局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

別にアル中じゃないんだけど飲みたいよね~

2021-06-05 14:17:55 | 食べる
息子の幼稚園の時からの母友と久しぶりに話をした。

彼女は某ホテルでのウエディングプランナーのベテランである。
20年以上その業界にいて、様変わりを色々経験しているのでとても興味深い話が聞ける。例えば仲人さんなんてほぼ絶滅したね~とか流行りのLGBT婚の話など、もちろん賢い人なので、プライバシーをもらす事なく一般論として話てくれるのでとても面白いんですね。

そしてコロナ禍がこの業界に及ぼした影響ってそりゃあ大変なものだったらしいですよ。
そりゃそうですよね。緊急事態宣言下で大勢で集まるのを禁止され、まして会食、そして飲酒もダメってなれば披露宴なんてできないってことだ。県をまたいでの移動も自粛なんてなれば親戚も友人も参加を躊躇する人も多かっただろう。

しかし、ここへ来て、結婚披露宴の延期に延期を重ねた人っちがもうそろそろ我慢できないってことでおそるおそる小規模にせよ式をあげるようになって、開店休業だった彼女もまたボチボチ仕事が入るようになったのですと。

で、びっくりしたのがその式での酒の話であった。
もちろん三回目の緊急事態宣言が出てから、披露宴の乾杯でさえ東京ではアルコールは出せないんだそうだ。
「ノンアルとかで凌ぐんだよ」と彼女は言うが、乾杯にノンアルってのも寂しいもんですなあ。
で、
「じゃ、三々九度なんてどうするの?」ってワタシが聞いたら、そのホテルは正式な神道式の式の施設はないので、人前結婚式でいわゆる三々九度の真似事をやりたいってカップルにはそれなりに対処してきたらしいのだが、その時でさえアルコールの提供はしないんだそうだ。
マジか~~? 三々九度の儀式って夫婦を固める意味もあるだろうし、そこで使うのが日本酒がお神酒っていうくらいだからそれも意味があるんじゃないんかい? じゃないですか・・・・

そして、その儀式を希望したカップルについたのはまだ駆け出しのプランナーだったそうだ。
「お酒出せないからなあ 水でいいですかね?」と友人に聞いたんだって。
「水ってあなたさ、水杯って意味知らないの?」とびっくりした友人、その新人は
「え? なんかまずいんすかね?」
「水杯って別れの時のものなんだよ。いくら酒を出せないからって水はダメでしょ~、本人たちが気にしなくても後で親や親戚なんかが知って問題になることあるよ」
といった会話があり、その新人さんはノンアルの日本酒を探してきて事なきを得たんだそうだ。

オリンピックの選手村ではお酒持ち込みOKとか。どうしてもやりたがってる日本政府とIOCにはもう無力感しか感じられないが、選手のみなさんの飲酒より、一般の日本人の三々九度の日本酒の方が重要度は高いとワタクシは思うね。
あ~腹立ちますのぉ。

腹立ちついでに、昨夜はオットの従兄弟親子が家に来たので酒を出しました。
諸事情でワクチン接種済みの人口比率が高い会合ゆえ




ラウル・クラージェブルゴーニュ・ピノノワール


エルネスト・ムルジェ・ペロンプイィ・ヒュイッセヴィエイユ・ヴィーヌ


ムスメの作ったタイ風サラダ ワタシの作ったアナゴのバルサミコ炒め、ローストポーク、ラタトゥイユなど写真撮るのを忘れるほど盛り上がり


日本酒もすすみ楽しい夜だった。

もう、ワクチンが仲間に行き渡ったら早く集まって飲んで食べて思う存分話尽くしたいですね。
日々こんなに我慢してるんだなぁとつくづく感じてしまった。



外飲みができないので、家飲み用に買ったスペインワインたち。
夏に備えてシードルと白を充実させた。





コメント (6)
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