東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

ヨットは夏の季語

2019年03月09日 23時11分47秒 | 通常練習

こんにちは。
4年470スキッパー小野です。


週5練のオフにブログを書くはずだったのですが、部費稼ぎのバイトや自主練に明け暮れているうちに遅くなってしまいました。
ちなみに私がやってるバイトの一つは東大博物館の化石コレクションに関するものなのですが、もともと化石を見るのが好きなのでオフが潰れてもあんまり気になりません。
部活には関係ないですが、東大系列の博物館はモダンでオシャレな内装なのでおススメですよ。

さてさて、今年の春合宿でブログを書くのはこれが最初で最期になると思います。
何を書こうかと悩んだ末に決定的なテーマが思いつかなかったので、これまでの春合宿を大きく振り返ってみます。

今年の春合宿はなんだか盛りだくさんだったなあ、と思います。
北大からの遠征、京大留学、小松コーチとの合宿等、色々なイベントで刺激を受けました。八景島は島の外との接触がなく時たま部員の心が孤島と化してしまうので、こうして普段の練習にはない経験を得られることは有り難いことでした。
合宿生活の過ごし方もそれらの経験で得た知見を取り入れ毎合宿変化しています。
特に、ロングスリーパーのわたし的には消灯が30分早まったことがありがたいです…。


にしても、やはり3年間で春合宿の見え方も変わってきた事を実感します。
1年生の時はその日をsurviveすることに全エネルギーを使っていて物を考える暇など全くなかったなあ、という気がします。まだ私が単細胞生物だった時代です。
2年生の時は自分は後輩であると同時に先輩である責任感を感じながら過ごしていました。今の2年生もそうした板挟みにあっていることでしょう。がんばれ。笑
3年生の今は、これまでよりは俯瞰して春合宿を見ているように思います。
部活というものの存在自体をゆったりと捉えるようになったような感覚です。
下級生の頃は、先輩についていくことで必死で日々を乗り越える事だけを考えていましたが、今は部活という場所で自分はどういう人間になりたいのか、何を学びたいのかという目的がぼんやりとでも見えているので昔はなかったモチベーションがある気がします。


先日の追い出しコンパでも、ヨット部で4年間過ごした自分がどうなっているのか楽しみだなと思いました。私は毎年追いコンで卒部する4年生を見るのが好きです。入部した時からの振り返りビデオなんか見てると泣きそうになります(というか最近年齢を重ねているせいか涙脆いです)。卒部する4年生は毎年すごくカラフルで、素敵な顔をしているなと思います。別に、この人たちはヨット部に入らなくても良かったかもしれない、でもヨット部じゃなければ今の姿はないのだと思うと、私も必然ではなく飛び込んだこの世界で4年間生きてみたいという気分になります。毎年なります。

そしてヨットというものに冬にこんなに乗り込むのも今年で最後でしょう。
自分は飽きるまでやり尽くさないと気が済まないタイプなので、「完全に掴めた!」とはならないこの複雑なスポーツの沼に完全にはまっています。ここは底なし沼です。
いよいよラストイヤーなので、今年で完全に飽きる勢いで乗って、勉強して、レースして、また練習してを繰り返していこうと思います。



それでは、春六大学と春インを見据えて明日からも練習に励んでいきます。楽しみです。

ではブログはこのくらいにして八景島の3段ベッドで就寝します。葉山でのぽかぽかセーリングを夢見て…

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