藤枝市藤枝に鎮座される式内社「飽波(あくなみ)神社」。別称「川関(かわせき)大明神」とも称します。
御祭神は『少彦名命(すくなひこのみこと)』。配祀、『瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)、蛭子命(ひるこのみこと)、天忍穗耳命(あめのおしほみみのみこと)』。『瀬織津姫命』は水神・祓神・瀧神・川神としての面を持つ女神で、龍神の后神とされます。
由緒に【当神社は古墳時代第十六代仁徳天皇六年十月(316年)、飽波郷(旧藤枝一円)の鎮護の神としてお祀りされた、志太平野で最も古い伝統のある神社です。 御祭神『少彦名命』は、『大国主命』と共に日本の国を開き産業を進め、医薬の術 を教え、人々にさまざまな智恵を、授けるなど幸福をもたらす神様です。 昔この山裾の小石のまわりから清らかな水がこんこんと湧き出て諸病の霊験があったと 伝えられ人々に命の水を恵み、又瀬戸川の水害から護って下さることから「川関大明神」とたたえられ「沸波神社」とも称せられました。】
由緒にある命の水は現存しませんが、伝承では泉の中央に丸い石があり、湧水の上では小石がおどっていたと云い、「湧波の池」とも「湧玉の池」とも称したと伝います。昭和49年、社務所建設と同時に境内に氏子の奉納による池が作られ、改めて「湧玉の池」と命名されました。
水難除けとしても名高い神社の御神紋は「波巴」、文字通り、波で描かれた三つ巴紋。 巴紋は八幡宮の社紋として有名ですが、このように波を使って描かれた紋はこの時が初見。
拝殿下、石段参道の左右より神域を守護されるのは、 強面系で名を馳せた(笑)昭和8年建立の丹後系狛犬さん一対。藤枝町時代の「料理業組合」の奉納。一見強面なんですが、じっと見てると実はすごい愛想良し(^▽^)/
境内の右手にある鳥居の奥。左側の「七ツ森神社」には、「熊野社・諏訪社・泉社・進雄(すさのお)社・藤森社・作神社・七ツ森社・秋葉社」。
「七ツ森神社」の右側には『金山彦命』を御祭神とする「金山神社」が祀られています。
今日の参拝でとっても印象に残ったのは、社務所前に奉納されていた沢山の怪獣や恐竜たち。 素材は鉄鋼のようですが、これがとてもよく出来ていて、思わず三人とも童心に返って(笑) 特に、狛犬さんの下に並んでいた阿吽の龍、正直言って狛犬さんよりも迫力満点。
恐竜たちを前にファイティングポーズをとる友人Jさん(^_^;)。このノリの良さは流石、私の友人(笑)
最後は境内の一角に建立されていた「針塚」。
参拝日:2016年12月12日
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