〔 架構は、柱と梁で組んだ構造を意味する用語。
柱と梁のラーメン構造をつくるとき、
「架構を組む」といういいかたもします。
架構を単に「構造」ともいう。〕
専門書を読んでいたら 上のような説明が登場したので 《構》 という字の
意味を あらためて調べてみたりしました
<かまえる。組み立てる。しくみ。> という意をもつものだ というようなこと
が示されていました
設備系の学習では 文字の羅列だけの教材等では ナカナカ 手ごわすぎる
と思われます
自身は ビル管理的な業務にも 少しばかり関わらせていただいた経験があり
その折 設備系の知識を持たせていただいたこともあったり 一応 機械系の
学校を出ていることなどのこともあり(勉強はいい加減でしたが)苦手意識は
ない
のですが
それにしても サマザマナ知識を追いかけることはタイヘンなことがあります
例えば 本日の マンション管理士過去問題に 登場の Uカットシール ・
外壁複合回収構工法(ピンネット工法)などということ等 例えばUチューブ
を利用しているのなら そのような言葉で検索してみると おおよそのことを
眺められることがあったりするので 知識の積み重ねに 少しでも有効な参考
になることもあるだろうと思われます
学習書を読んでいても 参考映像を眺めていても 独特の工事用語など登場
してしまうタイヘンな設備系範囲への挑戦ですが 時間があるようでしたら
試してみてください
(私事で恐縮ですが
自身も 業務上での知識獲得の一助として イロイロと参照させていただ
くことがあります 文字物で説明していることを動画面等でみさせてい
ただくことで ナントカ 理解ができたりすることがあります)
ということで 平成29年度(2017年度)
〔問 38〕
マンションの外壁の補修工事に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1
外壁パネル等の目地のシーリング材の補修は、既存のシーリング材を除去して
新規のシーリング材を施工するシーリング再充填工法(打替え工法)が一般的
である。
2
モルタル塗り仕上げ部分に発生している幅が1.0mmを超えるひび割れで、ひび
割れ幅が変動する場合の補修は、Uカットシール材充填工法とし、充填材にシー
リング材を用いるのが一般的である。
3
外壁複合改修構工法(ピンネット工法)は、既存のタイルやモルタル等の仕上
げ層を撤去せずに、アンカーピンによる仕上げ層の剝落防止と繊維ネットによ
る既存仕上げ層の一体化により安全性を確保する工法である。
4
コンクリート部分に発生しているひび割れの補修工事で樹脂注入工法を行う場合、
注入する圧力は、樹脂を行き渡らせるために、できるだけ高圧とすることが一般
的である。
適切でないのは 4 です
1 について
既存シーリング材を除去して シーリング材を再度充填する工法であるシーリング
再充填工法は 外壁パネル等の目地のシーリング材の補修方法として 最も一般的
な工法である
2 について
Uカットシール材充填工法とは ひび割れに沿ってU字形にカットしてその部分に
補修材を充填する工法であり ひび割れ幅が1ミリメートルを超えその幅が変動す
るおそれのある場合の補修では Uカットシール材充填工法とし充填材にシーリン
グ材を使用するのが一般的
3 について
外壁複合改修構工法(ピンネット工法)とは 既存のタイルやモルタル等の仕上げ
層の外側に これと一体化した 剥落防止層(繊維ネットと透明樹脂・ポリマーセ
メントモルタル等によって形成)を施工して さらに既存仕上げ層と剥落防止層を
アンカーピンで固定して施工範囲全体の剥落を防止する工法
4 について
樹脂注入工法は エポキシ樹脂などの注入材を注入器具を使用してひび割れ深部ま
で充填させる工法
高速高圧での注入では ひび割れを広げてしまったり ひび割れ部の隅々まで樹脂が
行き届かなかったりすることがあるので 注入するときの圧力は低圧で 低速で と
するのが一般的
ということで 本問でも タッタ ? 四個の肢に 10個ほどの専門用語が登場して
いるようにも見えます
以下は 未受験か少数回受験の学習期間が短い あるいは独習者さんを想定してのことで
サマザマな国家試験資格保持者さんなどにとってのマンション管理士試験受験者の方には
無用の記事で 読み飛ばすまでもないことです ので
どうぞ また お訪ねくだされば サイワイ です
さて ということですが・・・
設備系は 〔試験直前に マトメテ ナントカ済ます〕 手法で乗り切ろうとお考えの
受験者さんも多いのでは ? と思われますが・・・
どうせ忘れてしまうのだから
と考えての 直前集中学習ノミで済ます ということも イチかバチか みたいなことにな
ってしまう虞があるので できれば おおよそとにかく理解できた状態を一度は設けて
おくべきなのでは と 考えます(たとえ忘れてしまっているだろう とのことであって
も 理解はできたことなのだ と思えることは 受験上の力になるだろうと思うので)
そうであるので
たとえ ホトンド 忘れるのだから との思いが強くあるとしても とにかく理解は
できていた時期をもっているのと そうではないのとでは
直前 学習深度に 大きな差ができるのでは と考えられるので 工夫して できる
限り 学習スケジュール に ポツン ポツン でも好いと思われるので設備系も眺
めておくように が 良策のような気がしています
(過去問中心で好いの
では ・・
というより それ以上の効率的学習は ヤハリ 相手は膨大 ともいえる強敵なので
みつけられないのでは と 考えるのですが 皆さんは いかがですか ?)
その他の 特に 法律系範囲は 過去問だけでの学習ではナカナカタイヘンで 基礎力
を基本書でジックリ育てるという気構えでないとすると 合格へは遠回りになるのでは
という危惧を 経験上 自身は持っています が・・・どうでしょうか ?
当然のことですが 各人の思いをタイセツに 努める ということにつきるとは思います
が
長々と スミマセン
体調にお気をつけられますよう