こんなシステムが有ったら～

　きのう、会社帰りにリハビリに行きました。
夕方のことで、愛犬を連れてのお散歩に出会います。
まだそんな姿が正視出来ない私です。
フッと思いました。何が心残りかと言うと、弱っていたキャビンを抱きしめてやれない
まま死なせてしまったことでした。
抱きたいと言うと主人から　「抱っこはキャビンにとって辛いかも知れんぞ～」
そう言われ、づっと我慢していました。
だからもう一度だけで良い、キャビンの暖かくて柔らかな体を思い切り
ギュウ～　って抱きしめたい！

　親でも姉妹でも友人でもペットでも、望めば最後にもう一度だけ逢えるシステムだったら～
話なんか出来なくても良い、抱きしめたり抱きしめてもらえたり出来たら
言葉は交わさなくても、きっと沢山の思いが通じて
人間の悲しみの深さは、もう少し変わるんじゃないだろうか？

　夜、主人が帰って来たので、
「ねえ～そう思わない？」　と言ってみました。
でも案の定　「え？そんなん一緒やでぇ～」
と、にべも無い返事。。。。。。
Ｂ型人間の主人は何時も夢が無い～

　本当にそんなシステムだったら、人間では一人だけ逢いたい人が居る。
それからキャビン。　まだ両親も姉妹も健在の私には、その二つが叶ったらどんなに良いだろうと思う。
もし、一つ叶うごとに一年寿命が縮んでも良いかも知れない。

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