JLPGA、富士通レディス、安宣柱優勝

結論から言うと安宣柱（アン・ソンジュ）が優勝。
スコアは残念ながらアンダーの新記録とはなりませんでしたが、１９アンダー。

１２アンダーまで追い上げた申智愛（シン・ジエ）が２位ですから余裕でしょう。

安宣柱（アン・ソンジュ）は、これで２週連続優勝で４勝目。
賞金獲得額はただ一人１億円を超え１億２千４百万円。
賞金ランキング２位の横峯さくらが７千万円なのでこちらも断トツのトップです。

今季もリコーカップも入れて残り６試合。
よほどのことがない限り、賞金女王も間違いないと思います。

１１アンダー３位タイは有村智恵と馬場ゆかり。

「２日間で１７アンダーはさすがに甘すぎたと見たグリーン・キーパーが
　最終日は難しいところへカップを切った。」
「観客のあずかり知らぬところで、グリーンキーパーとプロゴルファーの戦いが
　繰り広げられるのだ」
なんてことがあったらおもしろいのに、と思いましたが、

９アンダー５位タイに上がった新坂上ゆう子が、８バーディ、ノーボギーの６４ですから、
そんなにバーディの出ない設定でもなかったようです。

確かに予選通過選手の平均スコアは２日目に比べ１．５６ほど悪くなってますが、
１８位タイまでの上位２０人で見ると、２日目との差は０．２５しかありません。

さて、順位に話を戻すと、５位タイの残り２人は金ナリとヤング・キム（金英）。
８アンダー、８位タイに横峯さくらとニッキー・キャンベル。
７アンダー、１０位タイには佐伯三貴と藤田幸希。
６アンダー、１２位タイに李知姫（イ・チヒ）とローアマを獲得した野村敏京。

藤本麻子は、５アンダー、１４位タイ。
諸見里しのぶは、３アンダー、２１位タイ。

服部真夕、三塚優子、黄アルムは２アンダーの２４位タイ。
アマチュアの森美穂もこの位置。

三塚優子は賞金が１４２４万円となり、シード確保まであと少し。
もっとも試合数が出場自粛もあってまだ１８試合で、２２試合はぎりぎり。

上原彩子、若林舞衣子、イーブンパー、３３位タイ。
北田瑠衣、１オーバー、３８位タイ。
大山志保、２オーバー、４５位タイ。
飯島茜、４オーバー、４７位タイ。
不動裕理、５オーバー、５２位。
甲田良美、７オーバー、５３位。

井芹美保子、竹末裕美、原江里菜、森田理香子、竹村真琴、それに
ステップアップツアーで優勝したスーパー中学生、高橋恵は予選落ちでした。

今週までに賞金１５００万円を超えたのは４８名。
このうち出場義務試合数をクリアしていない選手もいるとは思いますが、
とりあえずそれは度外視すれば仮想シード枠はあと３になりました。
（不動裕理＝現在６位は永久シードで賞金ランクのシード対象外）

４９位、一ノ瀬優希、１４４８万円、
５０位、三塚優子、１４２４万円、
５１位、姜如珍（カン・ヨウジン）、１２３０万円、
５２位、浅間生江、１２１０万円、
５３位、吉田弓美子、１１０２万円、
５４位、藤野オリエ、１０５５万円、
５５位、恒川智会、１０２３万円、
と、１千万円超はここまで。

大山志保、６７２万円、６９位、
原江里菜、３７４万円、８４位、
竹村真琴、３０５万円、８９位、
金田久美子、２４２万円、９７位、
横峯瑠衣、１９１万円、１０１位、
中山三奈、１８８万円、１０２位、
辻村明須香、１３３万円、１１１位、
スージー・マシューズ、８５万円、１２３位、
櫻井有希、３２万円、１４８位、
新井麻衣、２８万円、１５１位タイ、

こんなんでやってけんのか、と心配になりますが、
まず、これらはレギュラーツアーの賞金で、
例えばキンクミはステップアップ５試合で４百万以上稼いでます。

とはいえ、ステップアップで１００万以上稼いでいるのは、１８人しかいません。

大会に出れば金がかかりますし、予選落ちすれば丸々赤字、
ツアーの賞金だけで食っていけるほどプロゴルフは甘くないようです。