ご近所付き合いですが、平井のバー「Cloud 9(クラウド・ナイン)」。
照明を全面的にLEDにしたいというオーナーのご要望
しかし、簡単にサクッと変えられない・・・、ちょいとクセのある照明です
カウンター上をスポットで照らすペンダントライトは・・・、な・・・何
12V 20Wのハロゲン、口金(くちがね)はEZ10
インテリアのデザイナーさんは、「形」で選んでしまうので、たまにこういったケースもあります
どこかに降圧トランスかDC電源が仕込んであるはずだけど、オーナーさんは知らない
しょうがないから、AC/DC12V駆動という、優れモノのLEDスポットライト(電球色3x1W)を調達。
降圧トランスとの相性もあるようですが、これは面白いもので、DC12Vを供給すると、極性に関係なく点灯します
カウンター内壁際の照明はダウンライトなのですが、口金サイズE17の小型レフランプ(40W)で、しかも調光器付き回路・・・
レフ型のLED電球は、今のところ種類も少ないし、延長ソケットを使うと折角のダウンライトなのに球が飛び出してしまう・・・
器具の形状がレフ型しか入らないような細クビ電球専用だと困るのですが、比較的スマートな形状の電球なら入るだろう・・・、念のために延長ソケットも手配。
こんな電球です
結果、問題なくレフ用照明器具に入りました
延長ソケットは使わなかったものの、電球表面がダウンの器具からちょっと顔を出しちゃいます。
LED電球の場合、ヒートシンクが付いて、電源回路も入っているので、従来の電球より少し大型になってしまう難点があります。
調光は・・・、微妙ですね。
明るさを落とすとチラつき(Flicker)が目立ちます・・・
オーナーさんは「気にしないよ」っておっしゃってましたが、供給者としては気になりますネ・・・
10WクラスのLED電球やスポット(パーライト)などは、調光器を使っても全くチラつかないんですが・・・
で、Before/After
左が従来照明、右がLEDです
明るさはほとんど変わらないか、LEDの方が明るいくらいです。
色合いは、LEDの方がちょっと白っぽい・・・、色温度が高いんですね。
LEDは、色温度2700Kで指定したんですが、もっと低い方がいいかもです。
スポットの角度は15度と細目にしましたが、従来のハロゲンよりチョッと広がってるかなぁ・・・
トイレ・洗面所は普通のE26のLED電球を付け、完了。
一応、オーナーさんのOKも出ましたが、デザイン照明はちょっと難しいところがありますネ
まぁ、これで照明の消費電力は従来の15%になり、夏場の冷房効率も変わってくるでしょうし、何といっても電球が切れて交換する手間が省ける
天井がけっこう高いので、ダウンライトの球交換は大変ですから・・・
因みに、なぜ12V電源の照明をインテリアに使うか? デザインが自由にできるからでしょうネ。
電気安全法(電安法)の縛りを受けることなく、デザイン重視で照明器具を作れますから・・・