NO-260
昨日の朝、3時15分に起きてコーヒーとサンドイッチで朝食を取り、4時50分に家を出て福島の大玉村に日帰りで行ってきた。大玉村にある富岡町の仮設住宅に避難しているかみさんの友人に、かみさんと会いに行ったのだ。
大玉村の仮設住宅の一画。
震災後初めての再会。3月12日の原発事故により大きく変わった生活と犬と猫を残して避難したことを悔いて涙する友人を見て熱くなった。
彼女が大切に飼っていたペットは犬が一匹と猫が二匹。ダックスフントとシャムネコだったそうだ。犬は首輪を外して動けるようにしてあげ3~4日分の水と餌を与えて避難していたのに、原発事故により帰れなくなり一時帰宅の時に愛犬の死を確認。
その姿は家を守るが如くの姿で本当に申し訳なかったとまた涙した。猫たちはそれ以来姿が見えないと。
彼女は一時帰宅の順番が遠方の人から優先されて近くに避難している人の順番は後になり、震災の4か月後の7月の一時帰宅の順番に納得がいかず、東京電力に電話を入れたが取り合ってくれなかったと怒りをあらわにした。
入居者の数が少なく、ここにあった仮設住宅は解体されて現在、いわき市に作られている仮設住宅に運ばれていると聞いた。
息子さんは宮城県に、ご主人も原発事故復旧の仕事ためにいわき市に住み、彼女は大玉村の仮設住宅に。家庭のコミュニティの崩壊?寸前まで追い詰められた苦しい生活の中で、今でも探し続けている。
この事故さえなければと・・・彼女が泣いたのは、生れたばかりの息子さんの赤ちゃんを思って避難する時に、犬と猫の計三匹を車に乗せられなかった事と、原発は爆発しないと信じていたからペットたちに「すぐに戻るから待っててね!」と言い残してそれが最後の言葉になった事だった。
あちこちの動物愛護団体様に確認をし探し続けているのだが、彼女の家では付きっきりで面倒を見なければならない重病の方がいて、遠くにある病院に毎日行かねばならず、それがあるから自分で探してあげることが出来ないとまた涙。
彼女が涙するとかみさんも一緒に泣いていたが、彼女の涙をどうやったら止められるだろうか?愛情も深く責任感も強い人なのだろう。今まで慟哭の涙をどれだけ押して殺し泣いただろうか?僕は黙って聞いてあげることしか出来なかった。
彼女は今年の始めに看病疲れとストレスで倒れ、救急車で運ばれ自分も病気になり苦しんでいる。何故今までかみさんに言ってくれなかったのか?と問い詰めたら、顔つきまで変えた激やせの身体と折れた心を見せたくなかったからだと・・・
一人で暮らし誰にも胸の内を明かすことも出来ず、疲労で倒れるまでたった一人で看病しなければならなかった状況がどれだけ苦しかったか。僕は苦しい思いをしている人の生の話を聞き、身が引き締まる思いだった。少しでも力になってあげたい・・・
この町にある唯一の大型ショッピングセンター。
ショッピングセンター内のラーメン屋さんで遅い昼ご飯を3人で。彼女は病気のためか?半分しか食べられなかったが、ここの鶏ガラスープで作った中華そばは美味しかった。
僕も重病の方の付添いをお手伝いをしたことがあるから分かるけれど、家に重病の方がいると家族の人は本当に大変である。彼女の家では大地震。大津波。原発事故。そしてペットの死と行方不明。家族と離れ離れの生活。
三重苦どころか、それ以上の苦しみの中一人誰にも言えず戦って来た。一人でいてどんなに辛かっただろう。いつも自分を癒してくれたペットたちにどれだけ会いたいだろうか。
彼女は、この事故さえなければ家族みんなで暮らせたはずだ。倒れて病気になることもなかっただろう。原発事故が本当に憎い!
この事故さえなければ多くのペットの命も失わずにすんだ。多くの動物たちの命も。たくさんの人々に多くの苦しみも与えた国よ全国の電力会社よ!いい加減に原発を止めろ!僕らの双葉郡を事故前の姿に戻してくれ!
