たより 全文 徳庄会長さんらの力作

2007-08-01 07:07:16 | Weblog
能登議員も私も4日は不参加だった 6日の昼行ったが 会長は外出中 会えず

●今後の日程
急告!
◎美山芦生原生林(上谷)ウォーキング (当初予定通り)
・・・・・8月4日(土)

 若狭の山々の背中に当たる京都美山の芦生の森の原生林を体験しましょう。近畿では残り少ない原生林でブナやトチ、ミズナラの巨木に出会うことができます。ここは京大の演習林となっているところで原生林として保全されています。かっては若狭の山々もこのような広葉樹に覆われていたのだと思います。若狭の山々を自然林に返していったさきの未来の21世紀の若狭の山の姿を見たいと思います。

8月4日(土)
9:00   小浜駅集合
10:00   朽木生杉休憩所(車止め)
12:30   杉尾坂 昼食
14;30 朽木生杉休憩所 解散

   昼食、水、(雨具)用意下さい。
道はなだらかな林道と歩道です。(希望者は途中での引き返し可能です)

*入山に際しては山や植物を傷つけないようにしていきたいと思います。

参加希望者は 8月3日(金)までに徳庄まで連絡下さい。

◎ 間伐講習の変更について

当初7月16日に杉林を中心とした間伐の講習を福井県嶺南振興局の主催で行う予定でした。 しかし嶺南振興局から秋に小浜、おおい、高浜の各町で間伐講習を開催したいと思うので、それに参加してほしいという変更の要請がありました。そのため7月16日の間伐講習は中止にしました。秋の間伐講習に参加して間伐の技術を蓄積していきたいと思います。なんと言っても木材の間伐には大きな危険がともないますので講習をしっかり受けることが大切だと思います。ご了解下さい。何件か問い合わせがありましたが、変更を了解していただきました。嶺南振興局の間伐講習の秋の日程が決まりましたら又連絡をさせてもらいます。ふるってご参加下さい。

◎ 竹林間伐(小浜市加斗)   10月20/21日 

木材の間伐には大きな危険が伴いますが、竹林の間伐は素人でも比較的安全に行うことができますのでこの秋も竹林の間伐を行いたいと思います。竹の間伐については昨年も関西宝塚の櫻守の会のメンバーの方10人近くの応援をえて名田庄虫鹿野で行いました。
今年は小浜市加斗の加斗村財産区の竹林の間伐を予定しています。
この間伐のために2つの財政的な支援を要請しています。一つは小浜市の市民共同提案型事業ですでにチエンソー2台分の予算をつけていただいています。もう一つは県緑化基金のグリーンボランティア事業への応募です。この事業への応募ではのこぎり、鉈、ヘルメット、関西からの応援の方の交通費など32万円相当を計上して補助を要請しています。

竹林の間伐時期ですが当初間伐は9月に予定していましたが,今年も櫻守の会のかたが参加下さるということで、桜守の活動スケジュール上10月20/21になりました。ご了解下さい。
昨年も竹林の間伐を行いましたが山で汗を流すのは本当に心地よいものです。体の野生が
取り戻せる感覚がたまりません。多くの方の参加をお待ちします。
注意 20日(土) 夜は交流会 
21日(日)  間伐

◎小浜市前商店街優しさ宅急便イベント
             ・・10月13日・14日(土・日)
 小浜の駅前商店街と社会福祉協議会、小浜ボランティアセンターが中心となって10月の13.14日に小浜駅前商店街優しさ宅急便という商店街活性化イベントが行われます。商店街の活性化の方向として障害者やお年寄りに優しい街づくり、環境を大切にした街づくりをしようと言うことで、今駅前商店街の空き店舗でシャッターが降りているお店を使わせていただいてカフェを開いたり、展示を行ったり、出し物を行ったりという企画です。先日第2日目の実行委員会に参加しましたが、30名近い参加者はそれぞれの思いをもって凄く前向きで楽しい議論をされていました。ここにも若狭が変わる新しい息吹を感じました。若狭森林の会も会の活動をアピールし,活動への参加してもらう機会にしたいと参加を考えています。
内容は次の様なことを考えています。
①森林の写真の展示
テーマA 会の活動  B 森の美しさ
     ②ドングリの実の配布 家でドングリから苗木を育ててもらう。
③木を使った木工細工遊び
④森からの水を最後まできれいに
EMを使った安心な食器洗剤づくり

お願い:若狭の森の気に入っておられる写真を持っておられましたらお貸し下さい。

●今年(2007年)の今までの取組み。

■メインイベント
◎炭焼・炭散布 ・・ 5月12日・13日 
12日には上根来小学校跡で第2回炭焼を行いました。
昨年は炭焼のプロの木戸口さんや橋本さんの指導のもと行いましたが今回は森林の会のスタッフだけの炭焼となりました。当然のことながら危ぶむ声もありましたが、「何とかなるさ~!」の当たって砕けろ精神で体当たりの炭焼きとなりました。今年は一つの窯は竹をいれました。前日には木戸口さんからも応援の電話をいただきました。
   日程は   13;00 窯の準備開始
         14;30 火入れ
17;30 空気穴を狭める (煙温度83~86度 )
20;30 窯を完全に密封する(煙が透明になる)

昨年より煙の変化のピッチがかなり早かったので炭ではなくて灰になっているのではないかという秘かな心配がありました。そしていよいよ翌朝9;00に窯出しを行いました。 ドラム缶のふたを開けた瞬間しっかりした炭の姿が見えました。体積は原木時の3分の一ぐらになっっていましたがそれは炭にする時はあたりまえのこと。ヤッターと言う感激です。竹炭のほうもいいできぐあいです。何とか炭焼の技術を継承することができたように思います。自画自賛!!

