糸こんにゃくと白滝

年末年始の番組を見ていた中で白滝と糸こんにゃくの話が出てきて、
なんだかんだあって「ではシラタキと糸こんにゃくの違いは」と司会が振り、
ひな壇芸人一同がざわざわやった後、「違いは太さだけです」と司会者。

思わず「違うわっ！」とＴＶに向かって叫び、
「今はそうなのか」とつぶやいてしまった。

というのも、昔は関西で糸こんにゃくと言えば関東で言うシラタキの事で、
もうずいぶん前になるが、東京で糸こんにゃくを買おうとしたら
「糸こんにゃく」として売っているものは５ｍｍほどの太さの拍子木状に切った
こんにゃくでびっくりしたことがあった。

以来、糸コンは東西で違うんだと認識し、それ以上深く考えたことがなかったので、
見過ごしていたんだとは思うが、このＴＶを見たおかげで、改めて
こんにゃく売り場でしげしげと眺めることになった。

そして大阪のスーパーで見つけたのがトップの写真の「いとこんにゃく」
買って食べましたが、中身は完全にシラタキでした。

やはり何十年たっても糸こんにゃくは糸こんにゃくだった。

引用した番組の脚本を書いたのは関東の人間だったと思われる。
それはそれでいいが、関東に常識が日本の常識だと思ってはいけない。

「関東では」と一言入れてくれれば何の文句もない。

それに、台本がおかしいことに、関西人なら気づいたはずで
先に引用した司会者はバリバリの関西芸人だったんだから、
事前に何かあってもよさそうなもんだ。


全然別の話ですが、こんにゃくと言えば、先日自治会イベントの買い出しの際、
お店で「いたこん」が通じなかった。

もちろん「板コン」＝板コンニャクの事だったんですが。

ちなみに糸こんにゃくは「糸コン」です。