今日はどうしても彼女の事を書こうと思いました。いや、書かずにいられませんでした。原発事故は収束なんかしていません。まだまだたくさんの被災者が苦しんでいます。原発事故が僕たちのすべてを奪っていきました。みなさん、原発再稼働反対に協力して下さい。
昨日の朝、3時15分に起きてコーヒーとサンドイッチで朝食を取り、4時50分に家を出て福島の大玉村に日帰りで行ってきた。大玉村にある富岡町の仮設住宅に避難しているかみさんの友人に、かみさんと会いに行ったのだ。
大玉村の仮設住宅の一画。
震災後初めての再会。3月12日の原発事故により大きく変わった生活と犬と猫を残して避難したことを悔いて涙する友人を見て熱くなった。
彼女が大切に飼っていたペットは犬が一匹と猫が二匹。ダックスフントとシャムネコだったそうだ。犬は首輪を外して動けるようにしてあげ3~4日分の水と餌を与えて避難していたのに、原発事故により帰れなくなり一時帰宅の時に愛犬の死を確認。
その姿は家を守るが如くの姿で本当に申し訳なかったとまた涙した。猫たちはそれ以来姿が見えないと。
彼女は一時帰宅の順番が遠方の人から優先されて近くに避難している人の順番は後になり、震災の4か月後の7月の一時帰宅の順番に納得がいかず、東京電力に電話を入れたが取り合ってくれなかったと怒りをあらわにした。
入居者の数が少なく、ここにあった仮設住宅は解体されて現在、いわき市に作られている仮設住宅に運ばれていると聞いた。
息子さんは宮城県に、ご主人も原発事故復旧の仕事ためにいわき市に住み、彼女は大玉村の仮設住宅に。家庭のコミュニティの崩壊?寸前まで追い詰められた苦しい生活の中で、今でも探し続けている。
この事故さえなければと・・・彼女が泣いたのは、生れたばかりの息子さんの赤ちゃんを思って避難する時に、犬と猫の計三匹を車に乗せられなかった事と、原発は爆発しないと信じていたからペットたちに「すぐに戻るから待っててね!」と言い残してそれが最後の言葉になった事だった。
あちこちの動物愛護団体様に確認をし探し続けているのだが、彼女の家では付きっきりで面倒を見なければならない重病の方がいて、遠くにある病院に毎日行かねばならず、それがあるから自分で探してあげることが出来ないとまた涙。
彼女が涙するとかみさんも一緒に泣いていたが、彼女の涙をどうやったら止められるだろうか?愛情も深く責任感も強い人なのだろう。今まで慟哭の涙をどれだけ押して殺し泣いただろうか?僕は黙って聞いてあげることしか出来なかった。
彼女は今年の始めに看病疲れとストレスで倒れ、救急車で運ばれ自分も病気になり苦しんでいる。何故今までかみさんに言ってくれなかったのか?と問い詰めたら、顔つきまで変えた激やせの身体と折れた心を見せたくなかったからだと・・・
一人で暮らし誰にも胸の内を明かすことも出来ず、疲労で倒れるまでたった一人で看病しなければならなかった状況がどれだけ苦しかったか。僕は苦しい思いをしている人の生の話を聞き、身が引き締まる思いだった。少しでも力になってあげたい・・・
この町にある唯一の大型ショッピングセンター。
ショッピングセンター内のラーメン屋さんで遅い昼ご飯を3人で。彼女は病気のためか?半分しか食べられなかったが、ここの鶏ガラスープで作った中華そばは美味しかった。
僕も重病の方の付添いをお手伝いをしたことがあるから分かるけれど、家に重病の方がいると家族の人は本当に大変である。彼女の家では大地震。大津波。原発事故。そしてペットの死と行方不明。家族と離れ離れの生活。
三重苦どころか、それ以上の苦しみの中一人誰にも言えず戦って来た。一人でいてどんなに辛かっただろう。いつも自分を癒してくれたペットたちにどれだけ会いたいだろうか。
彼女は、この事故さえなければ家族みんなで暮らせたはずだ。倒れて病気になることもなかっただろう。原発事故が本当に憎い!
この事故さえなければ多くのペットの命も失わずにすんだ。多くの動物たちの命も。たくさんの人々に多くの苦しみも与えた国よ全国の電力会社よ!いい加減に原発を止めろ!僕らの双葉郡を事故前の姿に戻してくれ!
