“悪事千里を走る”とは、悪い行いの評判がたちまち世間に広まるという意味ですね。最近、ネットなどでデマやヘイトスピーチが飛びかうので、本当かどうかを自分の目で確かめることが大切です。政治家の公約不履行を含めて、このような無責任や悪事は行なってはいけません。
デマが多い世の中で本当かどうかを確かめることには限界もありますので、注意することが大切です。政治家などを含めて何度もウソの被害を受けましたが、“噓も方便”という諺がありますので全てが悪いわけではありませんが、因果応報は免れません。
テレビの放映でいつも思うのですが、一部分だけを誇張して放映されることが度々あります。背景などの説明が一切なく流されるので、正しい情報として伝わらない可能性があります。視聴率だけを重要視して問題の本質をゆがめことにつながる恐れがありますので、マスメディアの影響力は極めて大きいのです。
私は“因果応報”という仏教語を大切にしています。因果応報が分からないと自分が何のために生まれてきたのか、何のために生きているのか、なぜ生きねばならないのか、そのためにはどうすべきなのか等を考えないと、生きる意味が分からなくなるからです。
因果応報の『因』とは原因で、『果』とは結果のことです。因果の道理とは、すべての結果には必ず原因があるということです。この世の全ては、どんな小さな結果にもそれに応じた原因があります。だから、問題を解決するためにはその原因を知り、正せるものは正せば良いのですが、そんなに簡単ではありません。
例えば、人間に絡んだことであれば馬が合う人と合わない人がいますし、政治では与党と野党、宗教では仏教とキリスト教など、考えや教えが異なることもあります。だから、近代日本の哲学者”西田幾多郎氏“がいっているように、宗派的宗教ではなく、心の宗教、大いなる真理に気づき、自覚することが必要になってくるかも知れません。今でも世界中に宗教などが絡んだ戦争が絶えないのは、そのためだと思っています。
話は変わりますが、先日、行政機関に行って分かったのですが、行政機関などでは年度任用職員が4割を占めているそうです。これでは、組織のベクトルを合せようにも合すことは難しいと思います。良い悪いは別にして、人件費を抑制するためだけの雇用政策も再考の必要があるのではないでしょうか。問題を解決するには、一致団結し同じ方向にベクトルを合していく必要がありますが、今の日本で分かるように問題山積で、どこから手を付けていけばよいのか分かりません。特に、国債残高に関する累増が気がかりです。
また、コロナ禍にも関係しているといわれる地球温暖化に関していえば、早く着実に実行に移すことが大切で、残された時間は少ないように思います。因果応報とはいえ、これに関しては解決の糸口が見いだせません。地球の温度を下げるといってもそのエネルギーは莫大であり、人類の手ではどうすることも出来ないような気がします。無責任なようですが、コロナ禍で地域経済は疲弊し、住民は感染を警戒し
ながらの自粛生活を余儀なくされており、一刻も早いコロナ禍の収束を願わずにはいられません。
「十勝の活性化を考える会」会員
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