予定では太陽光の下で
“サイアノタイププリント”
(日光写真)
に
取り組むはずでしたが
当日は雨。
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ということで
急遽、雨天用プログラム
“転写技法研究”に変更しました。
この日は、ずっと椅子に座り
指先だけを動かす作業です。
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今回
2種類の転写技法を紹介しました。
どちらも図版をコピーして
コピーのトナーだけを支持体に転写する手法です。
<転写技法・その1>
支持体に図版を貼り、紙を剥ぐ方法です。
これは非常に忍耐が必要。
瞑想するように
心を無にして作業に集中します。
<転写技法・その2>
一般的に“シンナープリント”と呼ばれる方法です。
トナーを溶かす溶剤をコピー用紙に塗布して
スプーンやローラーで圧力をかけてこすると
瞬時に転写できます。
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最も美しく転写できた取り組みです。
木の優しい風合いに溶け込む図柄になりました。
こちらは<転写技法・その1>での転写です。
今回、紹介した転写技法は
単独での使用で作品化させることは
難しいかも知れませんが
他の技法と併用すると
面白い効果を発揮すると思います。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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