と言っても 友人家庭でありますが・・・
ごく親しい友人のダンナがリストラに合いそうだ。
夫妻は各々再婚。40過ぎてから電撃的に結婚したカップルである。
結婚当時ダンナの方は日本の超大企業にいて 某国に赴任していた。
そして某国の企業にハンティングされて その当時かなり良い条件を提示されてそれに乗って転職した。
その際 周りはかなり心配した。だって彼の勤めていた日本企業はやはり安定しているし、某国はなんていっても某国 その提示された条件がずっと守られるのかどうか信用できるの~?って感じだったからだ。
私の友人も 結婚したばかりでの夫の転職 および その話に乗ったら 向こう8年は日本に帰って来られず新婚当初から別居ということもあり 決して賛成した話ではなかった。彼女は優秀なキャリアウーマンで同年代の男性の平均と同等以上の地位、収入がある。完全に自立しているし、この時点では老後一人でいたとしても先々困らないような設計図を描いていた。
でも 彼は某国企業に転職した。
最初は 某国経済が拡大につぐ拡大で彼もブイブイ言わせていたようである。
私から見て 「日本に居ないのになんでそんなもん買う必要があるんだよ?」みたいなものまで購入していた。 そう ミニ小室状態でしたね。
それが この世界的な金融危機とともに瓦解しちゃったわけです。
彼のプロジェクトについていた予算は消失し、現地のスタッフは解雇され、彼は完全に仕事を干されてしまったそうだ。
彼 「もう某国に居るのが嫌になった。 ボクは悪くない すべて某国と某国人とウチの会社の経営陣が悪い」
嫁 「あなたの大変な状況はわかる でも周りだけ責めるのもよくない この先のことを考える上でも 自分の仕事上での反省点も顧みるべきでは?」
彼 「いや ボクは一生懸命やった。結果がでなかったのはまだ結果を出す段階でなかっただけだ。反省すべき点はない。人事権も予算もボクにまかせてくれればよかったのに。ボクはアイディアだったらいくらでもある」
嫁 「でもあなたは 大企業の看板をしょって働いては来たけれど経営するといった経験はないのでは?」
彼 「どうして君はボクに対して否定的なことしか言わないのだろう ボクは今まで挫折した経験はないのに」
彼は結局 彼女に愚痴を聞いて癒してほしいと望んで一時帰国した。
結婚当時は 「ボクは同等なパートナーとしての伴侶を求めているから、働いてキャリアを積んでいる女性がいいんだ」って言ってたのに。彼女は自分の社会経験から彼に意見を言っているだけなのにそれによって傷つけられたんですとさ。
慰めて愚痴聞くだけなら世間知らずの優しい女性に言えばいいやん。相手が違うでしょうに。
「聞いてよ 局ちゃん~!!」
という彼女からの悲鳴電話で彼女の昼休み空いた時間一緒に昼御飯を食べた。
友 「挫折したことがないって アラフィで言い切る男って怖くない?」
局 「うん 怖い。挫折を挫折って感じなかっただけなんじゃないの?」
友 「そうなのよ! 挫折を挫折って感じてそれをどこが悪かったかって自分の中で咀嚼して次に行かなきゃヒトって進歩がないわよね」
局 「その通りだと思うよ。それに今までの経緯を見るとうまくいかなかったことをすべて周りのせいにしてるみたいに感じる」
友 「局ちゃん鋭い 私が一番嫌なのもそこなのよ。彼が日本に帰ってきて東京の街を歩くとやたら人にぶつかるの。雑踏を歩きなれないってこともあるのだけど、彼は自分の歩くペースを変えようとしないわけね。それであとから 日本の歩道は狭すぎるとか どうして日本人はあんなにのんびり歩くんだろうか?って言うのよ」
局 「へ~」
友 「だって歩道が狭いのは仕方のないことでしょ? それに人より早く歩きたければ追い越すタイミングを図るとか 歩道の継ぎ目の時にすり抜けるとか自分の側が工夫すべきじゃないの」
局 「一事が万事ってことね」
友 「仕事上でもそういうこと感じてほしい。」
局 「感じないでこの年まで来ちゃったとすると難しいかもね」
これ以上書いてもしょうがないけど、彼の家庭の問題にも私の友人は巻き込まれている。
結婚したと言ってもずっと別居 子供もいない状態で 急にできた義兄弟や姑に情がわくとは思えないけれど 彼のお母さんの病気の時は日本に居ない彼の代わりに彼女が病院に行って手続きしたりもしていた。
私の周りの♂たちは 彼女ファンが多いので そんな彼女の状態に対してあちこちからブーイングも聞こえてきた。
「彼女が再婚する必要なかったじゃないかよ」
「大した男じゃないじゃない Oちゃん、この先苦労するだけだよ」
「局ちゃんがついていながら どうして再婚なんかさせたんだよ」
って 私は彼女のお目付け役じゃありまへんが・・・
(そんなにOちゃんが気になるなら あんたが離婚でもして面倒見てやれや)と言いたいんですけど~
「しかしOちゃんもダンナに優しいな。俺がそんな状態でニョウボに癒してほしいなんていったら 何をバカなこといってるんじゃって言って叩き出されるさ、局んちもそうだろ」
余計なお世話だっちゅうに そうかもしれないけどさ
もちろん人生は良い時ばっかりじゃないのは承知してるし、夫婦ってお互いに困った時こそ助け合わなければならないのってのはわかっているけれど、彼女の結婚生活を見ていると 結婚したがために余計なストレスを抱え込んじゃっただけのように思えてしまう。
私が彼女びいきってこともあるけど、どう見てもあのダンナは彼女にふさわしい男性とも思えない。それこそ余計なお世話なんだけど・・・
