COP26が開かれている。
各国が削減目標を高くしたり前倒ししたりしているが、それでも不十分であることは間違いない。
環境活動家と呼ばれる人が政治家は口だけ、不十分な約束すら守れないと非難している。
だが、彼らがすぐやれという行動は実現可能なのか。
可能か可能じゃないかは問題ない、段階的になんて言っている暇はない。
でも代替エネルギーはどうするの、今の生活の何をあきらめないといけないの。
化石燃料、早い話が石炭石油を使うのを止めたら本当に温室効果ガスの総排出量は減るの。
そんなこと言ってるから進まない。どうやって実現するか考え、すぐに実行することだ。
現実の問題としていわゆる再生可能エネルギーで全世帯の電力が賄えると思えない。
化石燃料を使わないために石炭火力発電を止めることはある程度説得力があるが、
二酸化炭素を出さない石炭火力発電への転換は無意味なのか、やっちゃいけないのか。
とはいえ、先進国は努力のしようがあると思う。
それをいかに加速するか、国民や地域にどこまで不便を強いるのか、人々がどこまで受け入れられるのか。
石炭石油を使わないで再生可能エネルギーを利用することもできない人たちはどうすればいいの。
先進国が支援すればいい。
とはいってもどのくらいの費用をどこにどうやって負担するのか。
支援した資金が流用されたり、作る設備が手抜きだったり、私腹を肥やすのに使われたりしないか。
上で資金が浪費され、庶民に恩恵がいきわたらないことはないのか。
燃料として石炭石油が使えないから薪を使うしかないとしたら、節電のためにろうそくをつけるようなもの。
再生可能エネルギーは、場所によって設置できるできない、向いているいないがあるし、
いいことばかりではない。
例えば、風力発電では、設置に適した風のよく通り抜ける場所は渡り鳥の通り道のことがよくあり、
いわゆるバードストライクがおこる。
風車による低周波(音波)で、住民に頭痛などの健康被害をもたらす例もあるらしい。
風車が転倒した事例もある。
支柱が倒れても大変なことになるが、直径数十メートルもあるブレードが外れて飛んで来たら大変。
こういうことを考慮して設置場所を決めないといけない。
洋上風力発電もあるが、立地条件はさらに厳しい。
風の状況だけでなく水中、例えば魚介類や水棲生物への影響を考えないといけない。
太陽光発電もしかり。山岳地帯や盆地、窪地では不利だ。
これらを設置しやすい国や地域と設置しにくいところで融通し合えればいいけど。
利害が対立したり、自国のエネルギーが賄えないぐらいしか発電できなけりゃ、融通できない。
発電効率が最も良い自然エネルギーは水力発電だが、ご承知のようにダムは大規模工事で
自然破壊、住居移転、付帯施設工事など膨大な時間と費用が掛かる。
時間経過とともに、上流からの枝葉、土などが流入し、徐々に貯水可能量が減り、
ついには用をなさなくなる。
用水路を利用したマイクロ水力発電、大規模でない、家庭用や事業所用の風力発電なども
考えないといけないが、政府などにそれを推進、支援する考え、仕組みは寡聞にして聞くない。
戸建ては屋根などに太陽光発電設備を備えているお宅もあるが、設置場所によって発電効率が
大きく変わるようだし、清掃などのメンテも必要。
台風などで破損するかもしれないので、全部をそれで賄うことはできない。
昔の話だが、アフリカのどこかの国で屋根に太陽光発電設備を設え、その電力で放送するミニ局を
作った話をやっていたことがある。
ところが、わずか数か月で発電しなくなったというので、技術者が飛んで行ったら、故障ではなく、
なんと砂塵で太陽光パネルの一部が覆われていたらしい。
砂を取り除いたら復活したらしいが事程左様にメンテは欠かせない。
他にも地熱発電や潮力発電など利用できるエネルギーはあるが同じようなメリットデメリットがある。
そして何よりも気になるのが、これら再生可能エネルギーを生み出す装置、設備を作るのに
どれぐらいエネルギーを使い、それがどのぐらいで回収できるのか、ということ。
昔「不都合な真実」が公開されたときに、アル・ゴアが来日し、新しい家電(その時は冷蔵庫)の方が
