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泡沫の夏(17話)

2012年02月02日 13時09分07秒 | 泡沫の夏(台)
【出演】
尹夏沫(イン・シャーモー)役…バービィー・スー
洛煕(ルオ・シー)役…ホァン・シャオミン
歐辰(オウ・チェン)役…ピーター・ホー
尹澄(イン・チェン)役…クリス・シェン




「協力してくれてありがとう」と言ったシャーモーに「俺の本心だ。協力なんかじゃない」とオウ・チェンは言いました。そして、この数日のシャーモーの態度は演技だったのか聞くオウ・チェン。シャーモーは返事に困ってしまいます。

そんな2人を見ていたシー・モンの携帯が鳴りました。シー・モンは電話の相手に「報道したいならしろ。ビタ一文払わん」と言います。


シャーモーが有名なクラブ歌手の娘で、母親は男性遍歴が豊富だったこと、さらにシャーモーも非嫡出子だとテレビで報道されてしまいます。


シャーはルオ・シーに「"天下太平"の次は海外展開を目指す」と新しい企画を手渡します。ルオ・シーが「話しはあとで」と返事をすると、シャーは「考えてみてくれ」と言い離れて行きました。ルオ・シーが渡された企画書を見ていると「スープを作ってきたの」とシェン・チアンが。それをルオ・シーが遠慮すると、シェン・チアンは「本当に見かけによらないわね。スキャンダルで有名なルナの娘だったなんて」と"シャーモー出生の秘密"と書かれた新聞をルオ・シーに。

「未婚の母の子で弟とは父親が違うらしいわ」と言うシェン・チアン。その言葉を少し離れた場所にいたシャーが耳にします。シャーの顔色が変わりました。
ルオ・シーはシェン・チアンに「シャーモーにも短所はある。だが、人の陰口は言わない」と言います。その言葉で「そんなに好き?裏切られたのに、まだかばうの?」とシェン・チアンが怒り出したため、ルオ・シーは席を立ちました。
2人がいなくなったあと、シェン・チアンの持って来た新聞に、シャーは目を通します。
シャーはチェンが自分の子供だと気づいたのかも?ただシャーモーがルナの娘だと知って驚いただけ?

ほとんどのメディアは好意的でしたが、"オレンジデイリー"と"爆週刊"だけが対決姿勢だと、オウ・チェンに報告するシー・モン。発行部数が多く統制できないと…。
買収にも時間がかかりそうでしたが、早急に進めるよう、オウ・チェンは言いました。

シーモンは言いにくそうに「シャーモーの家庭は複雑すぎます」と話します。しかし「俺よりましだ」と返すオウ・チェン。名門歐家なのになぜ複雑なのかシー・モンが聞くと、オウ・チェンは「両親に結婚のことは?」と言いました。シー・モンは歐家の継承者の結婚となれば会議での承認が必要で、反対意見も多いという返事を。オウ・チェンは両親に「結婚に反対するなら継承権を放棄する」と伝えるように言いました。


シャーモーは弟のチェンと散歩をします。「街に出かけようよ」と言うチャン。まだ安静が必要なチャンでしたが、どうしても出かけたいと言われ、シャーモーは一緒に出かけることにします。

チェンはウェディングドレスを注文していました。ドレスを見たシャーモーは、チェンが病室で描いていたのはウェディグドレスのデザインだったと分かります。「僕のデザインしたドレスを着てほしかった」と言うチェン。

シャーモーたちが試着の話しをしていると、ウェディングドレスの宣伝のために来ていたルオ・シーとシェン・チアンが記者に囲まれながら階段から下りてきます。ルオ・シーとシェン・チアンは記者たちから、シャーモーの出生の秘密についてや、2人の結婚の予定を聞かれていました。

思わず顔をそむけてしまうシャーモー。
シェン・チアンは、チェンのデザインしたドレスを見て近づくと「このドレスいただくわ」と店員に言いました。新曲のプロモーションで使うと。
店員は非売品だと言いますが、シェン・チアンは「その客に"10倍払うから譲って"と連絡しておいて」と言いはります。

困った店員が「ちょうど店内にいらっしゃいますので…」と言うと、シャーモーの方を見るシェン・チアン。そして「インさん(シャーモー)のドレスなの?ダイヤをあしらったドレスを購入すると聞いたけど?こんな地味なドレスじゃ玉の輿に乗ったかいがないわね」と言いました。

シャーモーとチェンが今度は記者に囲まれ、2人は急いで店から出ようとしますが、チェンが転んでしまいます。ルオ・シーが助けに行こうとしますが「あなたを捨ててオウ・チェンを選んだ女なのよ?今助けたって感謝するはずないわ」とシェン・チアンが止めてしまいました。それでもルオ・シーは「俺たちの取材だろ?なぜ彼女を追う?」と言ってくれ、2人から記者を離してくれました。

