東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

最後のタッパー飯

2023年11月14日 22時57分00秒 | 船底整備

お世話になっております。先週に引き続きヨット部イチのブラック作業と名高い船底作業中の仰秀班、主将の伊東です。引退ブログを除けばこれが最後のブログになるでしょう。早いものです。

今年の全日本はワールドの切符を掴むために気合を入れるぞ!ということで、愛艇仰秀を陸送することになりました。というわけで、今週は船底やすりの裏で梱包もやりました。初梱包です。写真の通り、マストの固定もバッチリです!

そして、写真を見て
①船底が白くなっている
②船台が変わっている
という変化に気づいたアナタは、素晴らしい観察眼をお持ちです。それぞれ説明致します。

①:
頑張りました。先週日曜日の時点では灰色のプライマーを剥がし切れるか心配でしたが、全員がかなり集中して作業をしたおかげで、美しいハルボディが見えてきました!大進捗です!残りの仕上げは、蒲郡での作業に持ち越しです。

②:
月曜日、源と2人で残って梱包の最終チェックをしていたところ、ちょうどマリーナに来られていた運送会社の方から「これじゃあ運べないぞ!」と電話があったのです。今まで使っていた船台が高すぎて制限を超過してしまうとのことでした…
今回の整備でお世話になっている川﨑さんに使えそうな船台を探していただき、支柱が弱っていたのでパイプで補強をして、船台のシェイプは毛布を挟み調整し、これで輸送することになりました。川﨑さん、油壺京急マリーナの方々、運送会社の平岡さんなど当時マリーナにいた沢山の方々に助けていただいて、死地を抜け出しました。本当にありがとうございます!!(合宿所の毛布2枚は永久にこの船台の一部、となりました。)

今回の件だけでなく、仰秀陸送にあたってこれまで多くの皆さんに助けていただきました。直接繋がりがなくても「なんだよ、あの仰秀かよ」という風に助けてくださる方にたくさん出会ってきました。この人的ネットワークは、歴代仰秀の諸先輩方の積み上げてきた愛嬌と信頼から来ているのだと思います。こうした方々への御恩を思うと、涙が出てきそうになりますが、結果で報いなければ…!

仰秀は16日に発送、前入り組は18日に蒲郡入り予定です。「世界で戦う仰秀」を手にするため、その歴史に恥じぬ戦いをしてきます!応援をお願い致します!!

仰秀主将 伊東秀晃