ウサマ・ビン・ラディンが米国軍によって殺害、遺体を海に遺棄されてからちょうど1年がたちました。
イラク戦争、アフガニスタン戦争と今も続く米国によるテロとの戦いは終結の気配を見せません。
イラク戦争では、イラクが大量破壊兵器を隠し持っていると米英が難癖をつけて始めた戦争で、フセインがいくら大量破壊兵器など持っていない、米英との戦争は避けたいと叫んでも、やる気まんまんの米英を思いとどまらせることは不可能でした。
終戦後、イラクに大量破壊兵器は無かったことが判明しても、米国大統領も英国首相も、反省するどころか、それでも正しい戦争だったと言い張っていましたね。
あぁ、わが国も70数年前、同じやり方で米英の戦略にまんまと乗せられ、退くも地獄進むも地獄という状況に追い込まれて、わずかな活路を求めて真珠湾を空爆し、同時にマレー半島の英領を襲ったのですねぇ。
国敗れ、軍事的、外交的に旧敵の言いなりになることによって経済的繁栄を手に入れたわが国。
戦に敗れるというのはそういうことだと知ってはいても、あのような卑怯な連中と手を組み続けるのは嫌ですねぇ。
米英のやり方は今も昔も姑息で卑怯。
そのくせ無理めの理屈をこじつけて、正義は我にあり、と嘯いてなんの恥じらいもないのだから困ったものです。
テロというのは姑息で卑怯な手段ですが、相手がそれに倍する悪党とあれば、なんだかテロリストが哀れに思えてきます。
いったい、ウサマ・ビン・ラディンというのは9.11テロの本当の首謀者だったんでしょうかねぇ。
結局ウサマ・ビン・ラディンを殺害し、サダム・フセインを処刑したからと言って、テロがなくなるはずもありません。
過激なテロリストは生け捕りにして、終身刑務所に閉じ込め、その言い分をじっくり聞くことで、対テロ対策、さらにはイスラム過激派に対する政治的な駆け引きの材料にすべきであったろうと思わざるを得ません。
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