ルオ・シーの元に戻ってきた記者に取材を受けると言い、希望者と向かいのカフェへ行こうとしたルオ・シー。しかし「捨てられた相手に、まだいい格好を?」と言う男性記者の声が。その記者はシャーモーに近づくと「インさん。ホステスの母親の手伝いを?あなたも7歳で売春を?」と言いました。シャーモーは記者を睨みつけると「ノーコメントよ」と返します。

行こうとしたシャーモーを止めた記者は「失礼。お母様はホステスではなく、売春婦でしたね」と…。シャーモーは「デタラメを言うと訴える」と言いますが、今度は弟のチェンに母親の職業についてや、シャーモーが売春をしていたか聞き始めました。シャーモーは記者の頬を叩き「いいかげんにしなさい」と言います。それに逆ギレした記者は「お前をつぶしてやる」と言い返してきました。
母親がどんな仕事をしていても、偉大な母で尊敬していると言い返したシャーモー。堂々としていて格好良かったです。

「お前の母親は父親のいない子を2人も産み、捨てられて自殺したくせに。隠し通せると思うな。お高く止まっているがお前だって…」と言う記者。ずっとやりとりを聞いていたルオ・シーが「店員さん。客が屈辱されているのを見過ごすのか?」と言いました。そして「さあ、コーヒーでもいかがかな?ただしリウさん(屈辱した記者)はお断りだ。今後2度と取材は受けない」と他の記者を連れて出て行きます。記者のリウは警備員に連れて行かれました。

みんながいなくなると、手を叩きながらシャーモーの前に女性が現れます。「実におみごとね。相変わらず堂々として、みんなの注目の的だわ」と。誰なのか気づかないシャーモーに「覚えてないの?それは困るわね」と、女性はオレンジデイリーのホァジンだと名乗りました。そして本名はこっちだと、シャーモーに名刺を。

「ファン・ジンファよ。覚えてるでしょ?」と言うホァジン。シャーモーは高校生の時「この屈辱は必ず返すわ」とジンファ(ホァジン)に言われたことを思い出しました。
「ジンファの使命は今の立場を使ってあなたに復讐すること」と言い、ジンファは店を出て行き
ます。
久しぶりに登場のファン・ジンファ。…私も"この人誰?"状態でした。

シャーモーたちが店を出ると、オウ・チェンの言いつけでシャーモーたちを尾行していた男が、車に乗るように言ってきます。車に乗ったシャーモーたちは、病院へは向かわず、ある場所へ。そこにはオウ・チェンが待っていました。
車から降りたチェンは「ここは久しぶりだ。懐かしいな」と言います。シャーモーがお礼を言うと、オウ・チェンは「1週間後には夫婦だ。他人行儀はよせ」と返事を。
シャーモーはオウ・チェンに言われ、1人で散歩に行きます。

懐かしくあたりを見回すチェンに、オウ・チェンは「ドレスのデザインを?」と声をかけました。「うん、そうだよ」とチェンが返事をすると「だが、日本のデザイナーに注文済みなんだ」とオウ・チェンは言います。もう完成して、明日には届くと。しかし「だが君のを採用する」と言うオウ・チェン。嬉しさの混ざった驚きの顔を見せるチェンに、オウ・チェンは「ただし条件がある」と言います。


シャーモーの目の前に、仕上がったチェンのドレスが。チェンに「分かってるわよ。昨日2人で示し合わせたわね」と言うシャーモー。チェンは自身のドレスを採用してくれたことを話します。嬉しそうにドレスを見るシャーモーに、オウ・チェンは「最初の試着に俺も立ち合うのが交換条件だ」と言いました。

試着をして現れたシャーモー。6日後の結婚を後悔しないか?とオウ・チェンは言います。たとえ後悔しようが、君は永遠に俺の妻となるんだ、と。「なぜ、こんな私によくしてくれるの?」とシャーモーは聞きますが、オウ・チェンは「チェンを病院に帰す」と言うだけでした。

病院に帰るためテレビを消そうとしたチェン。しかし、テレビから「玉の輿間近のイン・シャーモーですが、傷害で拘置の事実が明らかに」という声が。5年前、他人に傷を負わせたと。オウ・チェンは急いでテレビを消しますが、シャーモーがすぐにつけてしまいます。さらにテレビからシャーモーが3年以上の微役刑をコネを使い逃れたと聞こえてきました。

「安心しろ。根も葉もない報道は俺が処理する」と言うオウ・チェン。顔色の変わったシャーモーは「記憶が戻ってないの?」と言いました。自分の書いたシナリオなのに忘れたのかと。そしてチェンと帰ろうとするシャーモー。オウ・チェンはそんなシャーモーを止め、何があったかを聞こうとします。どうして責めるのかも。シャーモーは「差し押さえは、あなたが指図したんでしょ?」と怒りをあらわにして言いました。

