チビクロわ、読書しましたにゃ。
「ブラック・アゲート」
上田早夕里 光文社
人間を死に至らしめる蜂が
大流行して、社会秩序が揺らぐという
話ですにゃ。
治療薬がなく、検査薬も不足するそうですにゃ。都市封鎖も行われるですにゃ。あれ、パンデミックの話?
この小説わ、2012年に書かれていますにゃ。まるでコロナウイルスでの
社会の動揺を現しているようで、
作者の先見の明に驚きますにゃ。
チビクロわ、この小説に登場する人物
それぞれの正義が描かれていて、
それが興味深く思ったですにゃ。
正義わ、その人物の存在証明ですにゃ。
彼らの正義わ、その人物の置かれた位置により、あまりに異なりますにゃ。
主人公の高寺と対になる形の村綺を
その人物、境遇を丁寧に描くことで
単なる悪役以上の存在にしたですにゃ。
チビクロわ、村綺への憐憫を
感じないでわ、いられませんでしたにゃ。
国家の王道を守るためにわ、
裏の道が必要なのわ、
現実に行われていることなのだろうか?
この作品わ、フィクションですにゃ。
分厚い本ですが、第4章に分かれていて
スピード感を、持ってグイグイ読んで
行けますにゃ。
カテゴリーとしてわ、
SF、医療、警察、国家の権力系ミステリだと、思いますにゃ。
そして読書後
作者へのあふれる賞賛ですにゃ。
表現が変だと思うけど、
素晴らしいとわ、違う言葉が
見つからなかったチビクロですにゃ。
今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。