その存在を知ったのは、次の目的地に向かう途中の「徳島自動車道上り線:阿波パーキングエリア」。道の駅同様、SA・PAだってその気になれば面白発見が一杯ある筈。期待は敵中で、とても気になる観光案内を見つけました。
「悠久の時の流れが生み出した大地の芸術「阿波の土柱」。 この地は、100万年程前に土砂が堆積した扇状地が地震活動により隆起した場所。この隆起した山の一部が、豪雨や地震によって崩壊し、その後、雨水によって土が削られ、長い年月をかけて形づくられました。~中略~周辺には5ヶ所の土柱が点在しています。中でも、一番大きな波濤嶽は昭和9年5月1日に国の天然記念物に指定されました。」阿波市HPより
大体に置いて地質学とか植物学とかには全く造詣のない二人😅。これまで「天然記念物」なるものを見ても、ほぼ7割がたは「・・なんかようわからんけど、きっと専門的には凄いものなんだよね・・」と、全くといって良いほど無知をさらけ出してきました😔
が、これだけの煽り文句にこの写真、これは貴重な3割に該当するかもしれない!。しかもPAを降りなくても歩いて行けるとあれば、もう行くしかない!!きっともの凄いチャンスなんですよ!! 折からの陽気に満開のサクラ。その上に見える不思議なヒダを見せる山肌・・これはもしかしなくても「当たり!!」の天然記念物😄!
遊歩道沿いを登っていくと、早速、大好きな句碑や歌碑に出迎えられて、テンションは上がりっぱなし😍
【阿波の名所の波濤嶽は 土のはしらの あるところ 野口雨情】
【黄せきれい 来ては 土柱の 襞濃くす 高井北杜】
眼前に広がるのは阿波市HPに記載されていた一番大きな「波濤嶽」。昔「波濤万里洋々と~」という歌詞の唱歌があったのですが、実際にこんな風に波が立ったら、もう恐怖以外の何者でもない😱
今私達が目にしている「波濤嶽」の説明では、高さ10m前後の柱が南北約90m、東西約50mの範囲にわたっているとか。規模の大きさ、今まで目にした事も無いその情景は「流石!天然記念物」と、おバカな二人を充分に納得させる凄さ。
自然界が生み出した奇跡の景観「阿波の土柱」は、四国八十八景、とくしま八十八景に選定。さらにアメリカのロッキー山脈、イタリアのチロル地方の土柱と並んで「世界三大奇勝」と称されています。
訪問日:2013年3月30日
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