東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

とりあえず箱推しで

2022年01月31日 17時40分57秒 | 2022リレーブログ

お世話になっております、新4年スナイプスキッパーの青木大吾です。

 

あっという間に1月も終わりですね。2月3日から期末試験が始まるのですが、試験勉強に一ヶ月取り組んだのにも関わらず準備万端とは程遠く、とても怯えています。

オフが始まってからの一ヶ月と少し、勉強しかしていなかったのかと言ったらそういう訳でもなく

横浜で初めて車を運転したり、

クリスマスに初めて自主練に行ってみたり、

地元で楽しい年末年始を過ごしたり、

ジム終わりの卓球に腕を鳴らしたり、

同期を代わる代わる部屋に泊めて話を聞いたり、

初めて将棋に挑戦したり、と楽しく過ごせました。

 

とはいえ基本は勉強をしなければいけない訳で、

一月も下旬に差し掛かるに連れ、僕の心は焦燥感で乾いていきます。

潤いを求めた僕は、今まで触れてこなかったものに触れてしまいました。

乃木坂46です。

 

最初はただ可愛いなーと思っていたのですが、同期の大根田君がかつてはガチの乃木ヲタだったということで、僕の部屋で深夜の乃木坂史講義(近代まで)を開いてもらいました。

今でこそ日本を代表するアイドルとなったけれど、日の目を見るまでには長い時間がかかったこと、

選抜に選ばれないメンバーにもストーリーがあること、

先輩や友人、後輩たちがなぜ乃木坂にハマっているのかがやっとわかりました。これは沼です。

 

乃木坂は冠番組も持っているのですが、あれだけ人数がいるので、番組ではひな壇に20人近く座っています。司会のバナナマンが巧みに話を振っていきますが、全て指名するわけではなくひな壇から挙手で話し始めることも頻繁にあります。

20人もいるわけですから、誰か1人が一度も手を挙げなくても番組は滞りなく進行します。

そうなるときっと、手を挙げることには抵抗があると思います。

内気なメンバーは尚更、その心のハードルは高いはずです。

でも、そんな普段目立とうとしないメンバーが、手を挙げて頑張って話をして、終いには涙を流してしまう姿を見ると、もう胸が熱くなります。(これが沼の正体だっ)

 

僕は、関係ないこと同士ほど共通点は際立つように思うのですが、このこととヨット部との間にも通じるものがあると考えました。

 

今年のスローガンは「好み、好まれる」です。

ではどんなチームだったら好きになれるのか、と同期で話し合った時、以下の3つが挙がりました。

①思いやりを持つ

②当事者意識を持つ

③厳しさを持つ

 

僕が考えた共通点は②当事者意識です。

 

今ヨット部はチーム全体で50人、ディンギー班だけでも40人近くいます。

例えば一人が欠けたとしても、大した問題はなく物事を進められます。

そう考えるとその1人は大事でないようにも思えます。

でもチームは個の集積です。

手を挙げた誰か1人の発言の積み重ねで番組が盛り上がるように、

誰か1人の行動の積み重ねでヨット部はチームとして成長するのだと思います。

例えば、艇庫前のゴミを片付けることだったり、

船の固定を確認することだったり、

練習中に大きな声で復唱してみることだったり。

まさに当事者意識です。

 

普段から話題には挙がることなのでなんの新鮮味もない話ですね。

ですが、部員の皆には番組を観てほしいです。(乃木坂という)他所のチームの自分には関係ない話だからこそ、客観的になって気づけることがあると思います。YouTubeで観れます。

 

オフに入ってからもう一ヶ月半が経ちました。自分がヨット部であるということを忘れてしまうのに十分な長さだと思います。

この文章は主に自戒の意味を込めて書きました。

でもそれに加えて、「自分がいなくてもヨット部回るしなー」と再開に後ろ向きになっている下級生がもしいたならば、少し響くといいなと思います。

 

次のブログはいつの間にか頼もしい主将になっていたクルーザー班青木維摩です。お楽しみに!