原田マハ氏(1962━、東京都小平市生まれ)はパリに在住する作家である。
先月のツイッターには、パリでの新型コロナウイルスの感染拡大、ロックダウン、政府の対応、志村さんの訃報、帰国決意、その夜、マンションからのさざ波のようにおこった「喝采」、帰国途上の日本人の対応等の体験談が綴られている。
「喝采」は、ロックダウンされたパリにあるセーヌ川ほとりのマンションバルコニーから、新型コロナウイルスの急拡大を阻止すべく働いている医療従事者を称える拍手、喝采が、一斉に鳴り響いていたことが記されている。
原田氏は、「私も加わった。思いを込めて。澄み渡った夕空に響き渡る喝采。命の証しだった。」と書いている。
このようなことが東京のマンションで起きるだろうか。1789年に起こったフランス革命の血が、パリ市民の体に流れているからであろう。
一方で、原田氏は、日本に帰国する際、空路での日本人の無言、強さを感じたという。同氏には、「たゆたえども沈まず」というゴッホの生涯、日本人との出会いなどを書いた小説がある。
「たゆたえども沈まず」は、パリ市の紋章に刻まれている言葉だそうで、国柄は様々であるが、日本も、たゆたえども沈まずの国になってほしい。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 原田マハ
原田 マハは、日本の小説家、キュレーター、カルチャー・エッセイスト。
東京都小平市生まれ。小学6年生から高校卒業まで岡山県岡山市育ち。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史学専修卒業。
馬里邑美術館、伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館に勤務後、2002年にフリーのキュレーターとして独立。
2003年にカルチャーライターとして執筆活動を開始し、2005年には共著で『ソウルジョブ』上梓。そして同年、『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞、特典として映画化される。 ペンネームはフランシスコ・ゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」に由来する。兄は、同じく小説家の原田宗典。
文学賞受賞・候補歴[編集]
- 2005年 - 『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞受賞。
- 2012年 - 『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞受賞、第147回直木賞候補、第10回本屋大賞第3位。
- 2012年 - 『キネマの神様』で第8回酒飲み書店員大賞受賞。
- 2013年 - 『ジヴェルニーの食卓』で第149回直木賞候補。
- 2016年 - 『暗幕のゲルニカ』で第155回直木賞候補。
- 2017年 - 『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞受賞。
- 2018年 - 『異邦人』で第6回京都本大賞受賞。
- 2019年 - 『美しき愚かものたちのタブロー』で第161回直木賞候補。
(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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