<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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21世紀に入った頃から、
「鳥類は恐竜の子孫だ」
という説が出てきた。
私が子供の頃は「恐竜は大型の爬虫類」なんて言われていたのが方向転換した格好になった。
従って、もしもゴジラが恐竜の生き残りであったら全身羽毛で覆われパタパタと空を飛んでいたことであろう。
そういえば空を飛ぶゴジラも東宝の映画では出ていたように記憶する。

で、冗談は抜きにして現在の科学の検証では様々なエビデンスを総合すると、恐竜は恒温動物であったらしいし、羽の生えているものもいたらしいし、卵を温めて育てるという特徴もあったらしい。

総合するとどう考えても鳥類ではないか、ということになったようなのだ。

そうなるとスピルバーグの「ジュラシック・パーク」などという映画は裸んぼの恐竜ばかりが登場するから絵面的にリアルを訴えるのであれば作り直さなければ
ならないだろう。

そんな中、見つけたのが「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」。

鳥類学者の筆者が専門外の恐竜を語ることにより我々一般人が疑問を抱いている恐竜についての「なぜ」「なに」に一緒に考え回答するという内容で非常に楽しく、かつ分野違いといえ科学者が書くものだけにいくつかの気付きを与えてくれる読み物だった。

たとえば、恐竜の色はわからない。
とか、
卵の化石が見つかることがあるが、一緒に親の化石がみつからなければどの恐竜の化石なのか特定できない。
などなど

また恐竜の滅びた原因についても少しばかり詳細に解説されており隕石の衝突による天変地異と急激な気候変動がその時代に終止符を打ったが、結局完全に滅びたということではなく空を飛ぶ種類の小型恐竜は現在の鳥類として生き残っているということだ。

鳥類の知能がそれなりに高いことを考えると恐竜も高かったんじゃないかとも思えるし、鳥類は得てして姿の美しいものが少なくないので、恐竜も映画に登場する凶悪な人相ではなく、鳥のように優しいものもいたのかもしれない。

そんなことんなを想像しながら読んでいて楽しい科学エッセイなのであった。


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