この日は
シルクスクリーンプリント技法での制作において
プラスアルファの魅力を加える研究に取り組みました。
具体的には・・・
今回は2種の加飾法に挑戦。
<一つ目>
画面に箔を貼る方法。
まず、インクの代わりに箔下のりを刷ります。
その上から箔を置き
丁寧に筆で箔面をトントンと叩き
のり面以外の部分を取り除きます。
すると
スクリーンを通して刷られたのり画像が
箔画像に入れ替わるという仕組みです。
*
<二つ目>
金彩フィルムを使う方法
箔と同様に
金彩フィルム用ののりを刷ります。
のりが乾いたあと
画面にフィルムを置き
アイロンの熱を加え
のりを溶かしてフィルムを接着する方法です。
左上のめくれたシートが
画像を抜いた金彩フィルムです。
今回は銀色を使用していますが
メタリック系の色が数多く市販されているので
様々な印象を加える事ができます。
上の写真の左は銀箔による加飾、中央は金彩フィルム(銀)
右は金彩フィルムの抜け殻。
この抜け殻シートもなかなか素敵です。
金彩フィルムを使用する加飾法は繊細な図柄も表現できそうです。
銀糸を混ぜて織った帯のようで美しい。
授業の後半は
これから取り組む作品制作に対する作戦会議。
講師の作品を作例として
製版原稿の作り方を学びました。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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