自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の小説の執筆状況と9作目の『小説歌謡詞』(小川洋子作品)(巨人戦)

2010-02-03 16:16:18 | 小説

 今日は。

 昨日は東京にも積雪がみられ、1年ぶりの白雪でした。本日(3日)は低温室に居るような朝の冷たさです。

 政治面では、小沢幹事長の収支報告書への不記載の関与や政治団体の億単位の金の出入りなどについて、地検がどの程度の物的証拠を握っているかが焦点ですね。鳩山政権は不況対策を早く実施して欲しいです。先程、夕方のニュースで不記載の関与は不起訴になったそうですが、秘書3人は起訴方針との事。監督責任、道義的責任はありますよね。

 経済面では、世界一の売り上げと品質のトヨタがブレーキ周りの不具合で数百万台のリコールとの事。早急な手立てをして、再び牽引車になって貰いたいです。

 社会面では、女性による結婚詐欺事件があり、男が貢いだ挙句殺されるとは・・。友人などに話していれば、大金をせびる女は危ないと気付いたかも・・。何しろ夢中になると当人の観察力は鈍るので。

 スポーツ面では、大相撲界が騒がしいですね。立浪一門から破門処分の貴乃花親方が劣勢を跳ね返しての新理事。一門の締め付けを破って安治川親方が退職覚悟で、角界の改革を若い貴乃花親方に託したと告白したとの事。いくら年寄株を借りて親方になっていたとしても、生活基盤を失くしてまでは、自分には出来ないと思った。勇気ある安治川親方への暖かい支援がある事を願っています。

また、初場所中に横綱朝青龍が一般人を殴って鼻骨を折ったとか、示談だとか、被害者があれは嘘だっただとか情報が二転三転していますね。協会で真相を究明すべきですよ。

 10日後位に迫った冬季オリンピック。人気者の高木美帆さんが心配です。マスメディアに追い掛けられて、ペースを乱さなければ良いのですが。普段通りの成績を願っています。

野球はいよいよキャンプインし、相変わらず西武の雄星投手が話題の中心ですね。巨人の高木投手、長野選手、高橋由伸選手の動向に注目です。投手陣、外野陣の争いが見物ですよ。今年からキャプテンは内海投手だそうで、先ず自ら手本を示さなければいけません。

 さて、小説の執筆状況ですが、仮題『カメレオン人生』は100枚を書き終え、あと50枚位です。

 次に、小川洋子氏の短編集『海』(新潮社、2006年)の感想を一言述べたいと思います。

前回読んだ『完璧な病室』のような粘着質な文体かなと思ったら、7作品中1つだけで意外でした。それは『バタフライ和文タイプ事務所』で、主人公はタイピストで近くの大学の医学部大学院生の原稿を打っていますが、広い活字盤の中から生殖器に関する活字を探し、レバーを押し付ける。活字が磨耗すると、活字管理人の所で交換しますが、その字から連想、妄想していますよ。

『風薫るウィーンの旅六日間』は面白かったです。ヒョンなことから、未亡人のお供をすることになった主人公。未亡人は若い頃、ハム製造工場に勤務していた時に技術指導にやってきたドイツ人と恋仲になり、帰国した後迎えに来ると・・。歳月が流れ、彼は死が近付いてきたら知らせて欲しいリストに昔の恋人の名前と会社の住所を書いていた由。病院で見た彼は意識があるかは不明で、衰えていて、滞在中毎日付き添い、手や頬をさすった。最後にどんでん返しの面白さがありましたよ。他の作品も一ひねりされていました。

 最後に『小説歌謡詞』をしたためますが、その前に歌で思い出しました。

今年の自治会の新年会では、カラオケで細川たかしさんの『浪花節だよ人生は』を音程は無視し、情感とリズム感で歌い上げました。最後の『浪花節だよ 女の 女のー 人生はー』の所を『浪花節だよ 男の 男のー 人生はー』に置き換え、男の人達に発破を掛けました。前奏、間奏の時に、『火事の無い、交通事故の無い、犯罪の無い、3無いの町作りに共に頑張りましょう』などのコメントを入れ、一体感を醸し出しました。持ち歌は三曲で、『浪花節だよ人生は』『矢切の渡し』『北国の春』です。以前書いたと思いますが、中国に研修部長で赴任した時に、医者の接待に歌は必要なコミニュケーションの一つと考え、カラオケテープを持参し、特訓しました。『北国の春』は丁度流行中で中国語でも覚え、医師と肩を組みながら歌いましたよ。余りにレパートリーが少ないので、来年に向け、『若い二人』(北原謙二さん)と『津軽海峡冬景色』(石川さゆりさん)を通販で入荷しましたので、日曜日に歌い込みます。1年がかりと笑うなかれ! 小林幸子さんは紅白歌合戦が終わった翌日から翌年の衣装を考え、製作するそうです。ひょっとして次回は出場は無いかも知れないのにです。また、東大受験で有名な私立開成高校の各クラスは運動会の出し物1点を1年掛けてじっくり練り上げ、実施するそうで、見物客に好評との事。一つ事をまっしぐらも重要かも。

 

 それでは、次の9作目の『小説歌謡詞』を勝手に節を付けて唸って下さいね。

        

       赤 い 笹 舟 ( 戦争シリーズ ① )

                   七七五調

   一. わめく老婆の   肩を抱き締め   地下倉庫

      兄だ夫と      しゃれこうべ    撫で回す

      南京消印      葉書を残し     白木の箱

      石ころ一つに    涙が涸れて    幾星霜

      アーアー   二人を抱き   故国に帰るわ   今直ぐに

  

  二. 公開処刑       農夫の兄さん   連れ合いが

      勝利に酔う      日本軍を     襲ったと

      無実の罪を      日本語使い   訴えた

      問答無用と      刃がうなる    落ちた首

      アーアー   われ生かされて   恨み百倍   日本人

 

   三. 老婆の孫       通訳うまし    思い出す

      日語を学び      日系会社     受かったの

      派遣社員の      技術者と     恋に落ち

      子宝得たが      中日戦争     生き別れ

      アーアー   幼馴染に   秘密を隠し   嫁いだわ

   

   四. 老婆の夫と      軍刀姿       写真に

      この姿正に       処刑人なり    胸の内

      今は婚家去り     娘と孫に      包まれて

      幸せ花咲く       副館長       波風なし

      アーアー   伝えるべきか   娘の父親   心揺れる

   

   五. 内科医の        展示ボランティア  口開く

      日本人の        残留孤児と     声高く

      戻った館長       伯父も殺された  だけれども

      隣国同士        友好目指し     前向きに

      アーアー   記念の撮影   夕陽を浴びて   にこやかに      

 


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