新年あけましておめでとうございます。遠藤くん、紹介ありがとう!
ヨット部で再開した時は抱いて喜んだものですね。懐かしいです。
さて、「こだわりの合宿生活」ですね。
こだわりと言われてもそこまでこだわりがあるわけでもないので何を書こうか迷ったので、最近のマイブームを書こうと思います。マイブームといってもちゃんと合宿生活に関係していますよ!
それはズバリ、「お風呂掃除」です!
お風呂というのは人が使っているとどうしても水垢などがついたり、カビが生えてしまうことがあります。それを綺麗にすることが非常に楽しく感じています。
何が楽しいかというと、一番は汚れが目に見えて落ちていくのが面白いし、どのような汚れに対してどんな洗剤でどの掃除用具を使うべきかを工夫することが面白いですね。
お風呂の汚れといっても様々ありまして、水垢、皮脂汚れ、赤カビ、黒カビ、金属石鹸などなど…たくさんあります。
水垢、皮脂汚れ、赤カビなど弱い洗剤で落ちるものは弱い洗剤で落としたいです。強い洗剤は値段が高いし、肌が荒れるし、危険なので。
みなさんご存知黒カビは、カビキラーとか強力なアルカリ性の洗剤で落とす必要があったり、逆に金属石鹸は強力な酸性の洗剤で落とす必要あります。また、金属石鹸は洗剤だけでは落ちないことも多々あるので、スポンジではなくブラシやヘラといった道具を使って、化学的に落とすだけでなく物理的にも落とそうとしなければ落ちなかったりと、色々と工夫のしがいがあり、非常に理系心をくすぐられます笑
実際にやってみるととことんまでお風呂掃除をしようとしたら、試行錯誤の連続です。試行錯誤をするというのはヨットでもそうですよね。なので、ヨット部にいる部員のみんなにはお風呂掃除おすすめです。きっとハマると思います。
金属石鹸に関しては、理系の自分にとっては面白いのでもう少し説明しようと思います(ブログのボリュームを増やすために)。
金属石鹸というのは、そもそもシャンプーとかボディーソープとかに入っている石鹸と水道水に入っているマグネシウムやカルシウムのイオンが結合して沈殿、沈着した汚れです。これは、高校化学で習う、石鹸が硬水で泡立たない現象と同じ現象です。見た目は白く、時間が経つと茶色っぽくなるらしです。自分は白い状態しか見たことがありません。
そのため、この汚れを落とそうとしたら、石鹸の成分とマグネシウムやカルシウムを引き離さなければならないのです。そのためには酸性の洗剤で、石鹸の成分を油脂に戻し、マグネシウムやカルシウムが洗剤中に溶けるような状態にして、洗い流せば良いわけです。
しかしながら、厄介なのはカルシウムの方の金属石鹸です。マグネシウムの方はそれで大抵落ちます。カルシウムと石鹸の成分は分解されにくいため、塩酸とか強力な酸性液体ではないと落ちない場合があります。これは、高校化学でいう平衡定数の問題です。
他にもなぜ金属石鹸は水で落ちにくく、プラスチックなどに付着しやすいかなどについて説明することもできます。
とにかく、お風呂掃除というのは学校で習うようなことを体感できるので面白いです。
なかなかに合宿生活とはかけ離れた脱線した内容を書いてしまいましたが、この辺で今日は終わりにしたいと思います。お読みいただきありがとうございました。
明日のブログは、新2年の島瀬くんと下村くんです。2人とも海にお似合いすぎる海の男です。お楽しみに!
4年 関根佑樹