「ふるさとに夢と元気を! わかさ山川里湖海再生フォーラム」実行委員会

2007-01-04 12:46:38 | 若狭もりの会
私たちは故郷若狭を永続可能な光り輝く元気な地域にしていきたいと思っています。
 しかし振り返ってみると、私たちは自然の一員であるにもかかわらず、自然との絆を断ち切ってしまい、自然への感謝の気持ちを忘れ、自然を破壊し、自然から奪うだけになってきたように思います。 その結果、故郷でも海底にはヘドロがたまり、魚のすみかであったアマモが少なくなり、魚の水揚げも減りつつあります。山では松が全滅し、コナラなどの立ち枯れが進みんでいます。ドングリの不作の年が多くなり、鹿、猿、熊などの里への出没と食害が広がっています。里ではメダカやドジョウそしてコウノトリが住めなくなり、蛍も見かけることのできなくなった田んぼで米を作っています。そしてその米を食べています。

私たちはもう一度自然によって生かされている事へ感謝の気持を思い出し、故郷若狭の衰弱しつつある自然を元気にしていきたいと考えています。すでに、若狭の海で、湖で、山で、里で命が循環する美しく豊かな自然を復活させようという試みが始まっています。さらに自然の恵みによって成り立つ農業、林業、水産業、食・観光などの地場産業の中で本当に安心できる安全で高品質の物産を生み出し全国発信をしようという取組みも始まっています。これらのことは若狭を元気にするためにも、さらに近い将来に世界的な食糧不足が予測されている中で食料の自給体制をつくって行くためにも緊急に必要なことであると思います。これからは地方の時代、そして再び農業、林業、水産業が大切にされる時代、すべての命の共生を取り戻す時代がやってくると感じています。
しかし現状は漁業は漁獲高の減少、米は作ればつくるほど赤字、森は荒れ杉林や竹林は間伐すればするほど赤字、担い手の高齢化という状態があります。しかし智恵を出し合えば必ず新しい道を切り開くことができると思います。
 この新しい道は今、全国各地で地域再生の熱い思いを持った人々により切り開かれつつあります。人口流出により地域社会消滅の一歩手前に陥った地方で、逆転の発想と工夫により自然共生型の地場産業を生み出し、元気を取り戻し、若者のUターンが始まっている地域がいくつも生まれてきています。 これらの元気を取り戻している地域では不便さと貧しさ以外何もないと思われていた田舎の自然や人々の暮らしが実は宝の山であったという発見が共通しています。また新しい技術やシステムも生み出されています。

私たちはこの「ふるさとに夢と元気を! わかさ山川里湖海再生フォーラム」において若狭再生のために、今行われているいろいろな取組みから学び、交流を行いたいと思います。また小豆島で多くの若者と共に農業による町おこしを行っている元吉本のお笑い芸人のテンツクマンから「夢はあきらめずに行動し続ければ必ず実現する」というメッセージを受け止めていきたいと思います。 これを機会に人のネットワークをつくり、自然と共にこどもからお年寄りまで元気に暮らせる若狭再生の夢を実現するための継続した取組みを行っていきましょう。
 若者と若者の気持ちを持つ多くの方の参加をお持ちします。
*一昨年小浜ではテンツクマン製作のドキュメンタリー映画「天国はつくるもの」の上映会が行われ  参加した多くの若者が感動しました。
「ふるさとに夢と元気を! わかさ山川里湖海再生フォーラム」実行委員会


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