水田魚道

2007-08-26 07:53:14 | ハスプロ
松井 様
みなさま

> なんと、ドジョウが土の中の穴に数匹まとまって、水が無くても生きていたのです。土の中に湿気があれば、けっこう生きているのですね。

確かに泥の中に埋まってやり過ごす個体はいるようです。
だから、寸断された田んぼでも生き残って発生するのだと思います。
ただ、カヤ田で見たのですが、
やはり水がなくなると多くの個体が干からびて死んでいます。


> 田んぼにドジョウの避難場所を。 今年は、ちょっとした窪みをいくつか用意しましたが・・・。この程度では、五十歩百歩の世界でしょうね。

中干しの際に田んぼの中に溝を切りますね。
この溝につながるように田んぼの周囲のあぜにそって、
中干しをしても水が残るような水路を掘るのです。
そうすれば、田んぼの中央にいる個体も溝を伝って、
畦沿いの水路にたどり着ける個体が増加するはずです。
このようなところは、田んぼが水路と寸断されていても、
田んぼの中でめだかが生き続けているところがあります。


>魚道を造るには、土手の中に水路を造るしかないですし・・・。
> パイプラインになると、それも無駄。
> 排水路は排水路で 3面張り、冬には水涸れになりますし。排水路とその先の水路の接続は(滝状態で)魚が行き来できません。

水田魚道は、若狭町の田井の水田で海浜センターが設置していますが、
一度ごらんになってください。
土手に水路を作らなくても魚道の設置は可能です。


> どうすればドジョウが生き続ける環境を作ることが出来るか、現場を観て指導してあげていただけませんか。自然保護課が強く言ってくれると、何かが変わる可能性があります。
> 私としては、代わりのビオトープ造成を提案しているのですが・・・。

その工事の主体が望むことであれば、
現場でアドバイスするつもりはいつも持っているつもりです。
ましてそちらには海浜センターがあり、
実際、水田魚道の設置などにより、魚類を田んぼで増やす試みしておりますから。
必要があれば、こちらにご連絡ください。

それにみどりネット(土地改良連合会)には、
水田魚道の専門家の鈴木さんがいますので、
彼もあちこちで魚がいる田んぼ作りに取り組んでおられます。

松村



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