「マイウェイ」 試写会。
予告でやってた「僕達特急A列車で行こう」が見に行けるといいな。予告で女の子にキスしようとした鉄道オタクの男(=平清盛またはデスノートのL、松山ケンイチだ!!)が、聞こえてきた列車の音に「あっ、キハ125の音だっ」と、思わず言ってしまう。ありそうあるかも、と、微量鉄道マニアの私は思う。
キハ125とは、JR九州、唐津線とか久大本線で、ひょっとすると一両編成で運行されているワンマンディーゼルカーである。デザインは水戸岡鋭治。以前は筑豊本線原田・桂川間を運行していた。黄色い車体で、田園の中を走る姿の可憐さといったら。そのキハ125に注目するとは。さすがだ。それだけでも見に行く価値はある、と思う。
って、マイウェイはどうした?
超大作だ。
韓国俳優では群を抜く男前、チャン・ドンゴン様も出ることだし。
相変わらずステキである。こども、少年、青年(チャン・ドンゴン様)と、三人の俳優が演じていたが、少年時代は、高良健吾ふうの美少年が出ていた。
CGで航空機や戦車や軍艦が大増量されているところは、レッドクリフさながら。でも、それはいいと思う。
軍事考証だとか法律考証だとか医学考証だとか衣装考証とか。高い予算の割には、考証が甘いような気がする。それが、リアリティの薄さをもたらしている。
レッドクリフのような1800年前の物語ならまだしも、まだ同じ時代の人はたくさん生きているわけで。
と、素人は思う。とりあえず、司法史とか戦史に詳しい方に教えて欲しいと思う。
裁判所が、争乱を起こした人々を、懲罰として団体で徴兵して前線に送る、なんてありうるのか。
あんな派手な刺繍のある裁判長の法冠は見たことないのだけど、あれは実在したのか。
被告不在の軍法会議や、結構簡単にハラキリさせる、なんてありうるのか。
陸軍刑法は考証したのか、運用はどうだったのか。
ノモンハンの時点で、日の丸ハチマキで団体で陸地を走って、夥しい数のソ連戦車に突撃、なんてあったのか。
冬のシベリアで一晩?宙づりにされて、それで重大な凍傷にもかからず無事に生還してるし。
普通に徴兵する(実際の徴兵は1943年からだったんだけどね、まあそれくらいは史実からはずれるにしても)、ノモンハンで普通に負ける、普通な懲罰。たんたんと話を進めたほうがよかったんじゃあないかと思う。
戦闘は、ワイルド7どころじゃない分量の爆薬を使って、手持ちカメラをブレされまくって、主人公ふたりの目線にしての臨場感。
2人が雪山を助け合って越えるところや、捕虜たちがノルマンディーの海辺でサッカーをする。美しい画面。
をを、と思っていたが、最後の最後で、感動がぶっ飛ぶほどの「それは無理でしょ」がある。
感動的な映画になり得たのに、ショーアップの方法がちょっと違うような気がする。説得力のある考証がほしかった。惜しいと思う。
予告でやってた「僕達特急A列車で行こう」が見に行けるといいな。予告で女の子にキスしようとした鉄道オタクの男(=平清盛またはデスノートのL、松山ケンイチだ!!)が、聞こえてきた列車の音に「あっ、キハ125の音だっ」と、思わず言ってしまう。ありそうあるかも、と、微量鉄道マニアの私は思う。
キハ125とは、JR九州、唐津線とか久大本線で、ひょっとすると一両編成で運行されているワンマンディーゼルカーである。デザインは水戸岡鋭治。以前は筑豊本線原田・桂川間を運行していた。黄色い車体で、田園の中を走る姿の可憐さといったら。そのキハ125に注目するとは。さすがだ。それだけでも見に行く価値はある、と思う。
って、マイウェイはどうした?
超大作だ。
韓国俳優では群を抜く男前、チャン・ドンゴン様も出ることだし。
相変わらずステキである。こども、少年、青年(チャン・ドンゴン様)と、三人の俳優が演じていたが、少年時代は、高良健吾ふうの美少年が出ていた。
CGで航空機や戦車や軍艦が大増量されているところは、レッドクリフさながら。でも、それはいいと思う。
軍事考証だとか法律考証だとか医学考証だとか衣装考証とか。高い予算の割には、考証が甘いような気がする。それが、リアリティの薄さをもたらしている。
レッドクリフのような1800年前の物語ならまだしも、まだ同じ時代の人はたくさん生きているわけで。
と、素人は思う。とりあえず、司法史とか戦史に詳しい方に教えて欲しいと思う。
裁判所が、争乱を起こした人々を、懲罰として団体で徴兵して前線に送る、なんてありうるのか。
あんな派手な刺繍のある裁判長の法冠は見たことないのだけど、あれは実在したのか。
被告不在の軍法会議や、結構簡単にハラキリさせる、なんてありうるのか。
陸軍刑法は考証したのか、運用はどうだったのか。
ノモンハンの時点で、日の丸ハチマキで団体で陸地を走って、夥しい数のソ連戦車に突撃、なんてあったのか。
冬のシベリアで一晩?宙づりにされて、それで重大な凍傷にもかからず無事に生還してるし。
普通に徴兵する(実際の徴兵は1943年からだったんだけどね、まあそれくらいは史実からはずれるにしても)、ノモンハンで普通に負ける、普通な懲罰。たんたんと話を進めたほうがよかったんじゃあないかと思う。
戦闘は、ワイルド7どころじゃない分量の爆薬を使って、手持ちカメラをブレされまくって、主人公ふたりの目線にしての臨場感。
2人が雪山を助け合って越えるところや、捕虜たちがノルマンディーの海辺でサッカーをする。美しい画面。
をを、と思っていたが、最後の最後で、感動がぶっ飛ぶほどの「それは無理でしょ」がある。
感動的な映画になり得たのに、ショーアップの方法がちょっと違うような気がする。説得力のある考証がほしかった。惜しいと思う。
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