東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

コミュ力

2017年08月21日 15時02分06秒 | レース反省

こんにちは。一年の斉藤太朗です。
普段は470に乗っているのですが、昨日は、Pink Kiss というクルーザーの社会人チームに混ぜていただき、バウマンとして一緒にレースに出させていただきました。
足を引っ張ることもあったかと思いますが、Pink Kissの皆さん、昨日はありがとうございました。機会があれば、また宜しくお願いします。

Pink Kissの方々とレースに出させていただいて気づいたことで、ディンギー練習にも還元できると思ったことがあります。それは、気づいたり不安に思ったことをすぐに言い、余裕があれば誰かが「ok」、「ありがとう」や、「それはね、〜」と答える、チームの文化です。ブロー、波、トリマーの感じるパワーなどのコールだけでなく、目に付いた船との走りの差や、遠くの船の位置情報に至るまで、気づいたら遠慮せずにどんどんと口に出します。ヘルムスマンも、自分の走りに自信がないときは、他の艇と比べてくれと言います。そしてタクティシャンがそれらに応えるように走りの方針を立てます。そうすることで、5人全員が共通認識を持ってセーリングできるのです。

いつもの自分のディンギーの練習では、ここまでのコミュニケーションは取れていません。それには、ディンギーはクルーザーより一人当たりの仕事がはるかに多いから、気づいたことをいちいち言っている余裕なんてないという事情もあります。ですが、かといって、初めから暗黙の了解に任せていていいのか、と思わされました。最終的にはある程度のことはクルーとスキッパーが阿吽の呼吸でセーリングできることが理想です。でも今は、その段階ではない。最近僕は強風クルーとして、西坂さんと一緒に乗ることがありますが、レース中に西坂さんを混乱させまいと、色々と気づいたことがあっても大事なことしか言わないようにしています。西坂さんにも、自分では思っているけど僕には言わないようにしていることがあるのかもしれません。そしてまだ、一緒に乗るようになってからほんのわずかしか経っておらず、息は完全には合っていません。だから今は大変だけど、まずはクルーザーのスタイルを見習って、もっと細かいことを口にして共有するようにしてみようかな、と思います。それから、そうやってたくさんのやりとりを積んでから、暗黙の了解のうちにセーリングするスタイルに移行していけば、もっと速くなれる気がします。

明日から、今週の練習が始まります。今週のテーマはコミュ力です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