自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の小説の執筆状況と5作目の『小説歌謡詞』(藤沢周氏)(巨人戦)

2009-12-01 22:27:48 | 小説

 今日は。

 今日の東京はニコニコ太陽が拝めて、少し暖かです。洗濯物も良く乾きました。

 鳩山政権は、故人献金、JAL、米軍基地、事業仕分け、予算成立などの問題が山積しています。年末に掛けての雇用、景気対策も重要です。専門家の英知を集め、しっかりした舵取りをお願いします。

 今朝の朝日の紙面で嬉しいニュースが目に入りました。一つはノルウエーで浸透圧発電が開始されたとの事です。半透膜を境に塩水と淡水を入れると、淡水が塩水側に取り込まれ、圧が高くなった塩水の流れでタービンが回転して発電するものだそうです。長所は塩水はふんだんにある事と風力や太陽光と違って、安定的に得られる。欠点は、半透膜の効率が悪く、広い場所が必要で、良効率の半透膜の開発が必要。また、水中の異物を取り除く際にエネルギーを消費してしまう。現在の出力は家庭用太陽光発電装置とほぼ同じ2~4キロワットと小さいが、今後規模を拡大する由。

 もう一つは生島研究員らの東大チームが、脳腫瘍の中で難治度の高い膠芽腫の幹細胞を維持するたんぱく質『TGF-β』を突き止めたとの事。患者の膠芽腫の幹細胞群をマウスの脳に移植すると、脳腫瘍が増殖し30日で死亡。このたんぱく質を薬剤で働かないようにした幹細胞群を移植すると、腫瘍の増殖が抑えられ、3倍以上長く生き続けたと言う。患者に投与してこのたんぱく質の活性を抑制したり、殺したりする薬剤の開発が待たれます。

脳腫瘍で鮮明に思い出すのは、学生時代の夏休みに伊豆に海水浴に行く途中、友人の家で一休みした時、彼の兄上が脳腫瘍で寝たきりなんだと聞き、どんな思いでベッドに横たわっているのかと考えた。普通でいる事がどんなに幸せであるかと痛感した。医学の進歩や制癌剤の開発が早くなされ、有効な癌治療の出現を願ったものだ。また、妹の入院先の隣室で、春休みに手から箸を落とし、脳腫瘍が見付かった高校生がいた。しかし、その部位は脳幹で手術不可。一ヵ月後に亡くなった。更に、元気一杯だった会社の美人管理職が脳腫瘍でこの世を去ったと退職後に聞き、命の儚さ(はかなさ)を知った。儚いからこそ、健康に留意しながら、自分の夢に向かってこれでいいのかと日々自問自答しながら過ごしたいと思った。

 スポーツ界では、横綱白鳳が12回目の優勝を飾りましたが、大関陣以下と日本人力士の一層の奮起を期待します。ゴルフの横峯さくらさんが初めての賞金王になり、お芽出度う御座います。石川遼君も最終戦で賞金王を狙っています。野球はストーブリーグで、来期年俸の騰落や残留・解雇など悲喜こもごもですね。巨人の選手は日本一の実績で大幅な年俸アップです。高橋由伸選手は腰部手術でほとんど試合に出ませんが現状維持の高額で驚きました、実力の世界なのにと・・。過去の実績と今後の期待を含めての査定だったのでしょうか。来期はそれに答えましょう。億単位のお金が飛び交い、庶民には縁遠いですね。大多数の選手は四苦八苦しているのでしょう。また、スポーツ選手は不振や怪我で選手生命が絶たれる危険が常にはらんでいます。途中からの第二の人生はしんどいでしょうね。

 さて、小説『花風に魅せられて』は原稿用紙100枚分を脱稿し、今1週間寝かせています。

内容を一口紹介します。未熟児だった息子を鍛えるためと口煩い母親から逃げ出すために、サイクリングを始めた主人公が息子の能力に気付く。息子が競輪選手としての花を咲かせてゆくが・・。一心同体となった親子鷹の絆と嫁との互いの気遣いとは・・。そして孫の出生の秘密とは・・・。

現在は、仮題『カメレオン人生』の構想を練っています。

 先日、図書館で人気作家村上春樹氏の棚を見たら小説は無く、レビュー的なものが3冊あるだけです。貸し出し本が多いのかも。大分前に、古本屋で彼の『ノルウェーの森』を買って読んだので、最近作はどんな感じか知りたかったのです。作家名の見出しに目を走らせ、藤沢周氏の本を借りました。彼は59年に新潟で生まれ、法政大文学部卒。98年に『ブエノスアイレス午前零時』で119回芥川賞受賞。読んだのは『奇蹟のようなこと』(2000年、幻冬舎)で、新潟の高校でギターに狂っていて不良だった時の交友関係を綴っている。名前がカタカナで頭にスウーと入ってこなかった。カタカナが普段馴染みがないせいだと思った。漢字なら白川静漢字博士がおっしゃるように字からイメージが浮かんでくるが・・。しかし、若者、特に不良仲間の軽薄な会話では似合うのかも知れ無いと考え直した。登場人物に私と同姓の『タカギ君』が出てきて笑ってしまった。さすが、文学部出身らしく心理や風景の描写が細かく、私は真似出来ないのでストーリーテラーでゆくしかないと再確認した次第です。これから『陽炎の。』を読みます。

 

 最後に、『小説歌謡詞』の第5作目を活字にしますので、情感を込めて歌い上げて下さい。

        縁(えにし)の環

                (七五調)

   一. 従兄の通夜で     手を合わせ

      見上げる横顔     ハッとする

      別れた女と       棺の声

      酒癖悪く         逃げられた

      後妻育てた       娘らに

      ガーゼの酒が      唇に

      暴れ 暴れまくった   ヤクザな世界

   二. 鉄格子越の       三日月に

      父母想う         波の音

      自慢話が         一つある

      出前蕎麦屋の      女店員

      絡まれいじめ       助け出す

      美人原石         キャバレーに

      共に 共に暮らした   バラ色の世界

   三. あなたの面影       瓜二つ

      癌で亡くなり        婚約者

      薬学生の          心の傷

      あなたの姉が        貰われて

      医者の娘に         成長し

      不思議な縁         同級生

      共に 共に学んだ     儚い世界

   四. 見初めた僕が       プロポーズ

       娘と同時に        式挙げる

       招待状の         ママさんが

       夫殺しを          懺悔する

       親と娘に          産声が

       娘は親の          心知る

       本音 本音が言えた   メールの世界

       


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