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ヴィガノ大司教:自由を保証できるのは真理、すなわち主イエズス・キリストだけである。「真理は汝らを自由にする」。

2022年02月11日 | カトリック・ニュースなど

【参考情報】ヴィガノ大司教、カナダのトラック運転手を励まし、「地獄の」グレート・リセットを打ち負かすための祈りを呼びかける

Abp. Viganò endorses Canadian truck drivers, calls for prayers to defeat ‘infernal’ Great Reset

「親愛なるカナダのトラック運転手の友人の皆さん、皆さんの抗議は、国民国家の瓦礫の上に新世界秩序を確立することに反対しようとする世界中の合唱団に加わるものです」。

2022年2月7日

(LifeSiteNews) - 親愛なるカナダのトラック運転手の兄弟姉妹の皆さん。

この2年間のサイコ・パンデミックの茶番劇で、グローバリストのエリートが実行した世界規模のクーデターは、一つ一つの国で起こったことを考えることに限定せず、あらゆる場所で起こったことに視点を広げれば、最もはっきりと見えてくるものです。

親愛なるカナダのトラック運転手の友人の皆さん、皆さんの抗議は、世界経済フォーラム(World Economic Forum)と国連が「アジェンダ2030」という名前の下に望むグレート・リセット(Great Reset)を通じて、国民国家の瓦礫の上に新世界秩序(New World Order)を確立することに反対しようとする世界中の合唱団に加わるものです。そして、クラウス・シュワブの「若い指導者のための学校」(School for Young Leaders)、いわゆる「明日のグローバル・リーダー」(Global Leaders for Tomorrow)に多くの政府首脳が参加していることも、私たちは知っています。彼らは、ジャスティン・トルドー、エマニュエル・マクロン、ジャシンタ・アーダーン、ボリス・ジョンソン、それ以前にはアンゲラ・メルケル、ニコラ・サルコジ、トニー・ブレアなどです。

カナダは、オーストラリア、イタリア、オーストリア、フランスと並んで、グローバリストが最も浸透している国の一つであるように思われます。この地獄のプロジェクトで私たちが考慮しなければならないのは、サイコ・パンデミックの茶番劇だけでなく、これらの国々の伝統と、キリスト教のアイデンティティー、実際にはより正確にはカトリックのアイデンティティーに対する攻撃です。

皆さんはこのことを本能的に理解し、自由への憧れを、首都オタワに向かって移動しながら、そのすべての協調的調和をもって示されました。親愛なるトラック運転手の皆さん、皆さんは大きな困難に直面しています。それは、デモを行うために仕事を放棄しているだけでなく、悪天候、寒い中での長い夜、撤収させられる試みに直面しているためです。しかし、このような困難とともに、皆さんと同じように迫り来る脅威を理解し、政権に抗議する皆さんを支援しようとする多くの仲間たちの親密さも体験しています。私もまた、皆さんを支持し、霊的に皆さんの近くにいることを表明するのをお許しください。そして、皆さんのイベントが成功を収め、他の国々にも広がっていくことを祈ります。

この時代、私たちは世界中の暴君の仮面が落ちるのを見ていますし、残念ながら、昨日まで友人だと思っていた人々、家族の中でさえも、多くの順応主義、多くの恐怖心、多くの臆病を目にします。しかし、このような極限状態だからこそ、私たちは、見知らぬ人たちの人道的な行動、共通の戦いの中で私たちを身近に感じている人々の連帯感や兄弟愛を、驚きとともに発見するのです。私たちは、この茫然自失の状態から私たちを揺り起こそうとする多くの寛容や多くの願望を発見するのです。私たちは、権力と金に飢えた無節操な犯罪者たちの陰謀団(cabal)によって押しつけられた私たちの世界の破壊を、もはや受け身で見過ごすわけにはいかないことを発見するのです。

伝統的な世界に対するこの容赦ない攻撃では、皆さんの生き方やアイデンティティーだけでなく、皆さんの財産や活動、仕事にも影響を受けています。これが「グレート・リセット」であり、これが「より良い復興」(Build Back Better)などのスローガンが約束する未来であり、これが何十億もの人々が、すべての動き、すべての取引、すべての購入、すべての官僚的行為、すべての活動においてコントロールされるという未来なのです。霊魂や意志を持たない自動人形のようになるのです。つまり、アイデンティティーを奪われ、ただ生きながらえるためにベーシックインカム(国民支給金)を受けることや、他人が売りに出すとすでに決めたものだけを買うことが許されるだけになり、遺伝子血清によって慢性疾患のある人間に変えられるです。

今日では、もはや受け身で支援することは不可能であることを認識することが、これまで以上に重要です。立場を取り、自由のために戦い、自然な自由の尊重を要求することが必要です。しかしそれ以上に、親愛なるカナダの兄弟の皆さん、このディストピアは、新世界秩序の独裁を確立し、社会から、歴史から、そして民族の伝統から、私たちの主イエズス・キリストの痕跡を完全に消し去るためにあることを理解することが必要です。

カナダの友人の皆さん、自分たちの権利のためにデモをしてください。しかし、その権利が、スーパーマーケットに入る自由や予防接種を受けない自由といった単純な主張だけにとどまらず、自由人としての神聖な権利に対する誇りある勇敢な主張となりますように。しかし、皆さんのデモは真の自由の一つであり、皆さんに自由を保証できるのは真理、すなわち私たちの主イエズス・キリストだけであることを思い起こさせるものでなければなりません。「真理は汝らを自由にする」。

キリストが社会に、心に、家族に君臨するために戻って来られるように祈りましょう。聖なるロザリオという霊的な武器を手に取り、祝されし童貞、聖アンナ、聖ジェルジオ、そして聖なるカナダの殉教者たちに、皆さんの祖国を守ってくださるように祈りましょう。

最後に、私たちの主が私たちに教えてくださった言葉で、皆さんと一緒に祈ることをお願いして、私の訴えを終わりたいと思います。私たちの祈りが天に届くように、また、この広場、この通り、権力者の宮殿に至るまで、力強く響きわたるように、声を出して共に祈りましょう。

天にまします我らの父よ、願わくは御名の尊まれんことを、御国の来らんことを、御旨の天に行わるる如く、地にも行われんことを。我らの日用の糧を今日我らに与え給え。我らが人に赦すごとく、我らの罪を赦し給え。我らを試みに引き給わざれ。我らを悪より救い給え。アーメン。

+大司教カルロ・マリア・ヴィガノ

2022年2月7日

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