マーガレット•ミラーの「狙った獣」です。
1955年の作品ということ。
私が生まれる前。
にしては、あまり古びていないのは素晴らしい。
当時としては、さぞ衝撃的な作品だったのでしょう。
莫大な遺産を継いだヘレンのもとにかかってきた1本の電話。
古い友人を名乗る女性。
名前はエヴリン。
最初はフレンドリーに話していたのが、段々と敵意剥き出しになってくる。
全く覚えがない女性からの脅迫じみた電話。
怖くなったヘレンは、亡き父の投資コンサルタントだった
ブラックシアに助けを求める。
というお話。
最初は、正体不明の女性が、じわじわと主人公を追い詰めていくお話かと思いました。
が、実際は、割と早めに女性の正体は割れます。
その後は、エヴリンとヘレンたち家族の闘いになる。
と言っても、ヘレンたち家族はバラバラ。
母親のヴァーナとは絶縁状態だし、弟のダグラスは同性愛者で
母は、そんな息子を恥じている(この辺りは、時代ですね)
じわじわと一家を追い詰めるエヴリン。
が、最後にどんでん返しが•••
最後の畳み掛ける展開は素晴らしかった。
是非、映像化して欲しい作品でした。
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