お世話になっております。470クルー3年副将の西間です。
先日関東秋季インカレ決勝が葉山港にて行われ、470級7位、スナイプ級4位、総合5位という結果に終わり、2年ぶりの両クラス全日本インカレ出場を決めました。まずは応援いただいたすべての人に感謝申しあげます。結果詳細は以下の通りです。
470級 7位 東京大学 526pt
49 4829 北村・松本/槇枝・五熊 31-20-17-25-27-36-25-10 計191pt 21位
50 4791 安藤/山本 17-SCP(24)-19-22-9-12-14-21 計138pt 17位
51 4692 成相・澤田/秋田・西間 19-29-34-16-28-28-17-26 計197pt 23位
スナイプ級 4位 東京大学 382pt
49 31418 中静/佐藤・下村 17-7-2-21-6-9-20-14 計96pt 7位
50 31494 天野・市毛・遠藤/三上・高畑・神田 37-DSQ(46)-DSQ(46)-26-3-14-3-21 196pt 25位
51 31308 元尾・市毛/松本・三上・神田 24-14-8-12-8-11-4-9 計90pt 5位
総合成績 5位 東京大学 908pt
私自身は今回交代を交えながら3レース出場し、初めての秋インカレを経験させていただきました。意外と緊張は少なく、春インに出場した経験が強く生きているなと感じました。
↑ペアを組んでくれているディアンさん。キャンパスで見かけるといつもよりイケメン。医学部セーラとして、関東水域の他大学に名を轟かせている。
レースを終えた所感としては「嬉しさ半分、悔しさ半分」です。
昨年はスナイプの準優勝を横目に470チームは関東で引退しました。その時は本当に辛かったし、もどかしい思いを経験しました。自分がレースメンバーとしてチームに関わった今年、着実に全日本に出場を決めれたことは本当に嬉しい限りです。
その一方で、全日本総合入賞を目標とする僕らは470チームとしてまず秋イン入賞を目標としていました。結果は6位法政と19点差の7位。六大学戦や予選では勝てていたことを考えると非常に悔しいです。ここからの三週間で上位との差がどれほど縮まるか、縮めないといけないという重責の一方、まだまだ成長できる自分たちへの期待感に包まれています。
僕らの技術的課題はスタート後の展開にあります。特に北風のレースではスタートで失敗したとしても、その後のリカバリーが肝になります。僕らが苦手とするのはスタート後数艇で並走してしまうシチュエーションで自分のタイミングでタックをできないことにあります。今後の練習とレース内でピンチ・ドライブの使い分けを中心に練習し、スタート自体の改善というよりも、レグ前半の展開を有利にできるような走り方の習得が目標です。
↑我らがコーチ西尾さん。みん部屋で爆睡をかましております。
以下、最近気づいた東大ヨット部の強み。
大会後何校かの大学と交流させていただいたのですが、どの大学も「ボトムアップ」に苦労しているという話を聞きました。
今年の僕らのテーマの一つは「みんなで強くなる」でした。だからできるだけ8艇揃って練習し、上級生下級生関係なく同じ練習メニューをこなす。最初はその重要性にあまり気付けずにいましたが、ここへ来て他大学から層の厚さを褒めていただき、当たり前のことじゃないんだなということに気づくことができました。
これは恐らく東大ヨット部に経験者が多くないことが要因のひとつなんだろうと考えています。みんな最初から素人で入部して、先輩に教えてもらいながら成長し、先輩や同期と教え合えるようになり、また後輩を指導し、そして多くを後輩から学ぶようになる。こんな好循環が東大ヨット部の中に存在しているんだと思います。
これは今の代だけで生み出せた訳ではなく、色々な先輩方の苦労の上に成り立っているものだし、そしてレースを支えてくれる沢山の愛すべき後輩たちによって支えられているものです。自分にとって今回の秋インは、部員やコーチ、LBみんなの笑顔がみたいと初めて思えたレースになりました。
組織力が強みのチームです。全日本インカレは何レース出場するか分かりませんが、みんなの笑顔のために、貴重な出番を無駄にせず、全力を出し切ります。また来年度の主将として、「組織力」を最大化し来年に繋げていくことも忘れないよう、ここから3週間駆け抜けたいと思います。
↑愛すべき(?)後輩たち。(お写真拝借しました)
最後は江ノ島で、笑って総合入賞します。
東京大学運動会ヨット部ディンギー班3年
副将 西間 立
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