小生手持ちのSACDは、ほとんどが2チャンネルでハイブリット盤です。
5.1サラウンドのマルチチャンネルのものは2枚しかありませんが、こちらから紹介します。
Pink Floyd 『Dark Side Of The Moon』
牧野氏の著書『牧野式高音質生活のすゝめ』Part2「高音質注目盤ディスク・レビュー30」に取り上げられていて、著者も述べていますが、「今から40年も前の作品なのに、あたかも最初からサラウンドにするために作られたかのよう」な作品である。色々な人もディスク・レビューで、このSACDに同様なコメントを寄せている。
レコード発売時の頃、すでに4チャンネルは実用化の段階に入っていた。これを視野に入れながら作品は作られてはいないと思われるが、プログレッシブ・ロックだからこそできたマルチ・チャンネル作品であると思う。
SACDマルチ・チャンネルで発売されたからこそ、手にした作品である。
このアルバムがSACD化され、5.1チャンネル・サラウンドになっていることは知っていたが、いざ欲しくなった時は既に【廃盤】で入手困難であった。
それが、国内盤で発売になったので、入手した。
何を聴きたかったのか。それは、このアルバムを購入した中学生時代に遡る。
ブログにも書きましたが、小生がステレオを買ってもらったのは高校の合格後。ゆえに、ステレオを持っていないのに、レコードを購入し始めていました。
その中の1枚が、この『Machine Head』です。
深夜放送で聴いた「Black Night 」や「Fireball」は知っていましたが、「Speed King」や「Child In Time」を知らない時、地元レコード店ではアルバムを試聴して購入することが可能であったので、このアルバムを試聴しました。アルバムA面1曲目にある「Highway Star」のイントロ部分。イアン・ギランのハイ・トーンの雄叫びがヘッドフォンの左右を駆け巡りました。この部分だけで購入を決めました。笑...
この部分だけのために、SACDを購入した訳です。5.1サラウンドで聴きたい。
でも、海外盤が出た時は、さすがに【この部分】聴きたさには購入出来ませんでした。
上記のPink Floyd 『Dark Side Of The Moon』の感動があればこその購入です。
この延長線上に、King ChrimsonやEmerson Lake PalmerのDVD-AUDIOがあります。
続く。
ではでは。
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