富士ヒルまで残り3ヶ月。
脳梗塞で左片麻痺となり、その後遺症はほとんど無いのだが、やはり体は完全に元に戻ったわけではない。したがって富士ヒルは決してタイムを狙うわけではなく、完走を目的に走る。おそらく2時間くらいのタイムになるのだろう。少なくとも2時間以上ペダルを回し続ける体力が無ければ…。
この3ヶ月でどのくらいトレーニングできるのだろう。
無理をせず、楽しく強くなれれば良いのだ。
ちょうど良いタイミングで、チーム練習を再開するという。
しかもマッタリ鈍行組も設定してくれた。
まだペダリングがヒヨッコな左脚と、ダンシングが苦手な左腕を鍛えるため、早々に私もエントリー。
そして今日、チーム練習日を迎えた。
冗談半分で新年の挨拶を交わし、公園でしばし談笑後、各自のペースで練習開始。新型コロナ対応と、各々の脚力に合わせての練習。ほぼバラバラで練習終了時間もバラバラになるが、同じ時間に仲間が走っていることを思うだけで充分である。これはこれで良い。
おまかせのコースを少し距離を開けて走る。
マッタリ鈍行組とはいえ、なかなかの強度で進む。
私は折返し地点で既に足が売り切れとなってしまった。
いつも通りに接してくれて嬉しいのだが、
みんな私が片麻痺になったことなど忘れているんじゃないのか…。
帰宅後、妻からバレンタインチョコをいただく。
エネルギー補給もあって、一気に完食。
チョコレートが体中に染み込んでいった。
2月14日といえば、パンターニの命日でもある。
Clubhouseでサイクルフォトグラファーの砂田弓弦さんがRoomを開いてパンターニを偲ぶ。
最初はたった5人が聞いていた。
最終的には10人くらいだろうか。
貴重で、とてもステキな話がたくさん聞けた。
最後に砂田さんがおっしゃっていた言葉が胸に刺さる。
「僕はTwitterをやってない。何故なら選手のやってるTwitterには本当のことを書いてないから。興味がないんだよ。」
言われてみれば、Clubhouseではプロ選手がどんどんRoomを開いて楽しくおしゃべりしているな・・・。
プロ選手にとって、Clubhouseは憩いの場なのかもしれない。