アメリカ軍が、2001年の同時テロから20年ぶりに9月にアフガニスタンから撤収し、NATO(北大西洋条約機構)軍も5月に撤収を開始する予定である。今、新型コロナウイルスとの世界戦争にあり、アフガン撤収もやむを得なかったのだろう。ただ、和平が実現するかどうかは依然として不透明で、中国の軍事強化も心配である。
アメリカ軍が、ベトナム戦争から撤退したのは、約50年前の1973年。その頃、“べ平連”と言うものがあった。ベトナムに平和を!市民連合 (略称: ベ平連 )は、 ベトナム戦争に対する反戦で、昭多様な反戦運動を展開した。ベトナム戦争で勝利を得られなかったアメリカでは、帰還兵の心的外傷後ストレス障害(PTSD)が今でも続いているそうである。
新型コロナ禍で世界景気の悪化を尻目に各国の軍事費は増えるばかりで、アメリカ軍が使用する原子力空母は、1機が約4,500億円、ストレス戦闘機1機が約100億円といわれている。日本の軍事費も5兆円を超えているので、これを福祉や教育費の増大に向けてもらいたいと思っている。
人間は高等動物だといわれて、あらゆる文明を作ってきた。その文明が原子力空母や地球環境を悪化する車を作ってきたと思うと残念でならない。環境家グレタ・ツウーンベリさんが言うように、地球環境を改善するには手遅れかも知れないが、遅ればせながらやっていくほかはないだろう。
友人の商社マンが言っていたが、海外に行くと人間は殺されると思いながら働いているという。中村哲医師がまさにそうだったであろう。中村哲氏は一人で長きにわたりアフガニスタンで無償医療を行ない、アフガニスタン人の生活を守るために用水路も作ってきが、2019年に何者からの銃撃を受けて死亡した。(享年74歳)
「十勝の活性化を考える会」会員T
注) 中村 哲
福岡県福岡市出身の脳神経内科を専門とする医師である。ペシャワール会の現地代表やピース・ジャパン・メディカル・サービスの総院長として、パキスタンやアフガニスタンで医療活動に従事してきた。アフガニスタンでは高く評価されており、同国から国家勲章や議会下院表彰などが授与されており、さらに同国の名誉市民権が贈られている。
日本からも旭日双光章などが授与されている。また、母校である九州大学では、高等研究院にて特別主幹教授に就任した。2019年、アフガニスタンのナンガルハル州ジャラーラーバードにて、武装勢力に銃撃され死去した。死去に伴い、旭日小綬章や内閣総理大臣感謝状などが授与された。
(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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