その他のあと10時より明通寺にむかい山門横の大きな杉の木(山側)と市の天然記念物に指定されているカヤの木の根元に樹冠大に溝をほり、そこに炭を撒いていきました。樹冠にそって下の表土を20センチあまりの深さで円形に掘っていきますと多くの細かい根がいっぱい伸びてきているのがわかります。掘るときにどうしても少し根を切ってしまったり、傷つけてしまったりするので「痛くないかい?」という思いでした。杉はここで根を張ってきて栄養を取って言うのだと言うことがわかり少し感激しました。そこに炭を撒きその上にまた土をかぶせていきました。この炭で酸性土壌が中和され、木根菌の働きが活性化され、杉が元気になってくれるのを願いました。余った炭は高浜の神社や櫻の並木に撒いてもらうと言うことで持って帰ってもらいました。

当日は空は青く澄み渡り本当に気持ちのいい風が吹いていました。作業が終わったときは何ともいえないさわやかさでした。

参加者:12日;池尾、田中夫妻、日高、堂前、西野母娘、橋本(竹の準備)
主婦2名 徳庄 子どもたち4名
13日;田中夫妻、植茶 池尾、川尻、徳庄、明通寺のかた、子どもたち
(敬称略)
次年度は①朝から炭焼を行う。②もっと多くのひとに早くから呼びかけようと話し合い ました。 


■サブイベント
◎「にじうみ(虹海)祭り」の記念植樹  明通寺 4月15日 
4月15日には 正木さんのWALK9を迎えて明通寺でに「にじうみ祭り」が行われました。にじうみ祭りのテーマは平和・環境・アートといろいろな側面がありましたが、木を植えながら平和と自然の再生を祈るという基本的な趣旨に賛成して、森林の会の世話人からも3名がスタッフとして参加しました。
その中で多くの貴重な気づきをもらいました。(徳庄の感想についてはご希望があれ  ばお渡しします)

その「じうみ祭り」のとき明通寺の境内にスダジイ、コナラ、ウラジロガシの3種類11本の記念植樹を行いました。200名近い参加者全員で手植えを行いました。この三種はこの若狭の山の潜在植生としてもともと若狭の山々に生えていた木々です。これから会として山の間伐を行い、そのあとにこれらの広葉樹の植林を進めていくときの植林実験としても生かして行きたいというおもいがありました。

すぐに鹿に食べられてしまうのではないか、という危惧の声もありましたが、「鹿さん
、食べないでくれよ」という思いでとにかく植えてみることにしました。
その後数回見に行っていますが幸いにも全てが食べられると言うことにはなっていません。しかしどの木も先端部分がたべられています。そのことを知った会員の植茶さんが今一本、一本の木の回りに杭をうち、網で囲う作業を進めて下さっています。

●学ぶ
◎宮脇先生講演会
 3月21日 福井市で世界で最も沢山木を植えた男とされる宮脇さんの講演(主催福井県)に参加してきました。スライドをいっぱい使った説明で潜在植生(もともとその土地に育っていた樹木)にあわせて植樹し、最初の下草狩りなどをしっかり行えば森はすぐに復元するという話に勇気づけられました。わずか3年~10年で数十センチの幼木が森になっている森の再生の写真をみて樹木の生命力の強さに感嘆しました。未来に希望が湧いてくる講演会でした。

◎間伐体験(武庫川)
4月21日には兵庫県の武庫川で櫻守の会の方による山の手入れの様子、下草狩りと間伐の見学に行ってきました。大きな木の間伐の様子をみて熟練した技術を感じました。大きな木となると木を倒す方向で他の木を傷めたり、事故が起こったりするというこで最新の注意を払い作業がおこなわれていました。いくつかの機器も準備が必要なようです。
とにかく自分たちで経験を積み重ねる以外にはないという事を思いました。


●紹介
冊子 「クマともりとひと」日本くま森協会
すばらしい冊子と出会いました。日本くま森協会の発行の「クマともりとひとと」です。兵庫県の中学の先生が森の現状を子どもたちに教えたところ,逆に教え子の中学生から「先生,くまが生きられる森を作る活動をして」とおしりをたたかれて、日本熊森協会を立ち上げ、県や国に働きかけたり、地元で森林再生のために活動している姿を描いた冊子です。ふりがなつきで小学生でも読めるわかりやすい内容で、しかも現在の森の危機的な様子とこれからどうすればいいかが本当によくわかるようにコンパクトにまとめられています。写真として載ってる小熊の目が本当に哀愁をおびて私たちに何かを訴えかけっているように感じます。多くのひとに,そして何よりも子どもたちに読んでほしい本です。1冊100円です。
ご希望がありましたら連絡ください。
日本熊森協会とも連携を取っていきたいと思います。
同協会のホームページは http://homepage2.nifty.com/kumamori/ です。

●お願い
①Eメールができる方は今後の連絡は通信費節約のためメールで行いたいと思います。
メールアドレスをお持ちの方は以下の徳庄のアドレスまで「アドレス連絡」としてお送 り下さい。よろしくお願いします。今まですでに連絡いただいている方も再度お願いし ます。
   徳庄 メールアドレス: inochi_h@yahoo.co.jp
②通信「森の風だより」投稿お願いします。いろいろなご意見や思いを投稿下さい。 

連絡先 若狭森林の会代表 徳 庄 博 美
福井県小浜市大手町5-3 森ビル 鍼灸院フォレスト 
電話 0770-52-6880  携帯090-1135-3758

追伸;今設置している酸性雨中和のセラミックのセミナーがあり東京品川プリンスホテルに300名があつまりました。台湾の流通業界の最大手の統一公司の総裁の姿もありました。参議院の副議長がこの協会の会長でした。話を聞いているとこのセラミックのすごさを実感します。また改めて詳しく報告します。

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