節電だといった。
観客の誰かが「冷蔵庫は新しいものに買い替えた方が良いってことですか」と聞くと、アル・ゴアは
「まさにその通りです」と言ったのだ。
新しい冷蔵庫を作り古い冷蔵庫を処分するのにどれぐらいエネルギーを消費するか、どれぐらい使った家電なら
買い換えた方がいいのかなどの議論をしないで節電だから買い替えろって乱暴すぎないか、と思ったものだ。
イルカは賢いから獲っちゃダメ、クジラを獲るのはかわいそうだから獲っちゃダメ。
獲る量を制限しよう、獲り方を制限しよう、と考えるのはいいと思うけど、何が何でも許さない、
阻止するには実力行使しかないのでは環境テロリストと呼ばれてもしょうがない。
彼らはそれが正義だと思っているから本当の意味での確信犯なんだろうね。
神に許された動物しか獲っちゃダメ、食べちゃダメ、というのはそれぞれの考えだからいいけど、
それを人に押し付けるのはどうなの。
牛や羊が出すメタンガスの量は半端じゃないし、飼料を作るためのエネルギーだって馬鹿にならない。
だからやらなくていいということではないが、自分たちの考えだけが絶対に正しいと思うのは間違い。
*
COP26の会場か国連本会議場かはわからないが、恐竜が闊歩して演壇に立ち、地球温暖化と
種の絶滅について演説するとかの動画が出回っているようだ。
見てみたいと思ってはいるがまだ見ていない。
ところで出てくる恐竜は「ジュラシック・パーク」「ジュラシック・ワールド」のシリーズで登場した
ヴェロキラプトルのようだ。
映画で出てくるのは実際にはヴェロキラプトルではなくユタラプトルらしい。(ディノニクスとの説もあり)
ヴェロキラプトルは大型犬ぐらいの大きさしかない。
いずれにしても白亜紀の恐竜で当時のは気候は温暖。
地球全体の平均気温は今よりずっと温かく、北極海は氷結しておらず、氷河も存在しない。
そんな温かい時代の動物が自分たちよりずっと寒い現代の地球を訪れて温暖化の心配をするなんて
なんかちょっと変だなと思うのは私だけだろうか。
各国が削減目標を高くしたり前倒ししたりしているが、それでも不十分であることは間違いない。
環境活動家と呼ばれる人が政治家は口だけ、不十分な約束すら守れないと非難している。
だが、彼らがすぐやれという行動は実現可能なのか。
可能か可能じゃないかは問題ない、段階的になんて言っている暇はない。
でも代替エネルギーはどうするの、今の生活の何をあきらめないといけないの。
化石燃料、早い話が石炭石油を使うのを止めたら本当に温室効果ガスの総排出量は減るの。
そんなこと言ってるから進まない。どうやって実現するか考え、すぐに実行することだ。
現実の問題としていわゆる再生可能エネルギーで全世帯の電力が賄えると思えない。
化石燃料を使わないために石炭火力発電を止めることはある程度説得力があるが、
二酸化炭素を出さない石炭火力発電への転換は無意味なのか、やっちゃいけないのか。
とはいえ、先進国は努力のしようがあると思う。
それをいかに加速するか、国民や地域にどこまで不便を強いるのか、人々がどこまで受け入れられるのか。
石炭石油を使わないで再生可能エネルギーを利用することもできない人たちはどうすればいいの。
先進国が支援すればいい。
とはいってもどのくらいの費用をどこにどうやって負担するのか。
支援した資金が流用されたり、作る設備が手抜きだったり、私腹を肥やすのに使われたりしないか。
上で資金が浪費され、庶民に恩恵がいきわたらないことはないのか。
燃料として石炭石油が使えないから薪を使うしかないとしたら、節電のためにろうそくをつけるようなもの。
再生可能エネルギーは、場所によって設置できるできない、向いているいないがあるし、
いいことばかりではない。
例えば、風力発電では、設置に適した風のよく通り抜ける場所は渡り鳥の通り道のことがよくあり、
いわゆるバードストライクがおこる。
風車による低周波(音波)で、住民に頭痛などの健康被害をもたらす例もあるらしい。
風車が転倒した事例もある。
支柱が倒れても大変なことになるが、直径数十メートルもあるブレードが外れて飛んで来たら大変。
