思いついたら

日記代わりに

給食

2008年02月12日 | 日々の暮らしで思うこと
給食費は1,000円くらいでしたね。小学生のころの自宅は二軒長屋の都営住宅で、お隣のおばさんは通っている小学校で給食を作っている”給食のおばさん”でした。食パンのみみは苦手でたまに残したりしてましたが、給食がまずいと思った記憶はあまりありません。顔見知りのおばさんが作ってるし、まあいわゆる育ち盛りだし、作りたてで暖かいおかずもあったので、1週間も食べ続けるとちょっと飽きちゃう仕出弁当とは違うのかもしれません。前に”ぼくんち”という映画を観ました。同名の西原さんの漫画を映画化したもので、漫画が面白かったので見たんですが、たしかお金が払えない主人公の兄弟は、「うち貧乏なんですう」って申告すると、ただで銭湯に入れたりご飯が食べられたりしてました。貧乏は不自由でつらいし嫌だけど、たしかに恥ずかしい事ではありませんでした。恥ずかしい事はもっと別にあったんでしょう。こんな事言い始めると年寄りみたいでちょっといやですが、今は昔とは別の暮らしにくさがあって、それはけっこうややこしくて、救いがたいような気がします。恥ずかしい気持ちが、何かを人と比べた時にばかり感じるようになっちゃいました。