖い」とチェンは答えました。シャーモーはチェンの手をとり「大丈夫よ。病気は必ず治る」と言いますが、チェンはその手を払うと「そうじゃない。姉さん怒ってるよね。僕が病気のことをずっと隠してたから、姉さんも本当のことを話してくれないんだ」と言いました。
涙を流しながらシャーモーは「そんな言い方あんまりよ。回復していると思ったのに実は逆だったなんて。どうすればいい?心配かけまいとして隠してたことを感謝しろというの?」と返します。シャーモーの頬につたう涙を手で拭ったチェンは、自分が幼い頃から迷惑ばかりかけ、シャーモーが心から笑う事も出来なかったと謝りました。シャーモーは「バカね。一緒にいるだけで幸せよ」と言います。
シャーモーもかけがえのない弟がいたから孤独にならなくてすんだんだものね。チェンは絶対に裏切らないし。
シャーモーは芸能界に入った事でチェンを苦しめ、耳のことも全部私のせいだと言います。チェンは、そんなことないと、シャーモーの声は脳裏に焼き付け絶対良くなるよ、と返しました。そして姉さんの肖像画をたくさん描いたと話すチェンは、将来個展を開きたいと。シャーモーはぎゅっとチェンを抱きしめ「必ずドナーを見つけるから、元気になってそばにいてね」と言いました。
チェンは自分の携帯をシャーモーに手渡し「ルオ・シー兄さんに電話して。話くらい聞こうよ」と言います。
ルオ・シーの家でギターを引くパン・ナン。すぐそばでルオ・シーは暗い顔で携帯電話を気にしながら座っていました。ギターを置いたパン・ナンは「向こうだって、あなたの電話を待ってるかも」と言います。
シャーモーが携帯でルオ・シーにかけようとした時、診察の時間を知らせにナースが来てしまいます。
ルオ・シーが電話をかけた時には、チェンと一緒にシャーモーが病室から出て行った後でした。
シャーモーは医師から適合するドナーが見つかったと言われます。一瞬笑顔になったシャーモーでしたが、医師は「でも本人の承諾がまだとれてないの」と…。
自分から頼んでみると相手の連絡先を聞いたシャーモー。医師が告げた名前はオウ・チェンの名でした。
シャーモーはオウ・チェンに会いに行きます。
「腎臓を提供してくれたら何でもする」と話すシャーモー。しかし「君に腎臓を差し出すほどの価値があると思うか」とオウ・チェンは冷たく言い返してきます。自惚れすぎじゃないか、と。それでもシャーモーは「何でも言う通りにするわ。"黄金の舞"に出たっていい」と条件を出すように言いました。
オウ・チェンは「弟のためなら、ルオ・シーのライバルになろうと平気なんだな」と言います。シャーモーが「彼は気にしない」と返すと「もし、ルオ・シーが気にするような条件を出したら?」と言ってきました。そして「たとえば…」と言ってシャーモーの顔に自分の顔を近づけてくるオウ・チェン。シャーモーは手をギュッにぎり耐えようとしましたが、ギリギリのところで顔をそむけてしまいます。
オウ・チェンは「こんなこともできずに何が条件だ」と言い背を向けます。そんなオウ・チェンに「これだけでいいの?」と聞くシャーモー。「かもな」とオウ・チェンが答えると「いいわ」と言ったシャーモーはオウ・チェンの前まで歩いて行き、自らキスをしようとしました。その寸前のところで、シャーモーの携帯が鳴ります。
電話はルオ・シーからでした。シャーモーは電話には出ず。オウ・チェンに「キスしたところで、チェンに腎臓をくれないんでしょ」と言います。「そうだ」と言うオウ・チェン。シャーモーはどうすればいいのか聞きました。"何をしようが絶対に応じない"と言っても信じないと言うシャーモー。シャーモーにはオウ・チェンの名前が今頃出たのは、チェンの病気を知ってから適合検査を受けたからだと分かっていました。そして検査結果を見た自分が来るのをオウ・チェンは待っていたはずだと。
