めざせ中医学的健康生活

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山芋入りのホットケーキ

2010-06-18 | 薬膳&食療(野菜)
いよいよ夏らしくなってきましたね

先日、薬膳講座の試食で山芋(長いも)入りホットケーキを用意しました。

我が家のお好み焼きにはかかせなく、いつもたーっぷり入れる山芋。子ども向けのメニューにしようと思っていたのでホットケーキに入れてみました。

簡単に作ってもらえる様にホットケーキミックスを使い、山芋はミックス粉の重さの半分だけ。すりおろして加えました。

仕上げにはきび砂糖をぱらぱらとふりかけて。このお砂糖ぱらぱらも「少ないお砂糖で甘みを強く感じる!これいい!!」と好評でした。全部が甘いわけではなく部分的に感じる強い甘み。ポテトチップスの塩味から得たアイデアです。

講座の内容も試食も喜んで下さり久しぶりに充実した一日でした。

そしてこの山芋入りホットケーキは保育園のおやつメニューにも検討してもらえるかも?との事でなんともありがたい話しです。

今回は夏の薬膳についての講座でしたが、説明の際にした「気」についての話しに興味を示した方が多く、今後中医学の基礎的な部分(陰陽五行や気血等)についても解り易く楽しく話せたらいいなと思いました。



ところで、、、夏の薬膳なのに山芋?

旬の食材ではありませんが、脾が弱く下痢をしやすいタイプの人が夏を乗り切るには欠かせない食材と言っていいかもしれません。
脾の機能が未発達な子供も同様。

脾は湿が苦手なので、蒸し暑い夏は弱りがち。さらに生ものや冷たいものにも弱いので、夏は負担が大きくなり、食欲が落ちたり下痢しやすくなってしまうのです。

山芋には脾気を補う効果があり、それにより下痢を止めます。

生ものや油脂分の多いもの、冷たいものを食べると下痢しやすい人はこれらのものを控える様に注意して、たまに山芋を食事に取り入れてみては如何でしょうか?

ジャガ芋と同じ様に汁物や炒め物に入れたり、すりおろして色々なものに混ぜたりしてみて下さい。


摂り過ぎは便秘になる可能性がありますが、そうでなくとも偏った食事はよくないので摂り過ぎにはお気をつけ下さい。


もう一つ気をつけたい事は、、、、

補う効果のある物は、風邪を引いている時には控えた方がいいと言う事。邪気を追い出そうとしている体制の邪魔になるのです。「風邪を引いているときはしっかりと補った方がいい」ような気がしますけど、しばらく我慢。回復期からにしましょう。


そんなわけで今の私も冷蔵庫を開ける度に目にする山芋を使えずにいます。

来週には使えるかな?

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