茨城県牛久から常磐道を1時間くらい北上すると,日立市に「かみね動物園」がある。
かみねは神峰と書く。
日立市は山が海岸に迫る海岸沿いのウナギの寝床のような街だ。
日立製作所のルーツ。日立銅山を中心に発展した街。
昔は山腹に精錬の時に出る亜硫酸ガスを飛ばす高い煙突がそびえていた。
このあたり,常磐道は山の中の長いトンネルを行く。
トンネルとトンネルの間のわずかなすきまに日立中央インターがあり,高速をでる。
めざすかみね動物園も山の中腹にあって,周囲は遊園地や公園になっている。
「海が見える動物園」というのがキャッチフレーズ。
1957年開園という。入園料520円。子供100円。
園内はそれほど広くないが,一通りの定番動物はそろっている。
ライオン,象,キリン,カバ,トラ,シカ,サル,ゴリラ,チンパンジー
なんとなく温かい手作り感のある動物園だ。
ウサギを膝にのせて餌やりもできる。
ライオンが大きな声で吠えて,園内に響き渡っていたのが印象的。
他の動物園ではライオンはふつう寝ている。
ここの1頭は動き回って,ワオ~ワオ~と吠える。
トラも凜々しい顔をしている。しっかり生きている感じ。
キリンは木の葉を食べていた。
サルの展示に力を入れているそう。
テナガザル?が器用に空中散歩をしていた。あやつり人形みたい。
子供の時の興奮はないが,たまに動物園に来るのもいいものだ。
この頃の多くの動物園は行動展示に力を入れる。
昔と違って動物がいきいきしている。
かねみ動物園も元気なやつらが多くて楽しい。
ただ,山の中腹なので,園内上り下りが多い。
乳母車はお父さんのがんばりが必要かも。
また,駐車場が混んでいると山の上の方に停めることになる。
行きはよいよい,帰りはつらい。
でも,途中に展望台があり,太平洋がきれいに見えた。
ではまた,ぶらり。
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