今日はどうしても彼女の事を書こうと思いました。いや、書かずにいられませんでした。原発事故は収束なんかしていません。まだまだたくさんの被災者が苦しんでいます。原発事故が僕たちのすべてを奪っていきました。みなさん、原発再稼働反対に協力して下さい。
します。UKC JAPAN,滋賀のエンジェルズへボランティアに行きました。原発事故でどれだけの方が住む家を追われたことか、普通の生活ができなくなったことか、多くの
動物の命が犠牲になったことか・・・。それを無視して原発再稼動とは怒りを感じずにはいられません。
これから寒くなるので体調にはくれぐれも気をつけて下さい。東京より応援してます。
そして今、行方不明になっているシャムネコたちに逢わせてあげたいです。震災の後、多くの動物保護団体が現地に入り犬や猫たちを保護しているのでネットを使って写真を公開してはどうでしょうか。 そうすれば何か情報が集まるかも。
シャムネコたちが見つかることを心から祈っています。
ときぶーさん、原発が憎いですね。
地震は自然現象で起こるから如何することも出来ないけど原発は違う。
原発事故が起こった今、多くの人達が犠牲者になったのが解らないのかと政治家や官僚に言ってもその声を無視している。
まだ人間の作るものは大丈夫だ、安全だ、事故なんてない。
そう思い込んでいるバカな日本政府にあきれています。すべての原発を廃炉にするまで頑張りましょう。
ときぶーさん、まだまだ書きたいことが有りますがやめておきます。
ときぶーさん、奥様や友人の方たちへ。
これから段々と寒さが厳しくなりますお体をご慈愛くださいませ。 お大事に。
経済学者で
千葉商科大学名誉学長、
慶応義塾大学名誉教授、
加藤寛氏が述べられたことが紹介されています。
「太陽光や風力、地熱、バイオマスなどの発電技術、LED、エコキュート、スマートグリッドなどの節電技術、さらには蓄電器などの蓄積技術などにより、電力の技術革新も急速に進み、地産地消や新たな配送方法が発達することが予想されます。こうした技術革新の中で、そもそも、原発に依存したこれまでの巨大電力会社体制も、近い将来は、時代遅れになり、恐竜のように消滅すると思われます。
このまま「古い電力である」原発を再稼働しても、決して日本経済は活性化しません。むしろ脱原発に舵を切れば経済の拡大要因になる。中小企業などものづくり企業の活躍の機会が増える。新しい時代の展望が開ければ新しい経済が生まれる。脱原発は新産業の幕開けをもたらし景気や雇用の拡大になる。経団連が雇用減少というが、脱原発は雇用拡大です。
その意味でも、ただちに原発をゼロにすべきです。そしてかつての国鉄改革のように、電力の独占体制にメスを入れて、発送配電分離はもちろん、官庁の許認可に頼らない、真の自由化を実現し、国民の手に安全な電気を取り戻し、日本経済の活性化を実現しましょう。」
日本はさっさと脱原発に舵を切り、新エネルギーの分野で、職を失った人たちの雇用を生み出せばよいのにと思います。
希望の牧場の吉沢さんが、ある種のサトウキビからエネルギーを取り出す方向へ進んで行こうとされていますね。皆で新エネルギーを開発できたら!と思います。
新エネルギーが、失われた命への鎮魂となってほしい。現在の苦しみを乗り切る希望となってほしい。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33497
小野善康「脱原発は今最も効果の大きい経済政策」
http://ro69.jp/product/magazine/detail/73308
金子勝「脱原発成長論」
http://www.amazon.co.jp/dp/4480864148/ref=cm_sw_r_tw_dp_QwYKqb0YV309Q
ワンちゃんのご冥福を心よりお祈りし、二匹の猫ちゃんがどこかに保護されていますよう切に祈ります。
希望を捨てないで。
東京もんが何を言うかと思われるかもしれません。
明日は我が身です。
他人事ではありません。
松村さん宛に僅かですが食品をゆうパックで送りました。
宜しくお伝えください。
彼らは自分達の責任と絶対に認めないでしょうが…
未だに原発事故が収束していないことは、みんなわかっていると思います。
まだ自分の家に帰れないじゃないですか。
全員が元通りの場所で安心して暮らせるようになって、初めて収束宣言が出せるのですから。
原発事故のためにどれだけの命が犠牲になっているのか…
人間だけでなく、犬も猫も牛も豚も…野生に生きる動物達もみんな犠牲になってますよ。
すべて原発を推進してきた国に責任があるはずです。
国民を騙し、今また被災地の現実を隠蔽しています。
私は絶対にだまされません。
事故が起きた福島だけでなく、原発のある地域でも異変は起きてます。
それもすべて隠蔽しています。
今回の福島の事故は、福島だけの問題じゃないです。
日本…いえ世界中の問題でもあるのです。
必ず原発の全廃を!と願ってます。
必ず全廃にしましょう。
少しずつですが、福島のために協力していきます。
ご友人もときぶーさんも、今頑張っている皆様、どうかお身体御自愛ください。