ー5年前ー
入院費が払えず、退院するしかなかったチェンを連れて家に帰ったシャーモー。家に着くと、荷物が運び出されている最中でした。シャーモーは止めますが、父親が歐家に借金をしていたため「歐グループへの借金のかただ」と言われてしまいます。警察を呼ぶとシャーモーが言うと、暴力を振るわれそうに。シャーモーはチェンをつれて逃げようとしますが、チェンが転んでしまい男たちに捕まってしまいます。チェンを助けようとしたシャーモーは、とっさに手に触ったレンガで男の頭を殴ってしまいました。

「絶対に俺じゃない」と言うオウ・チェン。記憶が戻っていないとしても、俺が君を傷つけるはずがないと。しかし、その言葉を信じられないシャーモーは「わざわざ思い出す価値もないことよね」と言って部屋を出て行きました。

シャーモーとオウ・チェンのやりとりを見ていたシー・モンに、どういうことか聞くオウ・チェン。シー・モンは深く溜め息をつくと、イン家の借金返済のため、シャーモーたちを追い出し、家を売るように指示したと話します。

オウ・チェンは虹歐の選考前、シャーモーの邪魔をするだろうとシューアルに希望を持たせたり、会見にホイニーが乱入したのも「お前の差し金だ」と言いました。最近のシャーモーの出生の秘密が明るみになったのも、黒幕はお前だと。シー・モンは自分が画策したことを認めます。それはシャーモーがオウ・チェンを傷つけたからでした。

悲劇の原因となる彼女を遠ざけたかったと話すシー・モン。「お前はシャーモーを嫌ったから苦しめてきた。ではなぜ俺を策略に陥れようとする?」と言うオウ・チェン。誤解だと言うシー・モンに、事実を話す機会は何度も与えたのに隠したと。

さらに「事故で意識不明の頃、両親と金銭トラブルがあったとか」と話し出したオウ・チェン。競馬に夢中で歐グループの金を使い込んでいる父親と、母親も外に愛人を作っていることを調べ上げていました。それをシー・モンに突きつけます。

誕生日のプレゼントや手紙もお前の指示だろう、と言うオウ・チェン。「愛情の示し方をお教えしようと」と言うシーモンに「今後はもう必要ない」とオウ・チェンは言います。余計に哀れになるだけだと。そして行こうとしたオウ・チェンをシー・モンが引き留めました。

シー・モンはニセの両親と交わした契約書をオウ・チェンに見せます。
オウ・チェンは、本当の母親の写真も見ました。その髪には緑のリボンが。シー・モンはシンヤー様の愛用のリボンで、それがトレードマークだったと話します。成長した坊ちゃんが緑のリボンを編まれた時は驚いたと。

母親が軽薄な男を愛し、悲劇的な最後を迎えと聞かされたオウ・チェン。シー・モンは、穏やかで幸せに成長できる環境が必要だったため、前総裁とニセの両親を用意したと言います。それをみんなで結託しダマしていたとオウ・チェンは感じました。涙を流しながらオウ・チェンは「不思議だった。恵まれているのに、いつもむなしかった」と言います。

「俺の人生なんて、お前が書いたただの…企画書だ。名門歐家など存在しない。家族なんて幻だったんだ」と絶望しながらオウ・チェンは言います。オウ・チェンは本当の父親の名前を聞きますが、シー・モンは答えませんでした…。
この後、車を走らせるオウ・チェンがすごく可哀想で…。両親を作られていたなんて悲しすぎるよね。祖父が愛情をそそぐだけでよかったのに…。


シー・モンはチェンの病室へ。
お父さんの借金のため、口座を凍結し家屋を差し押さえたる指図をしたのは「私です」とシャーモーに話すシー・モン。シャーモーはオウ・チェンが命令したと考えますが、シーモンは否定しました。2人が別れた夜、坊ちゃんは大事故を起こされたと。

あの日、明け方まで雨の中座っていたオウ・チェン。シー・モンから奪うようにキーをとり、車に乗ったオウ・チェンは事故に遭ってしまいました。事故の後、2ヶ月以上昏睡状態だったとシー・モンは言います。原因がシャーモーだったため、償わせたかったと話すシー・モン。そんなシーモン自身も、取り立て人の態度が想定外で「あなたをあそこまで追いつめるとは思わなかった」と言います。
シー・モンはシャーモーに心から詫び、頭を下げました。
両親がニセモノだと知ったオウ・チェン。次回はシャーの秘密(?)も明らかになるのかな?



ーつづくー



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