採点の話し。
…これは僕の話しではありません。以前勤めていた学校の同僚(先輩)の話しです。
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僕たち教師は大体各定期考査で200枚~250枚の採点をします。採点基準の平準化と効率を考えて、同じ問題を連続して採点する場合が多いと思います。
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問1.の小問だけをまとめてつけるとか、日本語による解答の部分とかを一気に採点します。
当然、利き腕でない方の指で解答用紙をめくりながらの作業になります。
指をなめて、解答用紙をめくることはまずありません。普通指サックをして作業します。
さて、このこの同僚は、指も舐めず、指サックもしませんでした。もちろん素手ではありません。
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QUIZ
何を使ったでしょう…
ANSWER
「外科手術用」の手袋使った。
この先生は解答用紙をめくる方の手に、それをぴっちりはめて採点をしていました。
周りのものには異様な風景ですが、その先生にとっては当たり前。一枚採点するごとに、「バサッ、バサッ」と解答用紙をめくって、颯爽と(ちょっと変ないい方だけど)採点を進めていく人でした。
人間の常識なんてもろいものだと思いました。