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植物工場 (低徳)
2018-05-27 09:00:15
10年以上前ですが、仕事の関係で、大学の農学部の先生に植物工場の話を聞いたことがあります。
その先生が断定的に「植物工場は絶対に儲かりません」と仰っていたのが印象的でした。
私が「今は儲からなくても、食料事情が変われば可能性があるのでは？」と聞くと、「食料事情が変わるという事は、今より経済状況が悪くなる、と言う事で、そんな時に貴重な電力を使って、腹も膨れない野菜を作る、という事は絶対にありません。ビタミンなら人工的にサプリを摂れば済みますから。」とのお話。

余りに断定的なので「では先生は、何故植物工場を研究しておられるのですか？」と聞いてしまいました。
先生のお答えは「自分の専攻は、植物の成長で、光、熱、水の与え方や内容（光の色調や強さ等々）を研究する為に植物工場に関わっている」とのお話でした。

それから基本的には状況は変わっていないんでしょうね。電力が有り余る世の中になれば、植物工場製の野菜も拡がるのかもしれませんが。
 
 
 
農業ビジネス (監督@とりがら管理人)
2018-05-27 09:17:50
電力が有り余ることは期待できないですよね。
日本のエネルギー事情を考えると少なくとも人工光式植物工場は採算が合わないと思います。
以前、薬草の栽培について検討したことがあるのですが、これは付加価値が高いのですが育てることはもちろん難しい上に、厚労省の定めた基準に品質が達するのか、達せたとしても維持できるのか、というような問題がありハードルがすごく高いです。

今では太陽光式の植物工場＝従来の施設園芸＋栽培システムが広がりつつありますが、農業の厳しいイニシャル条件で設備を作るメーカーは儲からない。食べ物だから儲かると思って知らない農業に異業種が参入して失敗する、という構図は変わらないのでしょうね。
 
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