ごく親しい友人のダンナがリストラに合いそうだ。
夫妻は各々再婚。40過ぎてから電撃的に結婚したカップルである。
結婚当時ダンナの方は日本の超大企業にいて 某国に赴任していた。
そして某国の企業にハンティングされて その当時かなり良い条件を提示されてそれに乗って転職した。
その際 周りはかなり心配した。だって彼の勤めていた日本企業はやはり安定しているし、某国はなんていっても某国 その提示された条件がずっと守られるのかどうか信用できるの~?って感じだったからだ。
私の友人も 結婚したばかりでの夫の転職 および その話に乗ったら 向こう8年は日本に帰って来られず新婚当初から別居ということもあり 決して賛成した話ではなかった。彼女は優秀なキャリアウーマンで同年代の男性の平均と同等以上の地位、収入がある。完全に自立しているし、この時点では老後一人でいたとしても先々困らないような設計図を描いていた。
でも 彼は某国企業に転職した。
最初は 某国経済が拡大につぐ拡大で彼もブイブイ言わせていたようである。
私から見て 「日本に居ないのになんでそんなもん買う必要があるんだよ?」みたいなものまで購入していた。 そう ミニ小室状態でしたね。
それが この世界的な金融危機とともに瓦解しちゃったわけです。
彼のプロジェクトについていた予算は消失し、現地のスタッフは解雇され、彼は完全に仕事を干されてしまったそうだ。
彼 「もう某国に居るのが嫌になった。 ボクは悪くない すべて某国と某国人とウチの会社の経営陣が悪い」
嫁 「あなたの大変な状況はわかる でも周りだけ責めるのもよくない この先のことを考える上でも 自分の仕事上での反省点も顧みるべきでは?」
彼 「いや ボクは一生懸命やった。結果がでなかったのはまだ結果を出す段階でなかっただけだ。反省すべき点はない。人事権も予算もボクにまかせてくれればよかったのに。ボクはアイディアだったらいくらでもある」
嫁 「でもあなたは 大企業の看板をしょって働いては来たけれど経営するといった経験はないのでは?」
彼 「どうして君はボクに対して否定的なことしか言わないのだろう ボクは今まで挫折した経験はないのに」
彼は結局 彼女に愚痴を聞いて癒してほしいと望んで一時帰国した。
結婚当時は 「ボクは同等なパートナーとしての伴侶を求めているから、働いてキャリアを積んでいる女性がいいんだ」って言ってたのに。彼女は自分の社会経験から彼に意見を言っているだけなのにそれによって傷つけられたんですとさ。
慰めて愚痴聞くだけなら世間知らずの優しい女性に言えばいいやん。相手が違うでしょうに。
「聞いてよ 局ちゃん~!!」
という彼女からの悲鳴電話で彼女の昼休み空いた時間一緒に昼御飯を食べた。
友 「挫折したことがないって アラフィで言い切る男って怖くない?」
局 「うん 怖い。挫折を挫折って感じなかっただけなんじゃないの?」
友 「そうなのよ! 挫折を挫折って感じてそれをどこが悪かったかって自分の中で咀嚼して次に行かなきゃヒトって進歩がないわよね」
局 「その通りだと思うよ。それに今までの経緯を見るとうまくいかなかったことをすべて周りのせいにしてるみたいに感じる」
友 「局ちゃん鋭い 私が一番嫌なのもそこなのよ。彼が日本に帰ってきて東京の街を歩くとやたら人にぶつかるの。雑踏を歩きなれないってこともあるのだけど、彼は自分の歩くペースを変えようとしないわけね。それであとから 日本の歩道は狭すぎるとか どうして日本人はあんなにのんびり歩くんだろうか?って言うのよ」
局 「へ~」
友 「だって歩道が狭いのは仕方のないことでしょ? それに人より早く歩きたければ追い越すタイミングを図るとか 歩道の継ぎ目の時にすり抜けるとか自分の側が工夫すべきじゃないの」
局 「一事が万事ってことね」
友 「仕事上でもそういうこと感じてほしい。」
局 「感じないでこの年まで来ちゃったとすると難しいかもね」
これ以上書いてもしょうがないけど、彼の家庭の問題にも私の友人は巻き込まれている。
結婚したと言ってもずっと別居 子供もいない状態で 急にできた義兄弟や姑に情がわくとは思えないけれど 彼のお母さんの病気の時は日本に居ない彼の代わりに彼女が病院に行って手続きしたりもしていた。
私の周りの♂たちは 彼女ファンが多いので そんな彼女の状態に対してあちこちからブーイングも聞こえてきた。
「彼女が再婚する必要なかったじゃないかよ」
「大した男じゃないじゃない Oちゃん、この先苦労するだけだよ」
「局ちゃんがついていながら どうして再婚なんかさせたんだよ」
って 私は彼女のお目付け役じゃありまへんが・・・
(そんなにOちゃんが気になるなら あんたが離婚でもして面倒見てやれや)と言いたいんですけど~
「しかしOちゃんもダンナに優しいな。俺がそんな状態でニョウボに癒してほしいなんていったら 何をバカなこといってるんじゃって言って叩き出されるさ、局んちもそうだろ」
余計なお世話だっちゅうに そうかもしれないけどさ
もちろん人生は良い時ばっかりじゃないのは承知してるし、夫婦ってお互いに困った時こそ助け合わなければならないのってのはわかっているけれど、彼女の結婚生活を見ていると 結婚したがために余計なストレスを抱え込んじゃっただけのように思えてしまう。
私が彼女びいきってこともあるけど、どう見てもあのダンナは彼女にふさわしい男性とも思えない。それこそ余計なお世話なんだけど・・・