とはいえ、もうすこしこの7インチ画面で頑張ってみたくて、無謀にも自転車雑誌サイクルスポーツ(以下サイスポ)の電子書籍を購入しました。
こういった雑誌が電子書籍化される際、雑誌の一部がカットされてしまうことがあります。その多くは広告ですが、中には記事までカットされてしまうという…。サイスポは連載記事が多く、作者本人の意向だったり、自転車というモノを扱う雑誌の都合というか、商品紹介は間接的に広告にあたるため、広告料としてのビジネスがはっきりルールづくりされていなかったりした場合に掲載出来ないなんてことがあるのかもしれません。
なので、まずはこのサイスポの紙版と電子書籍版の中身についての比較からスタートしました。
最初は、記事ではなく広告の比較から。
サイスポは大企業から小さな自転車屋さんまで、広告量がとても多いです。
<広告ページ>
→合計広告ページ数:105 、掲載はゼロでした。
(っていうか、全280ページのうち広告ページで3分の1を占めているのか)
巻頭のカラー広告は、18ページあるものの
サクッと1ページだけ「CYCLE SPORTS(八重洲出版」に差し替えています
記事掲載ページの上下左右に入っている小さな広告についても同様で
こんなのとか
こんなかんじでロゴに差し替えています
さらに自社で出版している別の雑誌(ツール・ド・フランス公式ガイドブックとか)の広告記事も載っていなくて
しいて広告らしきものといえば、
こんな小さなものくらい。バックナンバー一覧表すら無いという徹底ぶり。
次に記事について。まずは特集ページから
<特集ページ>
自転車雑誌だけに、新商品の特集が多いです。
中身については以外にも削除された箇所は見当たりませんでした。
新発売のロードバイク記事はそのまま
気合の入っていた1ヶ月で磨くヒルクライム力もそのまま
いやもうKURE製品の紹介ページだろうと思ったメンテ記事もそのまま
地図の扱いが電子書籍化に影響があるかと思いきやそのまま
という感じ。100%掲載しています。
続いて、連載ページ。
<連載ページ>
よくあるのは、将来書籍化するから連載コラム作者によっては電子書籍化で掲載しないとか言われていますけど、サイスポの記事に関しては100%掲載していました。
インフォメーション&ニュースはそのまま
よく白黒広告ページにまぎれてしまう、山崎敏正さんの連載記事もそのまま
編集後記(これも連載記事なのか?!)もそのまま、ご丁寧に次号予告はしっかり電子書籍版として編集しなおしています。
というわけで、特集記事も連載記事も100%掲載されていました。
ここまでしっかり電子書籍化されているのであれば、記事が読みたいだけの人ならアリだと思います。
しかし、サイスポの楽しみって記事だけではなく、電子書籍版でカットされている広告を見る楽しさがあると思う(私もちょっと思う)人や、たまにある特別付録(サコッシュは良かった)とか、紙版ならではの楽しみな部分って当然ながらあるわけです。私のように、懸賞好きで毎号のプレゼントにしっかり応募している人もそう。
電子書籍版にはプレゼント応募券がついていませんので。
紙版には紙版の、電子書籍版には電子書籍版のメリット・デメリットあるということで、
天秤に掛けて結論を出さないまま今日は終了。9月号はどうしようかな。
CYCLE SPORTS(サイクルスポーツ)2016年9月号 | |
八重洲出版 | |
八重洲出版 |
あー、でもサイスポの紙版ってすごく重いよなー。1年位トイレの本棚でストックしてから廃品回収に出しているけど、たま~に数年前の記事を読みなおしてみたい事があるし。Kindleだとデータは半永久に残るのでその心配はないよなー。どーしよーかなー。