こういうことを考慮して設置場所を決めないといけない。
洋上風力発電もあるが、立地条件はさらに厳しい。
風の状況だけでなく水中、例えば魚介類や水棲生物への影響を考えないといけない。
太陽光発電もしかり。山岳地帯や盆地、窪地では不利だ。
これらを設置しやすい国や地域と設置しにくいところで融通し合えればいいけど。
利害が対立したり、自国のエネルギーが賄えないぐらいしか発電できなけりゃ、融通できない。
発電効率が最も良い自然エネルギーは水力発電だが、ご承知のようにダムは大規模工事で
自然破壊、住居移転、付帯施設工事など膨大な時間と費用が掛かる。
時間経過とともに、上流からの枝葉、土などが流入し、徐々に貯水可能量が減り、
ついには用をなさなくなる。
用水路を利用したマイクロ水力発電、大規模でない、家庭用や事業所用の風力発電なども
考えないといけないが、政府などにそれを推進、支援する考え、仕組みは寡聞にして聞くない。
戸建ては屋根などに太陽光発電設備を備えているお宅もあるが、設置場所によって発電効率が
大きく変わるようだし、清掃などのメンテも必要。
台風などで破損するかもしれないので、全部をそれで賄うことはできない。
昔の話だが、アフリカのどこかの国で屋根に太陽光発電設備を設え、その電力で放送するミニ局を
作った話をやっていたことがある。
ところが、わずか数か月で発電しなくなったというので、技術者が飛んで行ったら、故障ではなく、
なんと砂塵で太陽光パネルの一部が覆われていたらしい。
砂を取り除いたら復活したらしいが事程左様にメンテは欠かせない。
他にも地熱発電や潮力発電など利用できるエネルギーはあるが同じようなメリットデメリットがある。
そして何よりも気になるのが、これら再生可能エネルギーを生み出す装置、設備を作るのに
どれぐらいエネルギーを使い、それがどのぐらいで回収できるのか、ということ。
昔「不都合な真実」が公開されたときに、アル・ゴアが来日し、新しい家電(その時は冷蔵庫)の方が
節電だといった。
観客の誰かが「冷蔵庫は新しいものに買い替えた方が良いってことですか」と聞くと、アル・ゴアは
「まさにその通りです」と言ったのだ。
新しい冷蔵庫を作り古い冷蔵庫を処分するのにどれぐらいエネルギーを消費するか、どれぐらい使った家電なら
買い換えた方がいいのかなどの議論をしないで節電だから買い替えろって乱暴すぎないか、と思ったものだ。
イルカは賢いから獲っちゃダメ、クジラを獲るのはかわいそうだから獲っちゃダメ。
獲る量を制限しよう、獲り方を制限しよう、と考えるのはいいと思うけど、何が何でも許さない、
阻止するには実力行使しかないのでは環境テロリストと呼ばれてもしょうがない。
彼らはそれが正義だと思っているから本当の意味での確信犯なんだろうね。
神に許された動物しか獲っちゃダメ、食べちゃダメ、というのはそれぞれの考えだからいいけど、
それを人に押し付けるのはどうなの。
牛や羊が出すメタンガスの量は半端じゃないし、飼料を作るためのエネルギーだって馬鹿にならない。
だからやらなくていいということではないが、自分たちの考えだけが絶対に正しいと思うのは間違い。
*
COP26の会場か国連本会議場かはわからないが、恐竜が闊歩して演壇に立ち、地球温暖化と
種の絶滅について演説するとかの動画が出回っているようだ。
見てみたいと思ってはいるがまだ見ていない。
ところで出てくる恐竜は「ジュラシック・パーク」「ジュラシック・ワールド」のシリーズで登場した
ヴェロキラプトルのようだ。
映画で出てくるのは実際にはヴェロキラプトルではなくユタラプトルらしい。(ディノニクスとの説もあり)
ヴェロキラプトルは大型犬ぐらいの大きさしかない。
いずれにしても白亜紀の恐竜で当時のは気候は温暖。
地球全体の平均気温は今よりずっと温かく、北極海は氷結しておらず、氷河も存在しない。
そんな温かい時代の動物が自分たちよりずっと寒い現代の地球を訪れて温暖化の心配をするなんて
なんかちょっと変だなと思うのは私だけだろうか。
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