君に何が出来る?と聞くオウ・チェン。「俺と寝るか。同棲するか。それとも俺の女になるか。そんな条件を出してものんでくれるのか」と聞いてきました。黙ってうつむいたシャーモーに「できないなら大口をたたくな」とオウ・チェンは言います。そう言われたシャーモーは「寝たらチェンに腎臓をくれるの?」と聞きました。オウ・チェンのグラスを持っていた手が震えます。
「そういう条件なら文句はないわ」と言うシャーモー。オウ・チェンはグラスに入っていたお酒を一口で飲み干すと「待ってたのはこれを言うためだ。"君が何をしようと腎臓はやらない"。ただその一言を聞かせてやりたかった」と言います。シャーモーが理由を聞くと、君が憎いからだと…。
桜の木の下で冷酷に突き放された時の話しをするオウ・チェン。頼んでもシャーモーは振り向きませんでした。何してもダメだ、と言うオウ・チェンにシャーモーは「同じ屈辱を受ければ良い?」と聞きます。そしてシャーモーは跪きました。そんなことで俺の傷が言えると思うか、とオウ・チェンが言うと、シャーモーは「自分の罪は自分で償うわ。それとも私が死ねば願いを聞いてくれるの?」と言います。
「脅す気か?」とシャーモーを立たせて言うオウ・チェン。しばらく2人で見つめ合った後、オウ・チェンは「結婚しよう。結婚してくれたら腎臓を提供する」と言いました。
家へ帰る途中、オウ・チェンから言われた言葉がシャーモーの頭をめぐります。そして家に帰ってくると、家の前にはルオ・シーがうつむいて座っていました。
驚いているシャーモーに「もしかして会いたくなかった?」とルオ・シーは聞きます。シャーモーは「入って」と右手を差し出しました。
電話にも出ないでどこに行ってたか聞くルオ・シー。しかし、ルオ・シーはシャーモーが返事をする前に「怒っていたのか?だから無視した?」と言ってきます。シェン・チアンのウワサのことだと思い「あれは全部ウソでしょ?」と言うシャーモー。シャーモーは「疲れているの。ここ数日…」と真実を話そうとしますが、それをさえぎるようにルオ・シーは「俺は何なんだ?」と言いました。そして「安心してるのか。君以外の女に惚れるはずないと。それとも俺の事なんかどうでもいいか?」と…。
連絡もせず携帯の電源を切っていたシャーモーに「まさかオウ・チェンと一緒だったんじゃないよな」と言うルオ・シー。答えられないシャーモーを見て「やっぱりヤツと一緒か」と言いました。誤解しないようにシャーモーが言っても「君は最初からオウ・チェンが好きだったんだろ」とルオ・シーは信じてくれません。
シャーモーはチェンが入院し、ここ数日付き添っていたことを話します。チェンの容体を心配しながらも「こんな大事な事をなぜ早く言わない。俺も一緒に看病したのに今頃言うなんて」と言うルオ・シー。オウ・チェンには相談したと思ったルオ・シーにシャーモーは他の用事で会ったと言いますが、会った本当の理由は話せませんでした。
「彼とは何の関係もないわ」と言うシャーモー。「あなたが好きなの」とシャーモーが言うと、悲しそうな顔でルオ・シーは「別れよう」と言いました。驚いたシャーモーは「今なんて?」と聞き返すと「いつも俺が捨てられてた。だから今回は俺から捨てる」とルオ・シーは言います。
「でも、好きなのよ」とルオ・シーの背中から抱きつくシャーモー。しかし「もう信じられない。君しか愛せないとでも?」とルオ・シーは言うと、シャーモーの手を自分から離してしまいました。そして家から出て行ってしまいます。
シャーモーはその場に座り込み、泣き崩れてしまいました。
オウ・チェンを気にするあまり、シャーモーを信じられなくなってしまったルオ・シー。シャーモーがこんなにもルオ・シーを好きだったなんて…。お互いに好きなのに。(泣)
オウ・チェンは病室のチェンをこっそり見た後、"シャーモー、君は俺のものだ。弟のためなら断れないはず"と想いながら帰っていきました。
テレビではルオ・シーとシェン・チアンの熱愛が発覚と報道され、新聞にも"結婚間近か"と記事が載ります。
シャーモーはルオ・シーのプロダクション社長のシャーと連絡を取ろうと思いますが、とれずにいました。RBSテレビの祝賀パーティーにシャー社長が出席すると知り、パン・ナンと一緒にパーティーへ行くことにします。
