発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

space battleship ヤマト

2010年11月28日 | 映画
「space battleship ヤマト」 試写会http://yamato-movie.net/index.html 都久志会館大ホール。
 観たいと思っていた。もちろん目当ては黒木メイサhttp://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427610&log=20100429である。ダイワハウスのCMで、役所広司に「仕事を選ばず何でもやりそうな人」として唐沢利明とともに挙げさしめた、黒木メイサ。何でもやる、というパブリックイメージを持つクールビューティー。
 アニメ宇宙戦艦ヤマトは、子供時代にリアルタイムで時々観てた。いつも終わりには「地球滅亡まであと○日」と言ってた。大河ドラマの龍馬伝で「龍馬暗殺まであと○カ月(または○週間)」と香川照之が言うたびにヤマトを思い出す人々も少なくはなかっただろう(……か?)。
 もとの話も実は細かいところは知らない。敵襲により放射能汚染された地球を救うために宇宙戦艦ヤマトで放射能除去装置をもらいにイスカンダルに向かう、波動砲とワープ航法を使う、それくらいで。
 実写版には全然期待してなかった。でも、音楽、佐藤直紀(「K-20怪人二十面相伝」「ハゲタカ」それに「龍馬伝」)だし。アニメで使われていた宮川泰のテーマ曲と、挿入曲「無限に広がる大宇宙」(スキャットの名曲)は、新たなアレンジで再登場。
 実写版については、地下都市の特撮。ヤマトが地中から出てくるCG。ヤマト船内も結構良かった。まあ、見たところ日本人のみからなる地球防衛軍って?という突っ込みはなしで。
 古代進(キムタク)、森雪(黒木)、あなたがたは、宇宙船乗組員としても戦闘員としても、いかがなものかと思う、というような突っ込み箇所がいくつか。まあ、登場人物全員が、若田光一さんとか、毛利衛さんとかのような、穏やかで協調性あふれる人々ばかりであれば、映画にはならないのかも知れないし。
 黒木メイサの森雪は、アニメのようなたおやかな感じの女性ではなく、バリバリの戦闘員です。キムタク古代も、違和感ありませんでした。

 内容にはあまり触れませんが、「ひと切れのパン」のような希望の大規模なもの、とでもいうべきオチがついていた、とだけ。あと、エンドロールの冒頭で、「あのときにっ!!」と画面に向かって怒りを込めて(?)小さく叫んだ私でありました。
 お客さんは30代以上が圧倒的に多く、お子さまはわずかでした。帰り、目を赤くしてた人が多かったです。
 それと、やはり沢尻エリカ降板は正しかった。
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