「ダヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」に続くダン・ブラウンのシリーズ最新作「インフェルノ」、秋に公開ですね。
ひとつ前の「ロスト・シンボル」は映画化されないんでしょうかね。 主な舞台になる場所が場所だけに(ワシントン・DC)撮影は難しいだろうとは思いましたが。
でも「天使と悪魔」ではバチカンの内部までセットで作っちゃったわけですから不可能とは言えませんよね・・・
それはさておき、今回の「インフェルノ」の大きなモチーフは ダンテの「神曲」地獄編。
ダンテを読んだことはありませんが、難解なイメージしかない作品をこうしてエンタテインメントの世界で紐解いて見せてもらえるのはありがたいことです。
それでも難しい部分は飛ばし読みして・・・ミステリーとして面白く読めました。
舞台になっている場所はフィレンツェ、ベネチア、そして・・違う国のあの地下神殿は早く映像で見てみたいですね~~・・・もうそういう遠い所へ「行ってみたい」とは思わない・・若くて元気なうちに行っておけば良かったな~ 映画もたぶん刺激が強すぎるからテレビで観るに限ります
ダン・ブラウンの、 ロバート・ラングドン教授シリーズ 第3弾 「ロストシンボル」、やっと文庫になって本屋さんに積んであったので即購入しました。
なかなか読む時間がなくて全然進みません。 でもいいんです。 映画が公開されるまでに読み終われば。
映画化は決まっているものの、まだキャストも何も決定してはいないみたいですね・・・
もう読んだ方いらっしゃいましたら、中身教えないでね
今まで格闘技というものに興味がなくて、 須藤元気さん と言っても 有名な格闘家だったことくらいしか知らなかったのですが、
先日なにげなく見ていた 9.11後のアメリカで人々の心の変化などを考えるドキュメンタリ番組で
須藤元気さんが実際にアメリカのあちこちを旅してあらゆる立場の人に話を聞く というもので、
番組を見ただけですっかり彼の魅力的な人柄に惹かれてしまいました。
格闘技だけでなく音楽やダンスパフォーマンスなど 多芸多才で、あの風貌からちょっと想像できないような思慮深い勉強家なのですね。
本も沢山書いていたのですね
何より好感が持てたのは
彼の話し方が、アメリカの大学を出たらしいので難しい英語も話せるのでしょうが 彼はどんな人に対しても決して話せるぶらないというか、教科書的ですがたいへん丁寧な言葉を話していたと思います。 だから聞き取れるんですが。
2007年にベストセラーになったという本を買ってみて電車の中で読んでいたら面白くて、降りる駅を乗り過ごしそうになってしまいました。
“スピリチュアル” ということは 彼によれば、 いかに集中力を高めるか、 いかに人生を楽しくhappyに過ごすか
というようなことなんですね
素敵な名言も沢山出てきて全部紹介したいくらいなんですが
あえて私が気に入った一つ
『 一人と孤独。 前者は自分を高め、後者は精神を衰退させる。
沈黙の力を感じれば、沈黙から答えが生まれてくる』
沈黙しなくても、 一人でいる時間が貴重だってことに気付いたのは私なんか最近かも。
まだ遅くないですよね。 私も精神を高めよう・・ 一人で韓ドラを見ながら。
あ、でも本当に 瞑想することが地球を救うことにも繋がるそうです。
瞑想 とは黙って目を閉じるわけではなく、
何かに集中して心のざわめきから解き放される時を作る ことなんですって。
『前世への冒険』 森下典子 著 (光文社知恵の森文庫)
輪廻転生 ・・・ 人は何度でも生まれ変わる って信じますか?
信じないと言う人も、 たとえば
昔からなぜか好きな場所、 好きな国、
小さい頃からなぜか好きな趣味、
初めて来たのに “ここに来たことがある” と感じる場所、
そんな経験ありませんか?
もしもそれが あなたの前世と関わる記憶だったとしたら?
著者の森下さんは、非常に現実的な人で そういうことを一切信じたことがなかったんだそうです。
それがある時 依頼された仕事で自分の前世を見てもらうことになり、
過去に何人も生まれ変わっているうちの一人は、イタリアルネッサンス時代の彫刻家であると言われ、 信じないままその彫刻家について調査していくうちに驚くべき事実と、偶然とは思えない出会いとの迷宮に引き込まれていく・・
フィレンツェを舞台に通訳の男性と一緒に謎解きの旅をするとは、ダン・ブラウンの小説のようでもありますが
これはフィクションではないのです。 森下さんが現実に体験したことだけ書いてあるのです。
面白くて一気に読んでしまいました。
テレビドラマ化されて24日に放送されるそうなので、見てからまた読み直すつもりです。
前世を信じない人も、信じたくなってしまうと思いますよ。
歴史的にも、知的好奇心を刺激されるだけでなく イタリアルネッサンスの知られざる陰の部分、
ダヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェッリなどだけではない無数の芸術家や思想家が存在したこと、 その息遣いまで感じられそうな旅なのです。
『いのちと放射能』 柳澤桂子 著 ちくま文庫
目が疲れやすいのを言い訳に ほとんど本を読んでいない私ですが、この本は文庫なのに字が大きくてすぐ読めてしまいます。
放射能について、
生命の起源から遡って できる限りわかりやすく理解してもらおうとする著者の努力が伝わってきます。
放射能の何が恐いのか
どう恐れるべきなのか、 そもそもなぜわかりにくいものなのかが理解できました。
放射能に限らず、恐いものにはまず “敵を知る”ことでしょうか。
生命科学者として先天異常の研究で功績を上げながら、 そして家庭を持ちながら、 そして長年 難病に苦しんだ壮絶な人生体験で知られている柳澤桂子さんならではの、
優しさに満ちた 生命全体への倫理感、 そして、永田文夫氏の解説にもありますが 読み終わった時すっきりとした爽快さも感じるのです。
しかし現実は慄然とすること・・・ 本の中で、私たちがエネルギーを使い過ぎる生活を改めるべきと 著者はあらゆる警告を発していますが、
それは現在 誰もが意識せざるを得なくなっていることばかり(節電など)で耳新しいことではないのですが、
この本はもともと、25年前のチェルノブイリ原発事故を受けて書かれたものだという事実です。
最近ではなく、ましてや震災以前に日本で過去最悪と言われたJCOの事故より 以前に書かれたことだったのです。
未来の人たちへ 少しでもきれいな環境を渡すために・・ 遅すぎたと言われないようにしないといけませんね・・