RBSテレビ局も歐グループでした。
招待状もないのに来たホイニーは、もめながらもパーティー会場に入ってきます。そしてシャーモーに絡んで来るホイニー。シャーモーは芸能界に戻りたくてここに来たのなら、芸能関係者に自分を売り込むように言います。悔しいホイニーは、よろけたフリをし、シャーモーのドレスにお酒をかけて行ってしまいました。そこにさっと現れたオウ・チェン。オウ・チェンはシャーモーの手をとり、連れて行ってしまいます。
シャーモーの新しいドレスを用意させている間、弟の看病もせずパーティーに来たシャーモーに「看病しないなら"黄金の舞"に出るんだ。明後日から復帰しろ」と言って行こうとしたオウ・チェンにシャーモーは「チェンを救うために来たの」と言います。振り返ったオウ・チェンは「俺以外に誰が弟を救えるというんだ」と聞きました。
「あなたを拒むなんてひどい姉よね」とシャーモーは言います。そして誰を探しているのか聞くオウ・チェンに「チェンの父親よ」とシャーモーは答えました。
オウ・チェンと一緒に会場に戻ってきたシャーモー。シャー社長を見つけ行こうとしたシャーモーの腕をつかんで止めたオウ・チェンは「俺が紹介した方が早い」と言います。しかし「なぜあなたが?あの人が承諾すればあなたとは…」とシャーモーが言うと、オウ・チェンはその手を離しました。シャーモーは少し悩んだ後、オウ・チェンの腕に自分の手を絡ませます。
そんな2人を見て、パーティーに来ていたルオ・シーは衝撃を受けます。
シャーにシャーモーを紹介するオウ・チェン。挨拶をしながら「今お話しても?」とシャーモーが聞くと、横からシェン・チアンが「ダメよ。欲張りな人ね。ボスが横にいるのに他社の社長に取り入るの?」と言ってきます。その後ろにはルオ・シーもいました。シャーモーはもう一度シャーに「いいですか?」と聞きますが、またも「お断りよ」とシェン・チアンが返してきます。
「社長に聞いてるの」と言うシャーモー。シャーはシェン・チアンを止めると何度も電話をかけてきていたのがシャーモーか聞いてきました。シャーモーは「はい。お願いがあるんです」と返事を。
場所を変えて話そうとしていたシャーモーでしたが、シャーが静養中だとオウ・チェンは知っていました。シャーの体調を気遣ったあと「腎炎は深刻な病ではありません」と言うオウ・チェン。驚いたシャーモーは「腎炎なんですか?」とシャーに聞きます。シャーは軽度の腎炎だと答えました。
自分から別れようと行ったルオ・シー。だけどシャーモーにつっかかるシェン・チアンを連れて行ってくれたり、何を話してるのかは聞こえていないけど、シャーモーの顔がつらそうな表情に変わったのに気づいて心配になったと思う。
シャーに「お邪魔しました」と言うと、ぼんやりするシャーモーの腕を取り歩き出したオウ・チェン。そこにチェンエンからシャーモーに、チェンが倒れ、今集中治療室だという電話が。急いで向かうシャーモーをオウ・チェンが追いかけました。シャーモーの様子を見ていたルオ・シーもシェン・チアンが止めるのも聞かずに走り出します。しかし、ルオ・シーが会場の外に出てきた時には、すでに2人の姿はありませんでした。
オウ・チェンの車に乗ったシャーモーは、不安で涙が止まりません。
そんなシャーモーに「言ってたよな。"弟のためなら命も惜しくない"と。俺との結婚は死ぬよりつらいか?」とオウ・チェンは聞きます。
病院に着くとチェンの容体は安定していました。
まだ目を覚ましていないチェンの手をにぎり「帰って来たわ」と言うシャーモー。チェンの手を自分の頬に持っていき「ここにいるよ」と涙を流します。
弟を思うシャーモーをうしろから見ていたオウ・チェン。オウ・チェンは実はいい人だと思っていたけど、この取り引きはどうだろう…。
ーつづくー
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