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hiroです。

人にあらずという大きくて広くて深い存在

2014-04-10 01:25:24 | reading
狐笛のかなた:上橋菜穂子 理論社


匂いと光の中で、感情がぐいぐいと引き伸ばされるような時間でした。


野火。
序章で彼に見つめられてから、
その金色の瞳を見つめ続けています。

木蔦の甘える艶めかしさとかわいらしさ。
木縄坊の応えかた。
焦がれる美しい景色。


自分でこの命を抱えるということ。
「為」を思わないことの晴れやかさ。
小夜をとても愛おしく思います。

そして、驚くことに、
自分をもそう思ったのです。